本職場体験では介護の業界を幅広い世代の方に知ってもらうこと・関心を持ってもらうことを目的としたものです。
介護のことに興味はあるけどよくわからない方や身近に介護が必要な人がいてもっと介護の世界を知りたいなど、
この機会に職場体験を通じて介護のことをもっと知ってみませんか。
職場体験は3つのプログラムを用意しておりますので、ご自身の参加しやすいプログラムを選ぶことが可能です。
ぜひお気軽にお申込みください。
興味を持たれた方に向けて見学プログラムを開催しています
コミュニケーションスキルを向上させたい方向けに、コミュニケーションプログラムを開催しています
参加者に実際の体験を通じて新たなスキルや知識を身につけることができる体験プログラムを提供しています
介護業界で働いたことがない幅広い年代の方々に、職場体験として職業体験を通じて、
介護の仕事の魅力を体感してもらうことを目的とした事業です。
「介護の仕事ってどんなことするんだろう?」「興味はあるけど、できるかな・・・」
「職場体験して自分に合う仕事か確かめたい」
など、どんな想いの方も歓迎しています。
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Contents(目次) 1. 介護支援専門員(ケアマネージャー)とは? 2. 【インタビュー】NPO法人グレースケア となりのでこちゃん 北口夏代さん 受け入れ事業所となりのでこちゃん 管理者/介護福祉士 山田涼子さん 事業者情報 1. 介護支援専門員とは? 介護職の中でも、介護支援専門員(ケアマネージャー)という職種は、よくお聞きするのではないでしょうか? 介護支援専門員とは、要介護者や要支援者の人の相談や心身の状況に応じるとともに、サービス(訪問介護、デイサービスなど)を受けられるようにケアプラン(介護サービス等の提供についての計画)の作成や市町村・サービス事業者・施設等との連絡調整を行う者とされています。また、要介護者や要支援者の人が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識・技術を有するものとして介護支援専門員証の交付を受けた者とされています。 厚生労働省ホームページより 具体的なケアマネージャーのお仕事の流れ ① 利用者のニーズの把握: 利用者や家族との面談を通じて、利用者の生活状況やニーズ、希望を把握します。 ② ケアプランの作成: 利用者のニーズに応じた介護サービスの計画を立案し、家族や関係者と協議して最終的なケアプランを作成します。ケアプランには、必要なサービスや介護の目標、期間、実施する担当者などが明記されます。 ③ サービス提供者との連携: ケアプランに基づいて、適切なサービス提供者(ホームヘルパーやデイサービス、訪問看護など)を選定し、彼らと連携してサービスを実施します。 ④ ケアプランの実施・評価・改善: ケアプランが実施されている間、ケアマネージャーは定期的に利用者の状況を確認し、サービスの質や適切性を評価します。必要に応じて、ケアプランを改善・見直し、サービス提供者と協力して利用者に最適なサポートを継続的に提供します。 ⑤ 情報提供・相談支援: 利用者や家族に対して、介護に関する情報提供や相談支援を行います。これには、利用可能なサービスや制度、介護の方法など、さまざまな情報が含まれます。 ⑥ 緊急対応 : 利用者の状況が急変した場合や緊急事態が発生した際には、ケアマネージャーが迅速に対応し、適切なサポートを提供します。 ⑦ ドキュメンテーション : ケアマネージャーは、利用者のケアプランやサービスの実施状況、評価結果などを記録し、必要に応じて関係者と共有します。これにより、利用者の状況の把握やサービスの改善が円滑に行われます。 ケアマネージャーの仕事は、利用者の生活をサポートするための多岐にわたる業務を行っています。そのため、コミュニケーション能力や問題解決能力、組織力などが求められる職種です。また、利用者のニーズや制度が変化することも多いため、常に最新の情報をキャッチアップし、柔軟な対応ができることも重要です。 2. 