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介護業界で働く先輩にインタビュー「意思が通じる瞬間の喜び」
Contents(目次) 特別養護老人ホームとは? 【インタビュー】特別養護老人ホーム 晴風苑 施設長 河野知子さん 事業者情報 介護老人福祉施設 特別養護老人ホームとは? 今回は、かいチャレに参加いただいている事業所である小平市の特別養護老人ホーム 晴風苑様にお伺いして、いろいろなお話をお聞きすることができました。この記事を読んでいただいている方の大半の方は、「老人ホーム」ということばには馴染みがあっても、それぞれの施設がどういった役割を持っているかを把握している方は少ないのではないでしょうか。 今回は、特別養護老人ホームのサービスについて見ていきたいと思います。 特別養護老人ホームの特徴として、まず挙げられるのは民間施設ではなく公的施設であるということです。主に地方公共団体や、都道府県知事等の認可を得て設立された社会福祉法人になります。 民間ではなく公的施設のため、利用するための費用も比較的安価にサービスを受けることができます。特別養護老人ホームのサービスは、65歳以上の方で、身体や精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅での介護が難しいという判断がされた方が対象となります。 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、入所者が可能な限り在宅復帰できることを念頭に、常に介護が必要な方の入所を受け入れ、入浴や食事などの日常生活上の支援や、機能訓練、療養上の世話などを提供します。介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、入所者の意思や人格を尊重し、常に入所者の立場に立ってサービスを提供することとされています。※ 厚生労働省 介護サービス情報公表システムより抜粋 さらに、特別養護老人ホームは、要介護3以上の方(要支援1・2の人は利用できない)が基本的には対象となります。(要支援1〜2、要介護1〜5の認定の目安の説明は次回以降のブログで書いていきますが、簡単に要支援の状態と、要介護の状態にも触れておきたいと思います。) 「要介護状態」とは 身体上又は精神上の障害があるために、入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部又は一部について、厚生労働省令で定める期間にわたり継続して、常時介護を要すると見込まれる状態であって、その介護の必要の程度に応じて厚生労働省令で定める区分(要介護状態区分)のいずれかに該当するもの(要支援状態に該当するものを除く。)をいう。※厚生労働省令で定める期間 : 原則6ヶ月 「要支援状態」とは 身体上若しくは精神上の障害があるために入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部若しくは一部について厚生労働省令で定める期間にわたり継続して常時介護を要する状態の軽減若しくは悪化の防止に特に資する支援を要すると見込まれ、又は身体上若しくは精神上の障害があるために厚生労働省令で定める期間にわたり継続して日常生活を営むのに支障があると見込まれる状態であって、支援の必要の程度に応じて厚生労働省令で定める区分(要支援状態区分)のいずれかに該当するものをいう。※厚生労働省令で定める期間 : 原則6ヶ月 また、特別養護老人ホームでは、主な人員の配置の基準が決まっており、施設長、医師、介護職員、看護職員、生活相談員、機能訓練指導員、介護支援専門員、栄養士、ユニットリーダーなどの専門的な知識を有する方々によって施設利用者の日常の生活をサポートしています。 ちなみに、晴風苑 施設長の河野さんのインタビューの中にも出てきますが、特別養護老人ホームの居室はユニット型(10人程度のユニットごとに共有スペースあるタイプ)と従来型多床室(数人ごとに相部屋として使用できるタイプ)があります。 【インタビュー】特別養護老人ホーム 晴風苑 施設長 河野知子さん かいチャレスタッフ:晴風苑に勤められて何年ぐらいになるのかということと、介護業界を目指したきっかけを教えていただけますでしょうか。 河野 : そうですね。介護のお仕事をしたいという方は一定数はいらっしゃるので、声を掛けていますと、ポツポツは来るんです。けれど、人が辞めることになったタイミングで求人を出したからといって、すぐに来るというようなことは少ないと思います。 かいチャレスタッフ : ちなみに、求人をかけて応募して来る方は、未経験者と経験者ではどちらが多いのでしょうか。 河野 : 欲を言えば、介護ってどういうお仕事だろうという下調べですとか、介護というと介護保険がおそらく皆さん一般の方でもよく聞くと思うので、「介護保険がどういうものだろう」「特別養護老人ホームって何だろうか」という事は調べていただけるといいかなとは思います。 ただ、やはり介護のお仕事は、幅が広く、いろんな業種があります。業種によって全くやることが変わってくるので、そのイメージをどれぐらい持っているのかどうかは、採用するときに気になるところではあります。 かいチャレスタッフ : 実際に、晴風苑で未経験からスタートした方もいらっしゃるのでしょうか。 河野 : 概ね半年ぐらいは掛かると思います。ただ、その人の持っている基本的な能力にもよるんですよね。理解が早い人は、3ヶ月ぐらいで、ある程度の仕事を一人でこなせるようになれますし、理解があまり早くない方ですと最低でも半年ぐらいかかってしまいます。私達の今までの経験からお話すると、3ヶ月程度で概ね仕事を覚え、4ヶ月目で夜勤を始めて、5ヶ月目で独り立ちといった流れになると思います。 あと、コミュニケーションは大事です。職員同士のコミュニケーションももちろんそうなんですけど、やはり利用者様とのコミュニケーションが図れないと、やっぱりこの仕事も難しいです。人とコミュニケーションを取ることに長けている方はやはりひとり立ちが早い印象はあります。 介護資格の取得のタイミング かいチャレスタッフ : 介護の仕事がはじまる前に資格の取得が必要なのかと考えている方も中にはいらっしゃるようですが、そのあたりをお伺いしてもよろしいでしょうか。 河野 : 実は、ほとんどの方が介護福祉士を目指しています。未経験からスタートして初任者研修だけ受けて入った職員が2名いるのですが、二人とも来年の1月に試験を受けますということなので、やはり介護福祉士の資格を取りたいという人の方が圧倒的に多いですね。 かいチャレスタッフ : 皆さんが介護福祉士という難易度の高い資格の取得を目指される理由は何でしょう。 河野 : 意外と特別養護老人ホームの人ってずっと「介護職のままでいいです」という人が多いんです。中にはケアマネージャーの資格を取って、外の世界に出てみたいという子たちもいますが、施設のカラーもあるのかもしれませんけど、ケアマネージャーや相談員だから特別に何か、といったことがあんまりないんです。 相談員たちも現場から上がっていた方達が多くて、わりと現場で一緒になって介護したり話をすることがお好きな方たちで、私たちの上なんだという意識ではないと思うんです。上を目指すというよりは、ケアマネージャーになると施設でローテーションで働かなくても日勤だけの仕事に就けるとか、そういった意味合いで目指す方はいらっしゃいます。 けれど、施設内で目指す所って実はあまりないんです。晴風苑はユニット型なので、ユニットリーダーを目指す方はいますけれど、どちらかというと現場にいたいという人が多いです。 かいチャレのインターンシップ制度について かいチャレスタッフ : かいチャレを通して1名の方がインターンシップに参加されて就職に繋がったようで、そのときの印象をお聞かせください。 河野 : 5日間のプログラムでやらせていただきました。1日目は、私の方で座学形式で介護保険の仕組みや特別養護老人ホームという場所についてなど介護の御説明をさせていただきまして、その後ユニットで実際に職員と一緒にご利用者様と関わっていただいたり、お昼の準備のお手伝いをしていただきました。 3・4日目には、他部署の体験ということで相談員やケアマネージャー、機能訓練指導員、そういった他の専門職と実際に関わってもらったあと、先輩職員との交流ということで、未経験でうちに入ってくれた職員と座談会のようにお話をするお時間を作らせてもらいました。5日目には、最後の振り返りということで、率直な御意見や5日間を通して感じたことの質疑応答をさせていただいて終了という流れで行いました。 このプログラムの中で、非常に積極性があるように感じましたし、ご本人様の置かれている状況が介護と全く無縁ではないという状況だったので、すんなりと色んな状況を納得していただくということが多かったです。相談員や他部署との関わりの時には色んな質問をしていただいたみたいで、とても熱心だったと聞いています。 かいチャレスタッフ : 今回のインターンシップ生のように、もっといろいろな方に介護業界の良い部分を知ってもらいたいと思うのですが、河野さんは介護業界のイメージをどう感じられていらっしゃるのでしょうか。 河野 : この言葉遣いが適切かどうかは分かりませんが、たとえば、認知症の方々とお話をしてても会話が成り立たないときがありますが、楽しそうに笑っているのを見て可愛いと私達は思えるんです。それが楽しさに繋がっていると思います。 実は今日、一つのユニットが(ずっとコロナでできなかった)敬老会をやったのですけれど、そういう笑顔を見ると職員が「かわいいね」とつい言ってしまうんです。先輩に対して失礼と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、でも本当にかわいいんですよ。年上の方を敬う前提があるので、そういうことを単純に言ってはいけないといった風潮じゃないといいのになって思ったりはしています。 働いている若い職員たちもかわいいって思うと言っていて、その気持ちは素直に可愛いって表現していいんじゃないのかなと私は思います。 若い世代の職員に対しても、一部の人は、髪の毛を染めることやアクセサリーやネイルはするべきものじゃないと考えている方もいますが、当苑では、髪を染めることも爪が長いと危ないですけれど、きちんと清潔に綺麗な色を塗っていたらネイルも利用者がそれを見て喜びますし、そこを特別扱いすることはないと思います。そういう風潮がやっぱりこう若い人たちが敬遠する一因なのかなと思います。 かいチャレスタッフ : 確かに実際に利用者と接している職員の方々が自然と思っていることを否定する必要性は無いですよね。年上の方であっても「かわいい」と思えることが敬っていないということにはならないように思います。