【インタビュー】NPO法人グレースケア となりのでこちゃん 北口夏代さん 今回は、NPO法人グレースケア となりのでこちゃんにお伺いし、かいチャレのインターンシップを通して入職した北口さんにインタビューを行いました。 介護職を目指したきっかけ かいチャレスタッフ : 本日は、よろしくお願いいたします。 北口さん(以下敬省略) : よろしくお願いいたします。 かいチャレスタッフ : 北口さんが、かいチャレに応募したきっかけを教えて下さい。 北口 : 姉がケアマネージャーをしていて、でもあまり介護の仕事について話したりしたことがなかったんですが、一昨年、父が介護が必要な状態になって、その時に介護の方々にとてもお世話になりました。それをきっかけに、介護の仕事は本当に素晴らしいと感じるようになりました。 かいチャレスタッフ : 介護職に対して良いイメージがもともとあったということでしょうか? 北口 : もともとのイメージはあまりポジティブではなかったのですが、実際にお世話になってみて、その仕事の大切さを感じました。介護の仕事は家族にとって本当にありがたいものです。介護の仕事をしている方々は、心から感謝できる存在でしたので、それが素晴らしい仕事だと思いました。 かいチャレスタッフ : その後、介護のお仕事を探していたということですね。 北口 : となりのでこちゃんとは違うんですけども、自宅から近いデイサービスが条件に合っていたので、応募したいと思っていました。しかし、未経験だと思うとなかなか勇気が出ず、TOKYOかいごチャレンジの事業を知って、何かサポートがあればチャレンジしやすいと思い、それを通じて参加しました。 かいチャレスタッフ : なるほど、確かに経験の無い業界に、いきなり応募するのは勇気が要りますよね。 子育てと仕事の両立 かいチャレスタッフ : 現在、お子さんがいらっしゃると思うのですが、仕事と子育ての両立という観点から現在どう感じてらっしゃいますでしょうか? 北口 : はい。子供が生まれる前は、違う仕事をしていたのですが、子供が生まれてからは全く仕事をしていませんでした。子供が小学校に入って少し時間ができるようになったこともあり、この仕事を始めるようになったのですが、現在は、働く日が週に1回で、しかも午前中しかいないので、その点では、とても融通してもらっていると感じています。子供の具合が悪いときなども全然大丈夫と言っていただけたので、とても安心して働ける場所だと思っています。 かいチャレスタッフ : 子育て中でも、自分に合った働き方ができる場所があるということですね。 北口 : 最初にインターンシップで訪れた事業所では、訪問介護の場合は、訪問予定を変更できないため急なお休みがあったりしてしまうと難しいという感じでした。特別養護老人ホームでは夜勤があるためできないといった感じで、子供がいることでできない仕事が介護業界にもたくさんあると教えていただんです。それに対して、となりのでこちゃんでは「訪問介護だって、できないことはない」という感じで、事業所の考え方や雇用形態によって働きやすさや自分に合う時間帯で働けることが違ってくると感じています。息子の学校が休みが多いことを話したところ、今日のように連れて来ても大丈夫だと言ってくださったので、子育て中の私にとっては本当にありがたいと感じています。 インターンシップ中の体験について かいチャレスタッフ : インターンシップ中にはどんなことをスタッフの方々と覚えていきましたか? 北口 :でこちゃんのデイサービスでは、「一緒にやりましょう」といった感じで、お料理を一緒にしたり、お散歩に行ったりなど、本当にスタッフと一緒にさまざまな経験ができたので、その点で仕事の内容が細かく伝わったと思います。インターンでここに来た時にとても楽しかったので、働いてみたいと思いました。職員の方々も、みんなが楽しそうに働いていました。制服が決まっているわけでもなく、普段着で働ける自由な雰囲気が良いと感じました。 今後の目標について かいチャレスタッフ : まだ介護職をはじめてからまだ間もないと思うのですが、今後の目標を聞かせていただいてもよいでしょうか? 北口 : 介護の仕事については今後続けていきたいと思っています。