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異業種からの転職 「介護は夢が持てる仕事です」
Contents(目次) 初任者研修とは 【インタビュー】駒場苑 佐藤 匠さん 受け入れ側の声~駒場苑施設長 坂野 悠己さん 事業者情報 1. 介護職の入門資格ー介護職員初任者研修 介護職員初任者研修『在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修』(厚生労働省より)です。この資格を持つことで、介護職としてさまざまな働き方で活躍することができるようになります。 介護の仕事は大きく分けると、掃除や料理などの「生活支援」と、利用者さんの食事・入浴・排せつなどの日常生活を支援する「身体介護」の2つがあります。介護職員初任者研修を取得することで、この2種類の介護の現場で求められるスキルを身に付けることができます。 資格を取得するには、講義と演習で構成される約130時間の研修受講と、全課程修了後の修了試験に合格することが必要です。130時間の研修のうち通信課程で学習できる時間は40.5時間と決まっているため、通信講座とスクーリングを組み合わせて受講する必要があります。スクーリングは土日のみの講座や短期集中講座、夜間の講座など、働きながら取得できるものもありますので、自分に合うものを選択しましょう。ちなみにスクーリングの回数と取得期間は一般的に下記のように言われています。 週に1回のスクーリングで取得期間は約4ヶ月 週に2回のスクーリングで取得期間は約2ヶ月 週に3回のスクーリングで取得期間は約1ヶ月 受講費用の相場は5万円~10万円です。詳しくは各研修実施校にお問い合わせください。研修実施校により金額は様々ですので、比較・検討してください。また、「かいチャレ」では、説明会に参加されて就労が決まった方には、資格取得講座プレゼント特典が受けられます。詳しく知りたい方はぜひ事務局へお問い合わせください。 2. 【インタビュー】駒場苑 佐藤匠さん 今回訪れたのは1945年から東京駒場で福祉を通して地域を支えてこられた総合ケアセンター駒場苑。ここで半年前、全く畑違いのお仕事から転職された佐藤匠さんにお話を伺いました。 「ここなら楽しく働けるのでは」と見学で直感 かいチャレスタッフ:前職は全く異なる業種とのことですが。 佐藤さん(以下敬省略):はい。建設会社に10年近く勤めていました。そこでの仕事がどうも好きになれなくて。人間関係もギスギスしていました。そこで一旦仕切り直そうと退職したんです。半年くらいアルバイトなどをしながら次の仕事を考えていた時、介護の仕事をしている親戚が「とても評判のいいところがあるよ」と勧めてくれたのが駒場苑です。見学に来て、すぐに入職しました。 かいチャレスタッフ:即決ですか。それはすごいですね。どんなところに惹かれたのですか? 佐藤:雰囲気ですね。利用者さんも穏やかに過ごされていて、職員の方も仲良さそうだなと。利用者さんのことを考えて、皆が協力して働いているのを感じました。それで「ここなら自分も楽しく働けるかもしれない」と、もう直感ですね(笑)。見学したその日に「入りたい」と申し出ました。 大変さはスキルと経験で改善できるものばかり かいチャレスタッフ:その直感は入ってみてどうでしたか? 佐藤:見学した時の印象とあまり変わらず、楽しく働けています。 スタッフ:直感通りですね。今、佐藤さんはどのようなお仕事をされているのですか? 佐藤:利用者さんのサポートが主な仕事です。排泄介助や入浴介助、食事の介護、その他日常生活全般のお手伝いです。 かいチャレスタッフ:働くのが楽しいとのことですが、大変だと思ったことはなかったですか。 佐藤:介護の仕事って、3Kと呼ばれたりしていますよね。「キツイ」「汚い」「危険」で3K。僕もそう思っていたんです。でも、実際に働いてみると、確かに便とか処理したりもしますが、お母さんが赤ちゃんのお世話をするのも同じですよね。赤ちゃんがおばあさん、おじいさんに変わっただけです。2週間もすれば慣れました。介助で腰が痛くなるというのも、痛くならないための技術を身につければダメ―ジはありません。大声をあげたり、暴れたりというのもほとんど無い。それは利用者さんが平穏でいられるように心を配っているという苑の環境によるところも大きいと思うのですが。 かいチャレスタッフ:「大変だな」とか「つらい」と感じるようなことはなかったと。 佐藤:大変という点では、利用者さんに合わせた臨機応変な介助が難しいというのはあります。これまでできていたことが、衰えや病気等でできなくなる。それに合わせてどこまで介助したらいいのかという見極めですね。今の自分では判断できないので、指示された通りにやるしかないんですが、経験とスキルを積むことで見極めるようになりたいです。 かいチャレスタッフ:逆に「楽しい」というのは、どんなところなのでしょう。 佐藤:それはいくつもあります。例えば利用者さんを自分の力で動かそうとすると上手くいかないんですが、「この人ならこれはできる」と信じて声掛けしながら誘導すると、一人でできたりするんですね。相手を信じて協力してやっていくことでお互いがスムーズになり、僕の腰も楽になる(笑)。自分の技術が向上していくにつれ、利用者さんから感謝の気持ちをダイレクトにいただけるのも嬉しいですね。 介護の仕事で持っていたネガティブなイメージは、どれも自分の技術の向上によって改善できるものだと感じています。「自分の力が活かせるかもしれない」「何かできそうな気がする」という意識を持ちながら仕事ができるなんて、転職前は思ってもいませんでした。 死が身近だからこそ生き方が大事。将来の夢を見つけました かいチャレスタッフ:佐藤さんは初任者研修を取得されたのですよね。仕事の内容は変わりましたか? 佐藤:この10月に取得しました。駒場苑で働き始めてから初任者研修の学校に通うようになったんですが、学ぶ内容と現場でやっていることがつながるので納得することも多く、面白かったです。休みの日に学校へ通っていたので身体は休めませんが、普段の仕事がストレスないので、そんなに苦ではなかったですね。仕事もできることが変わりました。 かいチャレスタッフ:さらにやる気や意欲も出てきたと。 佐藤:初任者研修がというより、この仕事って気づきが多いんです。仕事内だけじゃなく。 かいチャレスタッフ:それはどんなことですか? 佐藤:やはり人の命にダイレクトに関わる仕事なので、生半可な気持ちでやると相手に失礼ですよね。利用者さんは自分の将来の姿でもあります。自分に置き換えることで死を意識するようになり、逆にどう生きていくのかを深く考えるようになりました。日々、何かを学んだり、覚えたり。それを将来にどうつなげていくのかなどです。 かいチャレスタッフ:介護の仕事を通して将来のことも具体的に考えるようになったと。 佐藤:はい。来年から作業療法士の学校に行こうと思っています。障害とか病気の人のリハビリに携わる仕事です。介護の仕事とつながりが深いように思い、ここで得たことがより活かせるのではと、進路を決めました。 かいチャレスタッフ:介護の仕事で将来の夢が見つかったのですね。 佐藤:そうなんです(笑)。介護の仕事って、給料が低いと言われています。誰でもできる仕事だから給料が安い。皆さん、そんなイメージじゃないでしょうか。僕もそうでした。でも、働いてみると介護は技術職であり、サービス業でもある専門性が求められる仕事です。向き・不向きはありますが、何かを極めたいという人や人と関わりたいという人にはオススメです。やりがいのある仕事だと思いますよ。 介護の仕事を考えている方へ 駒場苑 佐藤さんからメッセージ 施設のHPや求人サイトを見ると、すごいキラキラした文章や写真が載っていますよね。かえって信用できないと僕は思っていました(笑)。やはり現場を見ないとわかりません。気になった施設に見学させてもらって、なるべく実情を見ることをお勧めします。1時間でも短い時間でもいいのでキレイごとではない職場を見て、ここで働けるかをイメージみましょう。いろんなタイプの施設があります。構えずどんどん見学に行ってみてください。 3. 駒場苑 施設長 坂野 悠己さん 佐藤さんはとにかく真面目で覚えも早い。現場からもどんどん覚えているという声が入ってきました。未経験からの独り立ちは個人差が大きく、1年かかる人もいますが、佐藤さんの独り立ちは早かったですね。仕事に前向きで、勉強熱心だから当然ともいえますが。 佐藤さんのケースを含めて、やはり前向きで勉強熱心な方は習得が早いです。そういう方であれば、未経験の方でも体力のない女性やご年配の方でも問題ありません。年齢・性別を問わずです。 介護職を目指される方には、いろんな事業者さんを見てもらいたいですね。施設によって特色は異なります。それぞれのいいところを見ながら自分に合ったところを探してもらえればと願っています。 4. 今回ご紹介した事業所情報(総合ケアセンター駒場苑) 未経験者OK 資格取得制度あり 年齢不問 事業所名 総合ケアセンター駒場苑 サービス種別 介護老人福祉施設 事業所所在地 〒153-8516 東京都目黒区大橋2-19-1 最寄り駅 井の頭線駒場東大前駅より徒歩7分 募集職種 介護職員 事業所PR ● 看取りを行っており、「7つのゼロ(寝かせきり ゼロ、おむつゼロ、機械浴ゼロ、誤嚥性肺炎ゼロ、 脱水ゼロ、拘束ゼロ、下剤ゼロ)」をケア方針に 掲げ、出来る限りこの7項目を少なくしていく関わりをしていく事で、最期まで、気持ち良く、主体 的で、その人らしい生活を過ごして頂けるように、 日々いろんな実践、取り組みをして積極的に発信をしている事業所です。 ●介護や仕事に関する本をリクエストすれば、事業所が購入し、図書コーナーに設置されたり、自発的に参加された研修も簡単に報告書を書いてくれれば全額戻ってきたり、資格取得のための受験料も全額支給される等、お金をかけずにキャリアアップが出来ます。