やはり子供とばかりいましたし、なかなか外に出て働くことがなかったので、まず外に出て、家族以外の人と触れ合う時間が増えたのはとても良かったです。そうすると視野が広がり、新しく勉強を始めたりしていて、介護福祉士の資格も取得したいのですが、4月から通信制の大学に入学し、社会福祉士の資格取得を目指す予定です。その傍ら、現場で働きながら経験を積み、5年後に資格を取得したいと考えています。 かいチャレスタッフ : 素晴らしい目標ですね、叶うように願っています。お話を聞かせていただきありがとうございました。 北口 : ありがとうございました。 受け入れ事業所となりのでこちゃん 管理者/介護福祉士 山田涼子さん インターンシップを受け入れてみて やはり、経験したことがないと不安が大きいと思うので、その不安を急になくすことは難しいと思います。少しずつ関わりながら経験を積み重ねて不安を取り除き、自信につなげていけば良いと思います。時間をかけて進めれば問題ないと思います。 介護職に対するプラスのイメージを持ってもらいたい 確かに、介護の仕事はほとんどの人に「大変な仕事ですね」と言われますが、私自身はそんなに大変だと感じたことはありません。特にヘルパーの仕事は一人で行かなければならないので大変だとよく聞かれますが、責任は少し感じるものの、それだけではなく一対一での面白みややりがいもあります。介護の仕事には様々な働き方があるので、それは経験しないと分からない部分が大きいと思います。 利用者さんと関わる中で教わることや一緒に楽しめること、面白くて笑い合えることなどが介護の仕事にもあるので、そういったプラス面を最初にいろいろ経験してほしいと思います。インターンシップは限られた時間だとは思いますが、楽しかったと感じたり、来てみて良かったという経験を持ち帰ってもらいたいと考えています。 4. 今回ご紹介した事業所情報(となりのでこちゃん ) 未経験者OK 資格制度あり 女性活躍 年齢不問 時間相談可 事業所名 となりのでこちゃん 看護小規模多機能型居宅介護事業所 サービス種別 地域密着型通所介護 事業所所在地 〒181-0002 東京都三鷹市牟礼6-11-2 最寄り駅 JR三鷹駅南口から京王バス ->「三鷹台団地」徒歩6分 募集職種 介護職(正社員・パート) 事業所PR ●当団体は「お困りごとからお愉しみまで」をモットーに、障がいのある子ども、ひとり親、難病の方、お年寄りと、年齢・障がい・国籍を問わず、多様なケアサービスを提供しています。●現在約30名の社員と140名を超える非常勤ヘルパーが在籍。働き方や働く時間もそれぞれのペースで可能。●個人のケアのみならず、孤立を防ぎ、人と人とのつながりや、まちづくりも大切にしており、ガレージセールや暮らしの保健室、まちイベントなども行っています。
Contents(目次) 「看護小規模多機能型居宅介護」とは? 【インタビュー】ITフォレストこだいら 管理者/ケアマネージャー 菊池正彦さん インターンシップからITフォレストさんへ就労したIさん 事業者情報 1. 「看護小規模多機能型居宅介護」とは? 今回インタビューをさせていただいた東京都小平市の「ITフォレストこだいら」は、各種医療施設が隣接している、看護小規模多機能型居宅介護併設の高齢者住宅住宅になります。 介護にあまり知識の無い方だと聞き慣れないかもしれない、「看護小規模多機能型居宅介護」略して「看多機」とはどういったサービスなのでしょうか。 看護と介護を一体的に提供するサービスです。 「訪問看護」と「小規模多機能型居宅介護」を組み合わせたサービスで、「通い」、「泊まり」、「訪問介護」、「訪問看護」サービスを提供します。 厚生労働省ホームページより このサービスにおいては、介護を必要としている人が一定数の方と共同生活するスタイルになります。要介護者のニーズに応じて看護や介助、生活支援などを行い、自宅でのキャリアアップや社会復帰をサポートします。また、要介護者同士の交流や友達関係の形成など、社会的な関係も形成することができます。このような環境は、要介護者が長期的に自宅で生活することができるとともに、介護者も心理的にリフレッシュすることができます。 「看護小規模多機能型居宅介護」の特徴 共同生活:要介護者は一定数の介護者と共同生活することになります。このため、要介護者同士の交流や友達関係の形成など、社会的な関係も形成することができます。 自立支援:要介護者が自宅で生活することを可能にするために、医療的な看護や日常生活支援、介助などを行います。これにより、要介護者は自立した生活を送ることができるようになります。 家族や友人との繋がりの維持:要介護者は家族や友人ともつながりを保つことができます。このため、精神的な安定を維持することができます。 看護者のストレス軽減:要介護者と共同生活することにより、看護者もストレスを軽減することができます。また、要介護者同士の交流や活動なども行うことができます。 これらの特徴を活用することで、要介護者が長期的に自宅で生活することができるとともに、看護者も心理的にリフレッシュすることができます。 介護サービスの中には、「小規模多機能型居宅介護」というものもありますが、「看護小規模多機能型居宅介護」(看多機)と「小規模多機能型居宅介護」(小多機)は、同じ「小規模多機能型居宅介護」のサービスを指しますが、違いは訪問看護の機能が持っているか、持っていないかの違いです。 前者(看多機)は訪問看護のサービスも自事業所のスタッフで提供する必要があるのに対し、後者(小多機は)訪問看護サービスが必要な利用者に対しては、外部の訪問看護事業所を利用することになります。 また、看多機は要介護1から要介護5の利用者が利用できるのに対し、小多機は要支援1から要介護5の利用者が利用できます。 2. 【インタビュー】ITフォレストこだいら 管理者/ケアマネージャー 菊池正彦さん スタッフ : 本日は、よろしくお願いいたします。 菊池さん(以下敬省略) : よろしくお願いいたします。 スタッフ : 菊池さんはケアマネージャーでいらっしゃるということでしたが。 菊池 : 現在はこの事業所の管理者兼ケアマネジャーという立場で業務をしています。 スタッフ : ありがとうございます。まずは菊池さんのことについてお伺いしたいのですが、介護のお仕事をされてどれぐらいになるのでしょうか。 菊池 : 途中ブランクがあるのですが、大学卒業後から40歳ぐらいまで、特別養護老人ホームで働いていましたので、およそ20年程。その後、システム関係を扱っている会社に転職をしたのですが、 ちょっとしたことをきっかけに、また、声をかけられ介護の業界に戻ってきた形になります。介護業界に戻ってきて10年間なので、全体で30年ほどになります。 スタッフ : 色々な管理をされていて、システム関係の会社で働いていたときの知識が、介護の現場にも生きているんですね。 菊池 : そうですね、いろいろなケースで役には立っていると思います。 スタッフ : 管理者というポジションにあってどういったお仕事が基本になるのでしょうか。 菊池 : そうですね、サービスの質の向上や利用者のニーズにはなるべく応えられるるように、その方法をスタッフと一緒に考えることや、利用者が安心・安全に生活できる環境を整えていくことが基本にあります。 それとは別に、スタッフの方の労働条件のことやスキルの向上にも携わっていたり、本当に幅の広い領域を見ることになります。 スタッフ : 施設についてもお聞きしたいのですが、施設に入ったときの第一印象は非常に「綺麗」だと感じました。また、自動販売機が設置されていたり、カフェスペースがあったり、利用者だけでなく働くスタッフのためにもよい環境が整っていると感じました。 菊池 : 実は、私もここに最初に来たときに驚いたのが、職員の環境がとても充実していると感じました。職員のための広い休憩室や、電子レンジやポットなど、今までいた施設では無かったものなので、働く人のことを意識して作られています。この、働く人のことを考えてくれていることは、普段勤務していても、安心感があります。 スタッフ : 素晴らしいですね。やはりどんな方でも、綺麗で働きやすい環境の方が、明るく人に接しやすくなると思います。次に、看護多小規模多機能型居宅介護という施設の機能についてお伺いしたいと思います。 介護施設には様々な種類があるなかで、他の施設との違いや特徴を教えていただければと思います。 