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介護業界で働く先輩にインタビュー「美容師と介護職、仕事の両立」
Contents(目次) 介護職は異業種から転職しやすい? 【インタビュー】デイサービスセンターシエロ桜新町 坂平克成さん 介護職を副業にもできる 介護事業所紹介 1. 介護職は異業種から転職しやすい? 介護職の現場で働くスタッフの8割以上が中途採用の方(※1)です。 多くの方が中途採用で応募し働く理由として、3つのポイントを挙げてみました。 ① 未経験から働ける 例えば、デイサービスなどの生活介助は、お掃除をしたりお料理を作ったり資格が無くても働けるなど、未経験で無資格からでも働けるお仕事です。 ② お仕事の幅が広がる資格取得や学べる仕組みがある 未経験でも定められた研修時間を受講し修了することで得られる資格があり、専門性を学べる環境もあり、初めての介護のお仕事でも転職のハードルが低いです。 ③ 正社員としての有効求人倍率(パート含む)が3.82倍 全体でみる有効求人倍率は1.0前後の昨今、介護のお仕事は、働いて欲しい企業や事業所が多く、働く側は条件、希望、環境にあった職場を選びやすいです。 ※1 【出典】(公財)介護労働安定センター「平成25年度介護労働実態調査」(事業所における介護労働実態調査) 自宅の近所で働きたい 東京都の事業所は、16,117件。東京都の市区町村62あるので、1市区町村に約260か所も介護事業所があり勤務地の選択肢が多くあります。「かいチャレ」に参加していただいている事業所は、こちら 働く事業所のサービス内容によって多様な働き方がある この為、自分に合ったお仕事内容や勤務時間帯を選択できます。お仕事内容は、入所(老人ホームなど)・通所(デイサービスなど)・訪問(介護、看護など)など事業所のサービス毎に身体介助が多い事業所や生活介助が多い事業所など、お仕事の内容の違いがあります。また、勤務時間は夜勤、日勤、シフト制で短時間など、自分に合った働き方を選択できます。 お仕事がなくならない 日本は今後も高齢の方が増え介護を必要とする方が多く、お仕事は無くなりません。たとえ、働いていた先がなくなっても介護のお仕事経験者は重宝されますし、前述の有効求人倍率からも同じ業界内での転職もしやすいと思われます。 安定した給与 公益財団法人 介護労働安定センターが行った18,000(17,011)事業所を対象にした調査の平均年収を見るに、介護職全体の給与は上がっています。 令和2年度(円) 令和元年度(円) 全体 3,659,292+ 3,644,880 訪問介護員 3,243,882- 3,252,180 介護職員 3,457,919+ 3,443,708 サービス提供責任者 3,899,562+ 3,758,687 生活相談員 3,823,607- 3,838,054 2. 【インタビュー】デイサービスセンターシエロ桜新町 坂平克成さん ▲ 今回は本業は美容師、デイサービスセンターシエロ桜新町で約2年、介護のお仕事をしている坂平さんへお話を伺いました。 かいチャレスタッフ:現在も自営で美容師をされているとのことですが、介護のお仕事を始めたきっかけは何だったのでしょうか。 坂平さん(以下敬称略): 美容室を利用していただくお客様の年齢が高くなってきたことで、ここ2、3年で足腰が弱くなり、なかなかお店に来れなくなったお客様も増えてきています。そういった方のお手伝いができないかと思ったことがきっかけです。 かいチャレスタッフ: 美容室のお仕事と介護のお仕事の両立って大変ではないですか? 坂平: 両立、両方の仕事のバランスは問題ないと思っています。働く際に事業所の方に週1,2日という希望条件を伝えて働かせていただけることになりました。事業所の方と相談しながらシフト制で週1、2日からでも自分の都合に合わせて働けるところが介護の仕事の特徴的な部分かなと思います。 かいチャレスタッフ: 異業種から介護のお仕事を初体験してみて想像と違いましたか? 坂平: 初めての世界なので、すべてがわからないことばかりでした。当然、ギャップというか、働く前の想像と現実が違うということは覚悟はしていました。プレッシャーや嫌なこともあるし、そこは「どんな仕事だろうと同じ」で変わらないことなので日々乗り越えていくって感じでした。 たまたま初日に、体調が悪くて寝たきりだったご利用者様がいて、おむつ交換を見学させてもらう機会がありました。この初日のインパクトがすごく強くて、これがあったから後から経験することが意外と大したことない、と思えたことを覚えてます。 かいチャレスタッフ: 想像していた介護のお仕事と実際の現場はやはり違っていたということですね。 坂平:そうですね。初めての方は特に、皆さん経験があってもお子さんのオムツ交換くらいだと思いますが、介護の現場というのは異なります。目から入ってくるものや聞こえるもの、匂いの部分など、介護を経験していないと、日常では接しない事なので大変な部分ではあると思います。私も入りたての時は、このお手伝いがキツイと思うこともありましたが、「キレイにしてあげたい」という思いや、利用者様の気持ちを考えることを常に持っておくと徐々に慣れていき、できるようになりました。 かいチャレスタッフ:仕事を覚えて、慣れたなと思ったのはどのくらいでしたか? 坂平:体も心もルーティンに慣れたと感じたのは1か月くらいでしょうか。仕事は毎日見て覚えられることも多くて、職員や施設長が手取り足取り教えてくれて、覚えていくことができました。 かいチャレスタッフ: 働いていて、やりがいや楽しいと思う瞬間はありますか? 坂平:やはり、利用者様の感謝の言葉です。料理を作っただけでも「おいしい」。送迎ひとつとっても「ありがとうございます」とお返事があります。「ありがとう」と言われると、とても嬉しいです。利用者様から利害関係など気にせず心のこもった「ありがとう」を言っていただける。感謝の言葉を聞くと、やりがいが自分の中にじわじわと湧いてきますし仕事も楽しく、嬉しくなる。これって、お客様と直接ふれあうお仕事だからこそだと思います。 かいチャレスタッフ: 業種の異なるお仕事をしていることで、坂平さんがこの事業所や利用者さんに与えられてる影響ってあると思いますか? 坂平:自分ではよくわからないですが、美容師としての接客、お客様とのコミュニケーションを30年以上やっていることもあり、事業所内を常に明るくするというか、雰囲気をかえられるように心がけてはいます。限度はありますが、スタッフや利用者様と冗談を言い合って楽しく会話するということもひとつです。そういった、コミュニケーションの部分では良い影響を与えられているかもしれません。 かいチャレスタッフ: サービス業など、お客様と直接お話することの多いお仕事をやっていた方は、介護のお仕事に向いているかもしれませんね。 坂平: サービス業を経験している方が続けやすい、そういう部分はあると思います。ただ、全員が全員向いてるかというとそうではないと思います。人と接する仕事をしてきた人の方が有利とまでは言わないですが、慣れっていう部分では働きやすいのではとは思います。 かいチャレスタッフ: 介護の現場について現在はどう感じていますでしょうか。 坂平:まだまだ、大変だと感じる方が大きいです。でも、大変だけど楽しい。仕事って、大変だけじゃ続かないですけれど、楽しいだけでも自分に甘くなってしまうので、その両方がないとダメだと思っています。 仕事は、8割、9割は大変なんですよね。大変だけど、それが楽しめるように自分で持っていかないといけない。残りの1割、2割がさっきお話した利用者様からの感謝の言葉で、それでお仕事が楽しくなったり嬉しくなったりします。 若い美容師さんに話すこともあるんですが、「仕事ってほとんどが大変なことで、それが仕事」と伝えるんです。私は、現実いまがそうです。ほとんど毎日が大変です、でもその中に自分の楽しい部分が1つ、2つある。楽しさは人によって色々ですけれど、それがあって日々を繰り返して成長していけると思っています。 かいチャレスタッフ: 貴重なお話、ありがとうございました。 3. 介護職は副業でも、パートアルバイトでも働けるお仕事です 未経験でも働きやすいことは前述しましたが、これと併せて、今回インタビューをさせていただいた坂平さんのように介護のお仕事を副業とすること、短時間や短日のみでパート、アルバイトとして働くこともできます。 副業、パートアルバイトで働くメリット ① 常勤の正社員でないので負担が少ない 人によっては、介護のお仕事は体力的、精神的に厳しいと思う方もいるかと思いますが、正社員として常勤ではなく週1、2日から働ける事業所が多いので負担が少なく働けます。 ② 本業を介護のお仕事にシフトする前にパート、アルバイトとして働けます 介護のお仕事を実際に体験して、お給料をもらいながら業界や職場の環境やお仕事内容を学び、キャリア形成も含めて検討できます。 ③ シフト制で希望の曜日、時間帯で働ける 主婦の方など、日中に空いた時間に働けます。事業所の方に希望条件を伝えれば親身に相談にのってくれる事業所が多くあります。 ④ 経験があれば復職も比較的しやすい 介護のお仕事経験者は、求人の間口も広く何かの理由で退職した後も仕事が見つかりやすいと思われます。 ⑤ 知識やスキルが日常にも役に立つ ゆくゆく皆さんが経験するであろう家族の介護の為の対応方法や知識、経験が得られます。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 4. 今回ご紹介した事業所情報(デイサービスセンターシエロ桜新町) 今回取材を行ったデイサービスセンターシエロ桜新町は、地域密着型の通所介護事業所になります。① 生活の質の向上 ② 生活リハビリ ③ その方らしさの追求をポリシーとしています。 未経験者OK 無資格OK 女性活躍 曜日時間相談可 資格制度あり 社員登用実績あり 事業所名 デイサービスセンターシエロ桜新町 事業所所在地 〒154-0016 世田谷区弦巻3丁目10番5号 最寄り駅 東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩10分 募集職種 管理者候補・介護スタッフ・送迎ドライバー 事業所PR ●新たな自分探しの場所でありたい! 自宅では引きこもりがちな方も、シエロ桜新町では施設内外で様々な レクリエーションを実施。時には学校のように「勉強の日」を設けたり・・・新しい「好きなこと」を見つけられる場所を目指しています。 定員10名の小規模デイサービスだからこそ出来る、きめ細かい個別ケアを大切にしています。 ●資格取得支援も充実! 働きながら資格を取得していただけるよう、シフトの調整や受講料の助成など、積極的に実施しています。 ●社員登用実績あり!キャリアアップも支援します! 20代・30代を中心に幅広い年代の方が活躍しており、ライフステージに合わせた働き方を一緒に考えていきます。 パートから社員登用を経て、マネージャーになった方や育児・介護の ために時短社員に切り替わった方など、さまざまな働き方が可能です。