看護小規模多機能型居宅介護の特徴について 菊池 : 介護保険制度にはケアマネジャーがいます。ケアマネジャーはプランを作成し、訪問介護ならばヘルパーステーション、訪問看護ならばナースステーション、デイサービスならばデイサービス事業所、ショートステイならショートステイ事業所に依頼を出します。その後、サービスが自宅に提供されたり、利用者が利用することができます。これが介護保険制度のもともとの流れです。 簡単にいうと、それをひとつにまとめたものが看護小規模多機能型居宅介護(※看多機)や、小規模多機能型居宅介護(小多機)というサービスです。 一番のメリットは、情報の収集が容易な点です。例えば、働きながら介護をする人や、高齢者を介護する家庭に訪問する際に、現在の状況や情報を、ケアマネジャー、看護師、介護スタッフにすぐに伝えることができます。介護者が高齢であった場合、介護者自身が入院する必要があり、家に帰れない場合、馴染みのあるデイサービスに泊まれず、新しい短期入所先を探す必要があります。このような状況になったとき、初めて訪れる場所で過ごすことに不安や家族の懸念も生じますが、看護小規模多機能型居宅介護の場合は、馴染みのあるところで、親しみのあるスタッフがいるため、安心です。このようなメリットがあります。 スタッフ : 確かに、そういった状況では利用者は安心できますね。 菊池 : ただ、このサービスを使った場合、他の介護保険サービスが使えなくなってしまうといった、そういう制約もあります。 本当はリハビリに特化したデイサービスに行きたいけれど、私達のサービスを利用した場合、そちらのサービスは介護保険では使えなくなってしまう。メリットとデメリットがはっきりしているんです。 実際の利用者はどんな方々? スタッフ: 実際にはどのような状況の利用者さんがいらっしゃるのでしょうか? 菊池: その方はもうお亡くなりになられましたが、ご主人が奥様の介護をされていました。週に3日程こちらに通っていたのですが、その他の日はご自宅でご主人が介護をされていました。私たちは週に1度、お宅に訪問してお手伝いをすることをしていましたが、奥様だけでなく、ご主人のストレスや疲れがたまっていないか体調を確認して、疲れがたまっているようであれば、こちらからお声がけをして奥様にお泊りしていただくように促し、ご主人に休んでいただける状況を作ったりすることもあります。 別のご家庭では、奥様がご主人のことを介護していたのですが、介護をすることがとてもしんどいときには、こちらに泊まってもらい、病院に入院し退院する際も、そのままご自宅へ帰られることは不安なので、帰れる状態になるまでは、こちらに泊まってもらうなどのケアを行うこともありました。 スタッフ: 利用者とそのご家族の様子を見て、最善のケアを行っていることを聞いてとても感銘を受けました。素晴らしいお仕事ですね。 スタッフ: 小規模看多機では、様々なお仕事があると思うのですが、それぞれのスタッフの方々のお仕事はどのような割り振りになるのでしょうか。 菊池 : 実は、ここは、ほぼ分業制のようになっています。夜勤専従の方、早番だけの方。全てをこなせる常勤、非常勤の方、送迎スタッフ。それぞれのスタッフの方々の役割を見ながらシフト表に反映させていっています。 どのような人材にインターンシップに応募してほしいか スタッフ: どのような方にどんどん入ってきてほしいなどがございましたら、教えていただけますでしょうか。 菊池 : 私の経験上、資格の有無は関係がなくて、やはり社会人経験があったうえでこの業界に興味を持って入ってきてくれた方の成長がとても早いように思います。そういった方を、育てていき事業所の戦力としていく取り組みがしたいと考えています。 私も介護の仕事をはじめたときは、大学卒業後すぐでした。最初は、始めて知ることに対する驚きや大変さもあって続けられるかなと考えたこともあったのですが、ただ、やはり達成感と充実感があったことが大きいと思います。介護のお仕事は、嫌なこと辛いことだけではないんです。 とくに介護は、自分の両親や祖父、身の回りの方々もいつかは関わる部分ですので、特別なことではないように感じます。あとは、自分がどれぐらい頑張れるのかだけだと思います。 スタッフ: いろいろとお話を聞かせていただいて、とても勉強になりました。ありがとうございました。 3. インターンシップを経験し、ITフォレストこだいらに就労することになったIさんの場合 インターンシップに参加したきっかけ 私の両親はもう他界しているのですが、実家の整理をしていると、両親のしていた仕事の書類などを見つけて、ふとその時、もっと両親に何かできることがあったのではないかと思ったんです。それを友人に話すと、東京都で介護チャレンジインターンシップという事業が最近始まったことを教えられました。私は、介護に関して知識があまりにもなかったので、なにか高齢の方に接する仕事をやってみたいような気がするという程度の気持ちで、申し込んでみました。本当に介護に対する知識も経験も無かったので、自分に適しているのかどうか分かる、良い機会かもしれないと思いました。 介護に対する知識は以前からありましたか? 「デイサービス」や「特養」などの言葉は聞いたことがありますが、その意味や役割については考えたことがありませんでした。介護職という言葉だけでなんとなく介護の仕事のイメージを持っていましたが、「かいチャレ」のインターンシップで初めて行った施設は「デイサービス」と「特養」が同じ施設に入っていて、その役割や業務内容について学びました。デイサービスでは、まだ元気な方が来られますし、時には会話が通じないこともありますが、大体は楽しく会話ができていてレクリエーションなどを楽しんでいます。それに比べて、特養の方に行くとかなりのギャップがあり衝撃を受けたんです。 今まで自分は「介護」という一言でしか知らなかったんだなということに気付き、そして、どのような施設があるのか、介護とは何かといったことを少し知ることができました。それがインターンシップで得られたものだと思います。 インターンシップを経験して実際にこの仕事をしてみようと思ったのはなぜですか? 私はインターンシップで2つの施設に行かせていただきました。初めてのインターンシップで、排泄介助などに驚きましたが、見ていくうちに慣れていきました。最初の施設の2日間のインターンシップでは、自分がその仕事ができるかどうかわからずに迷っていましたが、さらにもう1つの施設では、デイサービスやショートステイといった生活補助の仕事を見学やお手伝いをして、この施設では、利用者とコミュニケーションを取ることができて、それがとても楽しく、スタッフの方も忙しい中でもよく教えてくださって、楽しく学ぶことができました。短い時間でしたが、色々なことを学べて、努力すればできるということも分かり、もしかするとゼロからでもやれなくないかなって思えてきて、前向きな気持ちになりました。 今のお仕事で今後どのような目標がありますか? 本当に働いてらっしゃるスタッフ皆さんが、いろんなことができていて格好いいなって感じています。利用者さんとのちょっとした会話でも、クスッとさせたり和ませるのも上手なんです。それだけでなく、排泄介助や入浴介助、そういう技術も持っていて、さらに「ここも見ていたんだ」という細かなところにもよく気を使われていて、自分もそのようになりたいなと思っています。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 4. 今回ご紹介した事業所情報(ITフォレストこだいら 看護小規模多機能型居宅介護事業所) ▲ 地域交流室もあり、地域の方とのコミュニケーションの場も施設内にあります。 未経験者OK シフト制 車通勤OK 設備充実の休憩室 事業所名 ITフォレストこだいら 看護小規模多機能型居宅介護事業所 サービス種別 看護小規模多機能型居宅介護 事業所所在地 〒187-0031 東京都小平市小川東町5-7-10 最寄り駅 JR武蔵野線 新小平駅より徒歩6分 西武拝島線・国分寺線 小川駅より徒歩6分 募集職種 看護師、介護職員 事業所PR ⚫ 未経験者でも安心して働けるよう、OJTでしっかりサポートする体制を整備! ⚫ 月単位のシフト制です。希望のお休みを入れることも可能! ⚫ 事業所近隣に駐車スペースを確保しているので、車通勤OK! ⚫ スタッフ休憩室は、広いスペース、冷蔵庫、レンジ、ポット、自販機設置!喫煙室も完備!