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介護業界で働く先輩にインタビュー「音楽業界から介護業界へ」
Contents(目次) 通所介護(デイサービス)とは 介護事業所インタビュー「音楽業界から介護職へ」 異業種から介護職への転職を考えている方へ 介護事業所紹介 1. 通所介護(デイサービス)とは 介護のことに対してまったく知識がない方でもデイサービスという言葉を聞いたことがないという方は少ないのではないのでしょうか。実際に、通所介護(デイサービス)は、どういったサービスでどういった方々が働いているのでしょうか。 通所介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持、家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。 利用者が通所介護の施設(利用定員19人以上のデイサービスセンターなど)に通い、施設では、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで提供します。生活機能向上グループ活動などの高齢者同士の交流もあり、施設は利用者の自宅から施設までの送迎も行います。” ・利用者の社会的孤立感を防ぐ ・利用者の家族の身体的負担と精神的負担の軽減を行う 主に利用者は、要介護状態等区分の要介護1以上の認定を受けた方 ※ 厚生労働省 介護サービス情報公表システムより 利用者とその家族をケアするといった意味では、社会的にもとても重要なサービスだと言えます。 今回、インタビューで訪問した「デイ・ライフ モア 世田谷用賀 」のグル-プ事業所の「デイ・ホーム モア世田谷瀬田」では、宿泊の対応も可能だそうです。 2 介護事業所インタビュー「音楽業界から介護業界へ」 ▲今回インタビューを受けてくださった、音楽家であり、現在は介護職に就いている河辺さん かいチャレスタッフ:介護職に就いたきっかけは何だったのでしょうか? 河辺さん(以下敬称略): 現在、介護職について4年目で、40代半ばまで音楽業界でお仕事をしていました。これまでずっと音楽のお仕事に携わってきて、一歩立ち止まって考えるときがあり、音楽(生演奏)を通して何を表現したいのかを自分に問いかけるとともに、もっと身近な手の届く範囲で音楽を届けたいという気持ちが出てきました。 その場合、どのような方法があるのかを考えたときに、介護の現場には音楽を楽しんでくださる方がすぐそばにいらっしゃいます。なおかつ、認知症を患っている方などは、そのせいでコンサートや音楽会などに行けない、そういう立場の方にすぐに音楽を届けられると思ったんです。 どこかに演奏活動ができそうな介護現場ってないのかなというところがきっかけになります。 かいチャレスタッフ:もともと「介護」にはご興味があったのでしょうか。 河辺 : 例えば、40代半ばまでの音楽活動の中で、ボランティアで福祉施設や保育園など、そういった場所で演奏する機会というのがありました。ただ、実際に現場に入った時にどんなお仕事をしているのかについては全くイメージがなかったです。 かいチャレスタッフ:その後、どういう形で介護のお仕事を探されたのでしょうか? 自分が企画したことを実現できる介護の現場があるのかどうか、というところがポイントでした。弊社に関していうと、まず企画職としての募集でしたので「自分のアイデアはこうです、御社でこれができますか?」と提案を行い、それに対して「ぜひ、やってください」というお返事でした。とくに私の目的が音楽を拡げたいというところがあったので、そこが実現できることが前提で、介護のお仕事自体は、現場に入ってみて覚えればいいかなという気持ちで臨んでいました。 「通所介護」という言葉自体も知らなかったです。 (弊社には)通所介護、訪問介護、訪問看護ってあって、自分のやりたいことが通所介護の中でできることは、後から分かりました。 かいチャレスタッフ:現在のお仕事内容を具体的に教えていただけますか? 河辺 : 会社に入って最初は、通所介護の介護職としてお仕事を始めました。送迎の支援であったり、フロア勤務のお仕事、夜勤もやっていました。それが通常で、毎日お仕事をしていく中で、レクリエーションの一環として「月に1回以上のコンサートを開く」という企画を会社に示し、入社して3ヵ月目からスタートしました。それが気付けばもう、4年近くになります。毎月毎月が今に重なり、今ではコンサートも100回に近づいています。 そもそも、私の目的が音楽を届けたいというところがあり、それを会社側が汲み取ってくださり、弊社の通所介護の全3事業所でコンサートをしましょうという流れを作ってくださった。 それまでは所属していた事業所一つだけで、年間でいうと12回、今は3倍になっています。自分の演奏以外にも外から演奏家に来ていただいたり、とにかくどんどん拡げていくという方向にシフトしています。 現在は、演奏活動以外にも広報や人事に関わる部署に所属していて、SNS関係であったり、ホームページの運営も行っています。以前は事業所毎にホームページがあり、会社が大きくなってきたので統合した方が良いかもしれないという提案をして、今の会社のホームページにリニューアルをしました。 かいチャレスタッフ:本当にお仕事が多岐に渡っていて、河辺さんの才能が活きてますよね。介護の現場で、それまでのお仕事のノウハウが活きる場面ってあったりするのでしょうか? 河辺 : 弊社は、他と比べてわりと色々なチャレンジをしている方だと思います。現場でも、例えばiPadを導入して、ただ配布するのではなく、どのように活用したら、職員が快適になるだろうか。ファックスでやり取りしていたりするところとかもペーパーレスに改善できるんじゃないかなど、改善志向の方が多い会社なので、アイデアを出しやすいです。 かいチャレスタッフ:この業界に入ってみて、つまづいた部分や難しかった部分はありましたか? 河辺: 現場に入ってみて、まず戸惑ったのは想像以上に分刻みの1日だなと思いました。こんなに細かく1日が動いていることを目の当たりにして、これは大変だと感じました。 ただ、その大変さは一人でやるべき大変さではなく、チームでやることなんです。 チームがよりよく動くためにはどうしたら良いのかなど、改善策を考える楽しみはあります。考えたことが、うまくいった時は、みんなで喜びを分かち合える。今日は体力的にも余裕があり、仕事的にもうまく回っている時は、もっとご利用者様に喜んでもらえることや、庭にお散歩にお連れしようなど、そういうアイデアを自分でどんどん率先してできるので全てが面白いです。 もう一点は、思った以上に体力が必要だというこを感じました。 いわゆる介護現場ってキツイという話はよく聞くと思います。しかし、どういったキツさなのかを現場に入って見渡してみると、やはりご利用者様に何かあってはいけないということが一番だと思います。例えば、転んでしまい入院してしまうことなど。つまり、体力よりも気持ちを常に気をつける方向に持っていくことが難しい作業になります。常に気を張ってなければいけないという疲れがあります。 単純に、力が必要かどうかに関して言えば、そこは心配ないと思います力を分散させる身体の使い方は初任者研修でも学べますし、現場では先輩が教えてくれます。華奢な方でもやりようがあるんです。 かいチャレスタッフ:現場で独り立ちできたという実感が出てきたのはいつぐらいからでしょうか。 河辺:実感としてあるのは、初任者研修を受けた後が大きいと思います。やはり現場の知識もそうですけど、座学で得る知識というのも必要だと思います。知識が現場と初めてリンクして、「なるほど、これはこういうことだったのか」と全部が腑に落ちて、ようやく自信を持って自分でも介護のお仕事ができるようになりました。 かいチャレスタッフ:働きながら初任者研修の資格を取る難しさってありましたか? 河辺 : そうですね。初任者研修は会社に入ってからお休みの日を使い、大体3カ月間、週に一度勉強することが少し大変かなと思います。ただ、自分の中では早くお仕事を覚えて一人前になって、自分のやりたいことにもっと注力していきたいという気持ちがあったので、そこに対するキツさっていうのはなかったです。むしろ現場を経験しているからこそ、初任者研修の授業の内容が理解しやすかったです。現場を知らないで勉強をしていたら、「ここってどういうことだろう」と感じていたと思います。お仕事をしながらの方が体力的にはキツいかもしれないけれど、トータルで考えたら時間的には短く理解できるかと思います。 かいチャレスタッフ:スキルアップやキャリアアップを考えて介護職は自分に合っているかどうかを考えられている方もいると思います。そのあたりは、どう感じられますか? 河辺 : キャリアアップという点でいうといろんなキャリアがあると思います。例えば弊社の場合ですと、事業所の中では介護職員として働いた後に、リーダー職があったり、それより上は管理者という職があったりとかで、通常の介護業界というと、そういったステップがあると思うんですけれども、私の場合は、そういうステップではなくて、もっと音楽を拡げていきたいというキャリアアップを考えた場合に、自分のやりたいことをどんどん積み重ねていけるという点では、すごく魅力的な会社かなって思います。 かいチャレスタッフ:他の業界で働いている方が、河辺さんのように介護の業界で働くことについてどう思われますか? 河辺 : 介護の知識やスキルは、初任者研修を受けて思ったのですが、これって皆が持っていて良い知識やスキルなんです。だから、逆にそれを持った上で自分のできることを活かすことがが介護の現場ではやりやすいと感じています。 かいチャレスタッフ:現在の職に就いて、楽しいと感じる部分はありますか? 河辺:例えば、一日の中で「ありがとう」と言われる回数って何回ありますか? このお仕事では、なにかを一回お手伝いすれば「ありがとう」が返ってきますし、送迎でご家族様と会えば「ありがとう」って言われる。本当に日々感謝がダイレクトに伝わってくる。これって、なかなか無いお仕事ですよね。単なる建前で言っている訳ではなくて、本当に「ありがとう」っていう感謝が伝わってくる。「ありがとう」って温度があるじゃないですか。その温度が温かいというか。それは多分、現場に行くと本当に感じることじゃないかなと思います。 かいチャレスタッフ:これから将来、どういうことを実現していきたいですか? 河辺:今はコロナで、コンサート自体の回数は増やせるんですけれども地域に拡げることや、そういったことができないので、やはり地域の方や保育園のお子さんにも来ていただいて演奏を聴いてもらうことはしてみたいです。どんどん巻き込んでいけると音楽が拡がると思いますし、ご利用者様のご家族様を大きな会場に招待して、のど自慢大会みたいなことをやったり、その生バンドに職員が出演していたりしたら面白いなと思っています。 かいチャレスタッフ : 貴重なお話、ありがとうございました。 3. 異業種から介護職への転職を考えている方へ 今回のインタビューを受けてくださった、株式会社moreの河辺さんがお話していただいたように、異業種から介護の職場へ転職したことで、さらに活躍をしている方たちが多くいらっしゃいます。しかし、これから介護の現場で働いてみたいと求職中の方がつまづいてしまうポイントは「自分にマッチした職場をどう見つけるか」ということなのではないでしょうか。 —---- 自分にマッチした職場を見つける 自分の働きたい環境や条件とマッチする職場を見つける作業は、何も業界のことを知らない場合とても時間を要する作業だと思います。かいチャレでは、最大5つの事業所のインターンシップを受けることができ、知識や経験をつけると同時に、働く条件や、資格取得へのプロセス、実際の環境などを働きながら確認できるので、何も知らない状態で働きはじめるよりも、「思っていたお仕事や環境と違った」といったイメージによるギャップが起きにくいです。 もちろん、かいチャレのスタッフがお悩みをお聞きしてサポートをしていきますのでぜひ一度、かいチャレの説明会へお越し下さい(ZOOMで参加することも可能です) —---- 資格取得について 介護職に就きたいと考えている方の大半は、介護職員初任者研修の資格を取るかどうかを迷われている方がいっらしゃるのではないでしょうか。今回のインタビューを受けてくださった河辺さんや、実際に介護の現場で働いている方にお話を聞いてみると職場に入る前に資格を取得することは必ずしも必要がないということです。まずは、希望の職場が見つかったらその職場の人にどの段階で資格を取った方がよいかどうかを聞いてみることが一番のようです。 かいチャレでは、資格取得講座のプレゼントの特典があります。気になった方はぜひお問い合わせ下さい。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 4. 今回ご紹介した事業所情報(デイ・ライフ モア 世田谷用賀) 今回取材を行った、デイライフモア世田谷用賀を運営する株式会社moreは、通所介護・訪問介護・訪問看護の3事業を行っており、利用者様を中心に介護が必要な方へのトータルなサービスが受けられます。 未経験者OK 資格取得制度あり LGBT当事者在籍 年齢不問 各種手当あり 事業所名 デイ・ライフ モア世田谷用賀 事業所所在地 〒158-0096 世田谷区玉川台2-17-2 最寄り駅 東急田園都市線用賀駅より徒歩7分 募集職種 介護企画職・訪問介護職 事業所PR ●ルールで縛るのではなく、一人ひとりの個を見極めて 教育する文化を大切にしています。 ●育児・介護休業の取得100%!産休復帰率も100%! 働きやすさトップクラスです。 ●20を超えるユニークな福利厚生!(ファミリーサポー ト手当、提携保育園の利用補助金制度、社宅など) ●趣味や経験がお仕事としてのイベントも多数!(ハロウィン、ダンス、展覧会、演奏会など)
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介護業界で働く先輩にインタビュー「介護の現場に入って10ヶ月、今の気持ち」
Content(目次) 介護資格のステップについて 生活援助従事者研修とは? 介護事業所インタビュー 今回ご紹介した事業所情報(K-WORKER 神楽坂営業所) 今回は、株式会社 K-WORKER 神楽坂営業所に取材にお伺いしました。そこでインタビューをさせていただいたのは、この介護業界に入って10ヶ月になる堀井さん。堀井さんにお話を聞くと、「介護職員初任者研修」の資格を取る前と後では、現場への理解もだいぶ変わってくるとお話がありました。この資格が介護のお仕事においてどういった位置づけになるのか、これから介護業界を目指している方に参考になればと思います。 そして、堀井さんは、この10ヶ月の介護の現場の経験のお話を詳しく教えてくださったのでぜひインタビュー記事を読んでみてください。 1. 介護資格のステップについて 介護の代表的な資格はどんな種類のものがあるのでしょうか。大きく分けていくと介護資格は図のようなステップで分かれています。 まずは、ステップ1、生活援助従事者研修と介護職員初任者研修があります。こちらは、厚生労働省が認定する資格で介護職の基礎的な知識スキルを習得するための資格になります。つぎに、ステップ2の介護福祉士実務者研修ですが、こちらもステップ1と同様に国家資格ではありませんが、厚生労働省が認定する資格になります。介護の専門的な知識やスキルを学び、合格するとステップ3の国家資格である介護福祉士の受験資格が得られます。 介護福祉士は、介護資格の中で唯一の国家資格になり、福祉系の大学や専門学校や介護福祉士の養成施設などを卒業している場合などを除き、実務経験が3年以上であり、なおかつ、介護福祉士実務者研修の資格が受験資格として必要となります。 2. 生活援助従事者研修とは? 今回は、ステップ1の資格の生活援助従事者研修について詳しく見ていきたいと思います。 介護の基礎的な知識やスキルを身につけるための介護職人初任者研修を取得すると身体介護が可能となりますが、とくに訪問介護においては身体介護(入浴や食事介助、排泄介助など身体に触れる介護)だけがお仕事の内容だけではなく、生活援助(掃除、洗濯、調理、買物代行など)も行われます。 生活援助従事者研修は、どなたでも受講できる研修のひとつで、訪問介護の生活援助中心のサービスを提供する資格になります。研修のカリキュラムは59時間で、介護職員初任者研修の130時間と比較しても短時間で取得できます。また、生活援助従事者研修を取得すると、介護職員初任者研修のカリキュラムが一部免除になるといったところも、こちらの資格を取得するメリットになります。 ▼ 生活援助従事者研修のカリキュラム 生活援助従事者研修の科目 時間 1. 職務の理解 2時間 2. 介護における尊厳の保持・自立支援 6時間 3. 介護の基本 4時間 4. 介護・福祉サービスの理解と医療の連携 3時間 5. 介護におけるコミュニケーション技術 6時間 6. 老化と認知症の理解 9時間 7. 障害の理解 3時間 8. こころとからだのしくみと生活支援技術 24時間 9. 振り返り 2時間 週に1回の研修を受ける場合、約2ヶ月程度の受講期間になります。 こちらを修了すると、生活援助従事者として介護事業所の訪問介護員の一員として働くことができます。また、障害福祉サービス事業所(就労継続支援事業所)の家事代行 サービススタッフとしても活躍できます。 介護職に興味があっても体力に不安を抱える介護職未経験者の方や、キャリアップを目指していきたい方にはぜひ知っていただきたい資格です。 3. 介護事業所インタビュー「介護の現場に入って10ヶ月、今の気持ち」 ▲ 今回は、介護の業界にチャレンジして10ヶ月が経つ株式会社 K-WORKER 神楽坂営業所 堀井さんにお話をお聞きしました。 かいチャレスタッフ:この業界に入られて、どれぐらいの期間になりますでしょうか? 堀井さん : まだ10カ月ほどになります。 かいチャレスタッフ : 10カ月前にこちらに入られてお仕事されてるってことですね。この業界に入ったきっかけはありましたでしょうか? 堀井さん:前職で少子高齢化の時代が来ていることを深く学んでいたのですが、介護業界のようにその問題に深く入り込んだ仕事をしてきたわけではなく、こういった仕事をしたいなという気持ちはありました。 そこで、当社で働いている高校の友人から、この会社を紹介していただきました。 やはり介護の世界っていうのを何も知らなかったので、すぐには決められなかったのですが、何度か話したり自分で調べていくうちに「これだ」と思い介護の世界に入ることにしました。 かいチャレスタッフ:ちなみに前職はどんなお仕事をされていたんですか? 堀井さん : コンビニエンスストアチェーンに入り、2年間、店長業務の職務に就き、その後8年間オペレーション、フィールドカウンセラーという経営のアドバイザーを行っていました。 かいチャレスタッフ:まったくの異業種からということで、不安な点はありましたでしょうか。 堀井さん:はい。人のためになる仕事がしたいっていうのが、自分の中でありました。 それと、前職で高齢者の方に配達を行ったり、認知症の方が買い物に来て、その度に接客をしたりして。ああ、困っているんだなということを感じていて、お店でできなかったようなそれ以上のことができればいいなという思いがあり、それが強いのかもしれません。何よりも、やはり人のためになることしたいっていうのがありました。 