Contents(目次) デイサービスについて詳しく知ろう! [インタビュー]デイサービスセンターシエロ青梅 介護福祉士 佐藤いずみさん インターンシップに参加中のYさん19歳の声 事業者情報 1. デイサービスについて詳しく知ろう! まずはデイサービスとは、そもそもどんなサービスなのでしょうか。厚生労働省のホームページによると、下記のように記載があります。 通所介護(デイサービス)は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持、家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。利用者が通所介護の施設(利用定員19人以上のデイサービスセンターなど)に通い、施設では、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで提供します。生活機能向上グループ活動などの高齢者同士の交流もあり、施設は利用者の自宅から施設までの送迎も行います。 厚生労働省 介護サービス情報公表システムより抜粋 デイサービスは、本人の生活の質を向上させる意味においても、介護負担の多い利用者のご家族の方にとっても必要なサービスです。 介護保険サービスの中で、デイサービスが受けられる方 要介護1〜2:身体的な自立が一部できるが、生活のほとんどに介助が必要な方。 要介護3〜5:身体的な自立ができなくなり、生活全般に介助が必要な方。 ※ 要支援1〜2の方は利用できません。要支援1〜2:身体的な自立が可能であるが、家事や生活に支援が必要な方。 要支援の方は、基本的には自宅での生活が可能であるため、介護予防サービスを受けることができます。 デイサービスは、高齢者や障がい者の日中の居場所として、また、生活支援や身体介護、リハビリなどのサービスを提供する施設です。一般的に、自宅での生活が困難となり、介護や支援が必要となった高齢者や障がい者が利用することが多く、身体的な介護や生活支援を必要としながらも、施設に入居する必要のない人々にとって、在宅生活を継続するための支援を提供する場所としても利用されます。 2. 【インタビュー】デイサービスセンターシエロ青梅 佐藤いずみさん かいチャレスタッフ : 本日はよろしくお願いいたします。佐藤さんは、介護のお仕事に就いてどれぐらい経つのでしょうか。 佐藤さん(以下敬称略) : 高校を卒業してからずっとなので、20年ほどになります。 かいチャレスタッフ : 高校生のときに、介護の業界を目指そうとしたきっかけは何かあったのでしょうか。 佐藤 : 昔から何か人の役に立つことが好きだったというか、中学校時代に合唱部に入ったりしてボランティアをしたり、ご高齢の方との接点や、母が病院でマッサージ師をしていたことなどもあり、日常の中で自然にこの仕事に向かうことになった感じです。 かいチャレスタッフ : シエロ青梅さんに入ってからは、どれぐらいになりますか? 佐藤 : 14年になります。最初は、特別養護老人ホームで働いていたのですが、その老人ホームでは人数が多く、流れ作業が多くなってしまっていたので、そういうときに、お客様に声をかけられても、ゆっくり話し合うことは難しかったんです。自分の中で、それがちょっと苦しかったのもあり、そこを離れ、次に訪問介護の事業所に入りました。訪問介護では、自分が思っている介護ができたなと思っています。そして、結婚を機に、いったんそこを辞めて、こちらにご縁があって入らせていただきました。 かいチャレスタッフ : 現在の事業所に来てから、大変だったことなどはありますか? 佐藤 : 訪問介護の時は、利用者様を一対一で対応していましたが、デイサービスになると10名の方がいらっしゃるので、最初はやっぱり「どうしたら良いんだろうか?」「この場をどうしようか?」といった不安が凄くありました。 かいチャレスタッフ : 現在のお仕事の一日の流れを教えていただけますか? 