かいチャレスタッフ:介護のお仕事をはじめてから、やりがいを感じられる瞬間はありましたでしょうか? 堀井さん:一番は普段の「ありがとう」ではない、それ以上の「ありがとう」をもらえることです。今までの接客を行っていた経験で得られた「ありがとう」ではなくて、本当の「ありがとう」を感じることが一番やりがいだと思います。 その分、努力しなくてはいけないというのも、今の自分のやりがいではあります。 かいチャレスタッフ:慣れないことに最初は大変だったと思うのですが、堀井さんはどう克服していったのでしょうか。 堀井さん:同行表(日々のお仕事をテキストベースで振り返るための書類)というものがあるんです。私は自分で書いたものを全部フォルダにまとめました。紙ベースで、何100枚になるんです。ユーザー様の情報をファイルにまとめて、手順や、その利用者さんのちょっとした性格だったりと、そういったことを6ヶ月以内にまとめていきました。そういった作業をすることで、振り返りができていたんだと思います。 かいチャレスタッフ:資格の取得とかキャリアアップなど、これから介護業界にチャレンジしようと考えている方は気になるところではあるかと思うのですが、堀井さんはどうでしたか? 堀井さん : まず初任者研修があります。これは費用がかかるんですけど、当社で負担していただき、その間も働かせてもらうことができました。その間、給料も払っていただいて、そのことにとても感謝してます。今は、次のステップである実務研修のために、しっかりと学ばせてもらっています。介護福祉士の資格を取得するには、3年間の実務経験が必要なのですが、能力や人間性の部分を資格の取得と同時に学んでいきたいと思っています。 かいチャレスタッフ:働きながら資格を取得するために勉強をすることで、現場に役立ったことはありますか? 堀井さん:まず、介護の言葉だけは知っていたのですが、この初任者研修を受けていない状態と受けた後では、私が思っていた介護と認識が別物でした。 まず初任者研修の資格を取ってから介護の仕事をするのとそうでない場合とは、だいぶ違うと思います。 かいチャレスタッフ:これから未経験で異業種から転職される方に何かアドバイスはありますでしょうか。 堀井さん : 本当に介護未経験であれば、最初の6か月が大事になってくると思います。非常に大変なんですけど、真剣に取り組んで努力する。また、それに耐えられるかが一番大事なのかなと思います。訪問介護なので道を覚えることだけでも、とても大変だったんです。 自転車でこの全然知らない土地の道を覚えるのも大変ですし、後は利用者様の要望やサービスの手順を覚えるのも最初は難しかったです。でも、6か月を乗り越えてほしい、それだけは伝えたいなと思います。 かいチャレスタッフ : 堀井さんはその6ヶ月をどうやって乗り越えていったんですか? 堀井さん:一番は本当に友人です、色々と相談に乗っていただきました。会社の先輩方もフォローしてくださったりしたので、周りの方にはだいぶ助けていただいたと思います。自分一人の力というよりは、運良く周りの方に助けていただいて耐えられたっていうのを感じます。 かいチャレスタッフ:介護の現場において、どういう人材が求められると思いますか? 堀井さん:笑顔で挨拶できる人、まずそれだと思います。自然に挨拶できる人って人間性がすごくいい人だと思います。挨拶を言われないとできない人じゃなくて、自分からしっかりできる人であれば、どこの利用者様のところに行っても好かれるし、事業所でも先輩から声かけやすいと思うんですよ。 かいチャレスタッフ:今、一日に何件ぐらいの利用者のご自宅に訪問するのでしょうか? 堀井さん : 平均だと6件程です。多い時には7件、8件あります。1件が長いと1時間程度、短いと30分程度になります。 かいチャレスタッフ : 10ヶ月ほどたって、大変な時期を乗り越えて心境に変化はありましたか? 堀井さん : そうですね、また利用者様に会いたくなるんです。少し心配なのかもしれないですけれども、やはり1度行って心通わせるじゃないですけど、信頼関係を築いていくうちにまた行きたくなるので、次の仕事も楽しいです。相手にもそう思っててくれたらいいなって思うんですけれど。 かいチャレスタッフ:堀井さんの今後の目標って何かあったりますでしょうか。 堀井さん : 私は今の会社で上を目指すじゃないですれけど、会社もまだまだ規模が大きくできればいいかなと思っています。介護の教育関係の仕事もやっていきたいなと今は感じています。そのために今学んでいる資格もしっかり取得して、新しく入ってきた人に色々教えていきたいなって思ってます。本当に介護に関しては教育の面がすごい難しいと思います。シチュエーションが多様すぎて簡略化したマニュアルができないんです。そのあたりを、何かうまく私が力になれればいいのかなと考えてはいます。 かいチャレスタッフ:かいチャレのインターンシップという制度についてはどう思いますでしょうか。 堀井さん:一度経験できるというのは、やはり大きいのかなとは思います。話すで聞くだけではなくて、経験するということはとても大事だと思います。 かいチャレスタッフ:堀井さんのお話、とても参考になりました。ありがとうございます。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 4. 今回ご紹介した事業所情報(K-WORKER 神楽坂営業所) 今回取材を行わせていただいた、K-WORKER 神楽坂営業所。介護業界で働くことの魅力がとても伝わり、同時に働くスタッフの方へのケアもされていることが素晴らしく感じました。未経験から介護のお仕事をスタートした方は、73%もいらっしゃるそうです。 事業所名 K-WORKER 神楽坂営業所 事業所所在地 東京都新宿区早稲田鶴巻町535 翠彩ビル1F 種別 訪問介護・移動支援・居宅介護-障害福祉サービス- 最寄り駅 東京メトロ 東西線「早稲田駅」 徒歩3分 募集職種 訪問介護員(ホームヘルパー) 事業所PR ●訪問介護員数33名在籍 ・正社員93% ・未経験者から介護をスタートした者73% ・介護福祉士国家資格取得人員65% ・他業界からも多数転職...(飲食・IT・アパレル・放送・教育などなど...その他多数) 介護未経験の方でも、人を育てるノウハウ有。安心して現場で働けるサポートをします。実績に裏付けられています。 ●明確な評価制度があり、何を頑張れば良いか? 分かりやすい仕組みで評価しています。 ●介護をこれからスタートする方、またはキャリアアップを着実にしていきたい方は弊社がオススメです!!
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介護業界で働く先輩にインタビュー「介護はみんなの身近な課題」
1. 訪問介護のサービス提供責任者とは? Contents(目次) 訪問介護のサービス提供責任者とは? サービス提供責任者のお仕事 【インタビュー】おおきなき大田 介護のお仕事のキャリアアップ 介護事業所紹介 1. 訪問介護のサービス提供責任者とは? 「訪問介護」は下の1〜3のように、その行為に応じて3つの類型に区分されています。 1.身体介護 利用者の身体に直接接触して行われるサービス等(例:入浴介助、排せつ介助、食事介助 等) 2.生活援助 日常生活の援助であり本人の代行的に行われるサービス (例:調理、洗濯、掃除 等) 3.通院等乗降介助 通院等のための乗車又は降車の介助(乗車前・降車後の移動介 助等の一連のサービス行為を含む) これらサービスを提供するために必要な職員も定められています。具体的には、 訪問介護員等※1 常勤換算方法で2.5以上※2(※2 スタッフの数が足りているかどうかを計る指標:常勤職員の人数 + 非常勤で働く方の4週間の勤務時間 ÷ 常勤職員の勤務時間 ) サービス提供責任者 介護福祉士、実務者研修修了者、旧介護職員基礎研修修了者、旧1級課程修了者、3年以上介護等の業 務に従事した介護職員初任者研修課程修了者 ・訪問介護員等のうち、利用者の数40人に対して1人以上 (原則として常勤専従の者であるが一部常勤職員でも可。) 管理者 常勤で専ら管理業務に従事するもの ※「訪問介護員等」 介護福祉士、実務者研修修了者、介護職員初任者研修修了者、 旧介護職員基礎研修修了者、旧訪問介護員1級又は旧2級課程修了者をいう。 サービス提供責任者は「職種名・役割」であり、「サービス提供責任者(サ責)」という資格や研修があるわけではありません。 原則、訪問介護事業所の利用者の数が40人に対して常勤の方で1人以上をサービス提供責任者としなければならないと厚生労働省が基準を設けており、訪問介護事業所の業務を取りまとめ、利用者が、質の高いサービスを受けられるようにサポートすることが役割になります。 このサービス提供責任者は、事業所の利用者の人数に合わせて必要な人数が変わります。 利用者が40人以下なら1人、41人以上なら2人、と必要な人数が増えていきます。 なれるのは、介護福祉士、実務者研修修了者、(旧課程)ホームヘルパー1級課程修了者が条件となります。 2. サービス提供責任者のお仕事 では、サービス提供責任者の具体的なお仕事内容はどんなものがあるのでしょうか。主に以下の8つが挙げられます。 ① 訪問介護計画の作成 利用者の状況に合わせた「訪問介護サービスの計画書」を作成します。 ② 利用申込みの調整 サービスに関する相談や利用するために必要な手続きなどの調整を行います。 ③ 利用者の状態変化、サービスへの意向の定期的な把握 利用者の自宅を訪問しご本人とそのご家族と面談をし、利用者の希望や日常生活の課題、お宅の状況などを把握、ヒアリングをします。 ④ 居宅介護支援事業者との連携 利用者や家族とケアマネジャーが出席し、提供するサービスなどを話し合う場であるサービス担当者会議に出席し、提供する介護サービスについて情報共有をおこなったり、必要なサービスの提案や検討を行います。 ⑤ 訪問介護員に対しての具体的援助方法の指示及び情報伝達 ⑥ 訪問介護員の業務の実施状況の把握 提供している介護サービスに問題がないか、定期的に利用者の自宅を訪れて確認するモニタリング業務などを行います。 ⑦ 訪問介護員の業務管理 訪問介護員の勤怠管理、利用者さまに合った訪問介護員の選定を行います。 ⑧ 訪問介護員に対する研修、技術指導等 サービスの改善を検討したり、利用者への対応だけでなく、訪問介護員に何かあれば相談に応じ、適切なアドバイスを行います。 3. 介護事業所インタビュー ▲今回インタビューを受けていただいたのは、株式会社日本エルダリーケアサービスが運営する訪問介護事業、おおきなき大田の稲坂さん。 かいチャレスタッフ:いまはどんなお仕事をされていますか? 稲坂さん(以下敬称略):サービス提供責任者をしています。 具体的には、ケアマネジャーさん経由で新規の依頼があればその方のお宅に訪問し、どんなサービス、介助が必要かをカウンセリング、ヒアリングをします。 次に事業所内で利用者様に必要なサービスを担当者会議で検討し計画をたてます。 その後、何度か自分でご利用者様宅を訪問し実際にサービスを提供し現場やご利用者様に必要な内容を確認し、事業所のスタッフの中から担当者を選定して引き継ぐ仕事をしています。 その他、スタッフのシフト管理もしています。 かいチャレスタッフ: いまのお仕事を始めるきっかけは何かありましたか? 稲坂:以前は清掃会社に勤めて飲食店の清掃を担当していたのですが、 コロナの影響によって清掃現場の数が激減したタイミングでいまの事業所で管理者をしている幼馴染から誘われたこと、姉も介護の仕事をしていてもともと介護のお仕事に興味もあったこともあり、面接へ伺ったのがきっかけです。 かいチャレスタッフ:働き始めてからはどんな流れで仕事を覚えていきましたか? 稲坂:まずは、先輩の現場へ同行し、仕事の流れを見学するところからでした。 次に先輩の担当する現場で実際に補助的な業務を一緒にさせてもらい、慣れてきた段階で責任者から独り立ちできるかどうか確認が入り、自分自身で独り立ちできると確信を持てたときに、利用者の担当を任せて頂きました。 かいチャレスタッフ:いまはサービス提供責任者の役職をされていますが、どんな経緯で今の役職になられたんでしょうか 稲坂: 私の場合は、まずは面接後に事業所さんに介護職員初任者研修のお誘い、手配をしていただき、1か月ほど学校に通いました。 今は、リモートで授業を受けられるクラスもあるそうですが、私はコロナの出始めだったので通いでした。 その後にも、会社から介護福祉士実務者研修の受講要件に該当するので受講してみては、とお誘いがあり、この介護福祉士実務者研修を修了するとサービス提供責任者にもなれるとのこともあり、受講させてもらいました。 介護職員初任者研修の授業の中でも、資格取得や現場での経験に応じてキャリアアップが図れる点は聞いていて、その後実際に現場で働き始めてみて、もっと学びたい、資格取得やキャリアアップをしていきたいという思いはありました。 かいチャレスタッフ: サービス提供責任者って難しそうなお仕事だなと思うんですが実際にはいかがでしょうか? 稲坂:日々難しいことばかりですが、大変さは現場のヘルパーさんとそれほど変わりはないです。利用者さんのことを考えて、どんなサービスが必要か、どうすれば利用者さんの為になるか、どんなスタッフならこの利用者さんと合うかなど、利用者さんに合わせる点は一緒です。 ただ、責任を負う重圧に応えるだけの器量がまだ私に備わってないので、上司である施設長(管理者)に補助、フォローして頂いてやれていると思います。 かいチャレスタッフ:介護業界にはいろんなサービスがあると思いますが、訪問介護のよいところはありますか? 稲坂:ほかの通所や入所を経験していないので語弊があるかもしれませんが、訪問介護は私としては「真髄」だなと思っています。その人らしい生活をするためのお手伝いをすること、それに尽きるということです。 利用者様はご自宅で生活してきた、本当だったらずっと自分の家で末永く安心して暮らしたい、という一番の希望に近いところが訪問介護だと思っています。利用者さんの一番理想にかなっているお仕事をさせてもらってる点は真髄かな、と思っています。 ほかにも、家族だったら介護は大変だけど、私たちだったら苦労を思わないで介助ができる。 家族が介助するのはすごく大変なことだと現場に出ていて本当に実感があります。 1年365日のうち、ご家族に代わってちょっとの合間をお手伝いできて、ご家族を助けられるところも良いところだと思います。 かいチャレスタッフ:稲坂さんの思い、お話を聞いているとなんだか私も働いてみたくなります。介護のお仕事って本当に未経験でも大丈夫なんですか? 稲坂:私は訪問介護しか経験がないですが、身体介助はおむつの交換、入浴の介助は体を支える必要があり事故のないようにという点からまったく経験なく資格もない方となると難しいですが、 そこは段階を踏まえて学ばせてもらえて、先輩や上司の仕事っぷりを見て見様見真似でやってみて、研修などで学んだことと実際の現場が違うことだらけ、ということを身をもって体験しながら現場毎、利用者さん毎に慣れていけば大丈夫だと思います。 かいチャレスタッフ:これから未経験だけどやってみようと思っている方へアドバイスはありますか? 稲坂:どんな仕事をしていても介護って、皆さんの身近な課題で皆さんが味わうことだから、知っておいた方が絶対にいい。 将来の仕事にしようと思わなくても知っておくにはすごくいい業界。 専業主婦やちっちゃい子がいるお母さんでも短時間だけシフトで働けたり、皆さんの生活の形態に合わせて働けますし、私も親がいつ何時介護しなければならないことになるかもしれない。 そんな身近なテーマ、課題をお給料をもらいながら経験して学べるところが良いと思います。 かいチャレスタッフ:素敵なお話ありがとうございます。 4. 介護のお仕事のキャリアアップ 稲坂さんのお話にもあった介護業界のキャリアアップは、主に3つの方法があります。 ・新たな資格取得を目指す(介護職員初任者研修や実務者研修) ・より高度な資格を取得する ・サービス提供責任者、管理者 厚生労働省の介護職員を対象とした令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果よると、平均給与が資格の有無によって変わることがわかります。 保有資格 平均給与 介護職員初任者研修 30万1,210円 実務者研修 30万3,230円 介護福祉士 32万9,250円 資格なし 27万5,920円 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 5. 事業所紹介 ▲(左)株式会社日本エルダリーケアサービス 事業本部人材採用部 部長 山田さん 山田さんからの介護職を希望する未経験者へのアドバイス 介護はよく、在宅介護や施設介護を一括りにされてしまう側面があるのですが、実は明確に違っています。 自分の家族が介護サービスを利用する立場に立ってみるとよく分かるのですが、ご家族のほとんどの方が施設ではなく在宅で暮らしていってほしいと願っているのではないでしょうか。 施設で暮らしているご利用者様は、基本的には「在宅で暮らせなくなってしまった人」が多く、逆に、在宅で暮らしている人は「在宅で暮らせている人」が多いということになります。 もちろん、在宅介護のご利用者様の中にも、認知症が重たくなってしまい、ご家族の名前や顔が分からないという状態の方もいらっしゃいます。それでも身体機能は家で暮らせている状態だから、このまま在宅で暮らせてあげたいという思いを持っている方のケアを私達ができることは、やりがいにも繋がると思います。 とくに、介護職未経験者の方には、このことを知っていただければと思います。 シフト制 各種手当あり 年齢不問 時間相談可 未経験OK 資格制度あり 事業所名 おおきなき大田 事業所所在地 〒144-0045 東京都大田区南六郷2-20-2 コアパレス・K貸店舗A 1階 最寄り駅 京浜急行本線 雑色駅 徒歩10分 企業url http://www.elderly.jp/ 事業所PR 働きやすい会社で長く働きたい方 ▶職員の約30%が勤続10年以上、職員の約50%が勤続5年以上。 働きやすい環境を整えた弊社の勤続年数は業界平均1.5倍です。 どんどん成長していきたい方 ▶現場経験後、勤務年数に関わらずキャリアアップが可能です。 積極的に声を挙げる職員を応援します。 プライベートを大事にしたい方 ▶訪問・通所ともに夜勤がないので、オンオフをしっかり切り替えられます。 生活リズムを崩さずライフワークバランスを充実させることができます。
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介護業界で働く先輩にインタビュー「コミュニケーションの大切さ」
Content(目次) 訪問介護(ホームヘルプ)とは? 未経験者が受講できる研修について 【インタビュー】中野ふれあいサービス 訪問介護員は東京都にどれぐらいいるの? 介護事業所紹介 1.訪問介護(ホームヘルプ)とは? 利用者さんの自宅にホームヘルパーが訪問するサービスで、住み慣れた自宅でサービスを受けたいと思っている方にとっては、生活スタイルを変えることなくサービスが受けられる点に特徴がある訪問介護になります。 介護サービスの形態は大きく3つに分類でき、訪問の他には通所(デイサービスなど)や入所(有料老人ホームなど)があります。 介護業界と⾔っても、そのサービスの種類は様々で厚⽣労働省のホームページに記載されている介護保険で利⽤できるサービスは、26種類54サービスもあるそうです。 訪問介護員のお仕事内容 自力での生活が難しく、日常生活を送る為に人の介助を必要とする(要介護1~5の認定を受けた方)⾼齢者や、障害⽀援区分の認定を受けている障害のある方のご自宅へ訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問し、⾷事‧排泄‧⼊浴などの介護(⾝体介護/身体に直接触れて行う介護)や、掃除‧洗濯‧買い物‧調理などの⽣活の⽀援(⽣活援助/日常生活の家事など)をします。 訪問介護事業所では、身体介護は無資格で行うことはできないので、介護職員初任者研修課程(在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修)以上の受講、修了された方もしくはそれ以上の資格を持っていなければ訪問介護事業所では身体介護は行うことができません。 生活援助は、無資格で行うことができます。生活の支援なら何でもできると思われがちですが、介護保険内でできるものとできないものがあったりします。 生活援助として介護保険内でできないこと ‧直接利⽤者の援助に該当しないサービス (例)利⽤者さんの家族のための家事や来客の対応など ‧⽇常⽣活の援助の範囲を超えるサービス (例)草むしり、ペットの世話、⼤掃除、窓のガラス磨き、正⽉の準備 など なお、上記のような介護保険外のサービスは、利用者さんが掛かった実費を全額負担することになりますが事業所によっては費用は掛かりますが対応しているところもあります。 昨今在宅の⾼齢者のための介護保険サービスの利⽤が増加する中で、 訪問介護員さんは在宅介護サービスの中⼼的担い⼿となって活動しています。 多くの訪問介護員さんは、 介護保険制度、障害者総合⽀援法の指定訪問介護事業所に雇⽤されており、働き方は常勤、⾮常勤があります。 サービスエリアは余り広くなく自転車での移動が基本である為、自分の住まいの近くや生活圏、地元に近い事業所で働いている方が多い印象です。また、シフト制で短時間勤務も可能なので、主婦の方など隙間の時間で働きたい、ダブルワークしたい方も仕事を見つけやすい環境であると思います。 2. 未経験者が受講できる研修について 身体介護ができるようになるには「介護職員初任者研修課程」を修了する必要がありますがこの研修は⾃治体や社会福祉協議会、企業などで⾏われていて未経験でも誰でも受講が可能です。 土日や夜間などに受講できるコースがあったりと仕事をしながら研修を受けられ、週1回通ったとして、おおよそ4か月くらい、早ければ1か月で取得できます。 他にも無資格であっても3年以上の実務経験を積むことで受講できる「実務者研修」というものもありこちらの受講は上位資格である介護福祉士の受験資格となっている点、事業所でサービス責任者となれる点で初任者研修との違いがあります。初任者研修より学ぶことが多く修了までの時間が掛かる点から初任者研修を受けてから受講する方が多いかもしれません。 3.【インタビュー】中野ふれあいサービス ▲ 今回インタビューを受けていただいたのは、訪問介護事業、生活援助、介護タクシー、ふれあいサービス(付添い・見守り・買物代行サービス)を行う、東京都中野区の中野ふれあいサービスの杉本明子さん。 かいチャレスタッフ:介護業界でのお仕事はどんなお仕事からスタートだったのでしょうか? 杉本さん:はじめは利用者さんが60人〜70人ぐらいいる有料老人ホームからでした。新人への仕事の教え方などはそれぞれの事業所によって違うんですけれど、「まずはこれを覚えましょう」と言われたことそれだけをやっていました。次に、また「これを覚えましょう」と言われたら、それだけをやっていくという感じで、最初はこの点と点がどうつながるのかが全くわからなくかったです。それでも、徐々に仕事を覚えていくと、動き方が分かるようになってきました。3ヵ月、4ヵ月はかかったんじゃないかと思います。とにかく、先輩や他のスタッフの動きを観察して覚えていきました。 スタッフの中には、仕事以外でもすごく心遣いができる方もいて、そういう人のことはまねしていきました。「私もこういう風にやっていこう」みたいな感じで。 かいチャレスタッフ:仕事を覚えていく中で、楽しさみたいなものはありましたか? 杉本さん:楽しいというよりも、一生懸命さが勝ってしまっていた感じです(笑) それでも、充実感はあったと思います。楽しいと感じるまでの余裕はなかったんですけれど、今日を無事にすごせたなとか、やれたなとかそういう思いはありました。誰も見ていないところで失敗したときなどは、上司に「こういうことを失敗しました」と言うと、叱られるのではなく、逆にいろいろとアドバイスをいただいたので、失敗したときはまずは相談しにいくようにもしていました。 —— まずは利用者と仲良くなることが大切 かいチャレスタッフ:杉本さんの現在のお仕事内容をお聞かせください。 杉本さん:ここ(中野ふれあいサービス)に入ってまだ、1ヵ月ぐらいで実際の担当のお仕事は無いんです。今は、利用者さんへのあいさつ回りや頼まれたお仕事の内容があるんですが、まずはコミュニケーションを取って利用者さんと仲良くなってくださいと言われました。 なぜかというと、やはり利用者さんが私に話しかけやすいと、いろいろコミュニケーションが取れるようになってくるんです。困ったことや質問を言っていただける環境を作ることが非常に大切なんです。 かいチャレスタッフ:私もとてもお話していて話しやすいですし、杉本さんのお人柄なのかなと思うんですが。 杉本さん:実は、今でも本当に得意じゃなくていつもどこかで緊張してるし、一所懸命しゃべらなきゃって期待に応えなきゃという思いがあって、もうちょっと自然になりたいくらいなんです。 —— 気がついたら自分が皆さんにいただいている 杉本さん:もともと人と接するのが苦手で、その自分の苦手分野を改革してくれたのはこの介護のお仕事だと思っています。 他人と接する上で、自分の好き嫌いや考え方を置いて、その方が主役というか、その方のために何をしたら喜んでくれるのかを考えるということは、事務員だった時代にはなくて、気がついたら自分が皆さんにいただいている、与えられているということに気がつきました。 かいチャレスタッフ:介護のお仕事をはじめるタイミングとして、年齢は関係があるのでしょうか? 杉本さん:もちろん、すべての会社が60歳以上の人を受け入れてくれるというわけではないでしょうけれど、今は人材不足の問題もあって、(年齢に関係が無く)何歳でも比較的お仕事はあるんではないでしょうか。 例えば、普通に正社員雇用だと働く側の体力的な問題も大きいと思います、シフトで日勤、夜勤、早番、遅番とかは無理しない方がいいのではないかと思います。 まずは、日勤だけからスタートできる事業所を選んでみるとか。 あと、姉が70歳になるんですけれど介護職なんですが、二十数年やってきていて、姉を見ていると何歳でもやろうと思えばできるんだと思います。 かいチャレスタッフ:介護職員初任者研修課程は受けておいてよかったと思いますか? 杉本さん:受けておいてよかったです。多少なりともちょっとでも知識があれば、現場に入った時に安心感がありました。 現場によって状況が違うこともあるかもしれませんが、未経験だが頑張ってみようという方はトライした方がよいと思います。 かいチャレスタッフ:お仕事を持続させるためにしていることはありますか? 杉本さん:50代の頃はあまり気にならなかったんですが、60代に入ってからでしょうか。長く働きたいと思ったのもあったので、自分の身体をまず整えなければと思い、夜勤はやめようと決めました。 なるべく日勤帯で働いて、長く続けられるということを意識しています。 かいチャレスタッフ:未経験でこれから、介護業界にチャレンジしてみたい人に何かアドバイスはありますでしょうか? 杉本さん:人間関係でいうと、利用者さんに対しても働くスタッフに対しても、挨拶と観察が大切なような気がします。挨拶は、目を見て話すようにしたり、にっこり笑顔で接するようにしたりすると相手は受け入れてくれると思います。観察というのは、私も最初は不安で不安でたまらなかったですけれど、時期が来るとだんだんと働き方が見えてくるのでそれまで耐えることも必要かもしれませんが、他人がどうしているのかをよく観察して、よいことを真似していくことだと思います。 失敗したことは自分で抱え込まずに、すぐに上司に話してしまうのがいいと思います。 かいチャレスタッフ:素敵なお話、ありがとうございました。 4.訪問介護員は東京都にどれぐらいいるの? 平成27年の国勢調査によると在宅介護員、 在宅ケアワーカー、 訪問介護サービス員、 ホームヘルパーなど訪問介護職についている⼈は東京都には28,850⼈いらっしゃるようです。 現在、訪問介護職の有効求⼈倍率はなんと22.64倍。 明らかに働き手不足であることがわかる反面、他業種より採用に繋がりやすい点が見て取れますし、 事業所にインタビューで訪問していると、本当に異業種からの転職者が多いことを実感しています。 ・就業者数:28,850人(出典:平成27年国勢調査 ・平均年齢:41.9歳(出典:令和3年賃金構造基本統計調査) ・賃金(年収)は374.7万円(出典:令和3年賃金構造基本統計調査) ・有効求人倍率は22.64(ハローワーク求人統計データ | 令和3年) 平均年齢が41.9歳とありますので、インタビューをお受けいただいた杉本さんのおっしゃるとおり、年齢が高いからといって チャレンジができないということはまったくないと言ってよさそうです。 働き方としては、正規の社員、従業員が42.2%、パートタイマーが57.8%を占めています。 自分に合った働き方を実践できるといった意味でも、未経験の人にとっては安心なのではないでしょうか。 5.介護事業所紹介 未経験者大歓迎 資格取得制度あり 女性活躍 年齢不問 事業所名 中野ふれいあいサービス 事業所所在地 〒164-0012 東京都中野区本町1-2-12 最寄り駅 東京メトロ丸の内線 中野坂上駅より徒歩7分都営大江戶線 ⻄新宿五丁目駅より徒歩5分 企業url https://n-arcx.com/ 事業所PR ●完全個人経営、超地域密着型 利用者さんや地域の方々との距離が近く、ふれあいを大切にする事業所です! ●資格取得支援制度あり! 受験費用の一部負担など、資格取得を積極的にサポート! 介護福祉士などの資格を目指して仕事と勉強を両立しやすい環境です! ●自己申告制のシフト制勤務 週に1日、1日3時間勤務など、自由な働き方ができます♪ ●従業員数はアルバイトを含めて7名! 20代〜50代まで、様々な年代のスタッフがいます。 少人数で意 見を言いやすく、成⻑できる職場です! ●利用者様に喜んでいただけるサービスが充実 他の事業所にはない保険適用外のサービスもたくさんあり、こんなサービスがあったら利用者さんに喜んでもらえるかも!と意見を出し合いながら楽しく働いています♪
インタビュー -
【かいチャレ参加事業所】インターンシップ受け入れ後の声
インターンシップを受け入れていただいた、介護事業所様にアンケートを行いました!
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