佐藤 : お昼までの勤務の時は、朝、送迎に行き、ご利用者様が到着してバイタルや血圧とかを測ります。その後、入浴をする人の介助をします。出勤が1日のときは、午後は、散歩が好きな方が多く、歩行訓練を行います。その後は、手先を動かす手芸などを行ったり、最後には、おやつを皆さん食べ、帰りの準備をして、送迎を行うという流れになります。 かいチャレスタッフ : 介護の業界は、体力的にも大変だと思っている方が多いようなのですが、実際にはいかがでしょうか。 佐藤 : この施設には、そこまで重度の利用者様はいらっしゃらないので、夏の入浴介助でちょっと汗をかくとか、その程度なので体力的に大変ということはないと思います。 かいチャレスタッフ : 利用者とのコミュニケーションで気をつけている部分はありますか? 佐藤 : やっぱり人生の先輩方なので、そこの部分は常に忘れず気をつけています。 認知症の方だと急に不安になると、その不安がずっと残ってしまう傾向があるので、話題を気持ちの抑えやすいものにして、その方が好きなことか興味があることの会話をするように心がけています。 かいチャレスタッフ : 今までに、未経験から入られてきた方を教えてサポートしてきた経験もありますか? 佐藤 : そうですね、何人かいますね。 かいチャレスタッフ : 皆さん最初につまづくポイントなどはありますか? 佐藤 : たとえば、10人、20人が集まった場にどう対応しようかという不安を感じることがあるのですが、それは私自身もあったので、共通のものだと思います。 かいチャレスタッフ : みんなの前で大きな声でお話をしなければならない瞬間もあると思うのですが。 佐藤 : 私、ずっと人見知りだったんです。小学校時代は、母の後ろに隠れるタイプで、話すことも苦手でした。訪問介護に行ってから、やはり話すようになり、そこからでしたね。けれど、今でも緊張することがあります。 体操などを行う時は、みんなの前で話すことも緊張しますが、回数を重ねることで信頼関係が築けるので、一度失敗しても利用者さんが、和やかに受け入れてくださるので、やはり信頼関係が大切です。 かいチャレスタッフ : ありがとうございます。介護業界での働く場所についてお聞きしたいのですが、介護業界には様々な分野の働く場所があると思うのですが、未経験の人が働くのに適した場所というのはあるのでしょうか。 佐藤 : 多分、デイサービスはたくさんあると思いますが、私はここだからこそ続けられていると感じています。私は、みんなの前で話すことが得意ではないのですが、何かを押し付けられるよりも、個人が自分らしく居られるという点が重要だと考えてくれていて、無理のない関係性を築いてくれるため、ご利用者様との関係も良好になっていて、だから私自身でもこれならできそうだと感じることが増えています。 かいチャレスタッフ : 本当に素晴らしい環境ですね。 かいチャレスタッフ : 次に介護の資格のことについても教えていただきたいのですが、佐藤さんは介護福祉士でいらっしゃって、介護福祉士の資格を取るとなにかメリットみたいなものはあるのでしょうか。 佐藤 : 実は、メリットを感じるようになったのは最近な気がして、介護福祉士だからこそできる書類の作成だったり、計画書を作ったりなど、その作業を行うことでより一層ご利用者様のことを深く知ることができるので、そういった意味で、介護福祉士を取得してよかったと思います。 かいチャレスタッフ : 未経験から、このお仕事をはじめたときにまず覚えるお仕事はどんなことなのでしょうか。 佐藤 : 最初は、ご利用者様との信頼関係を築くことが大切で、例えば、一緒に手芸などの活動を行うことで、時間を共有して、その方がどのような人であるかを知ることが大事なのかと思います。とにかくまずは、信頼関係を築くことが必要です。 かいチャレスタッフ : 作業を覚えていくステップみたいなものはあるのでしょうか? 佐藤 : この事業所はそこまで堅苦しい感じではないです(笑) 先輩のやっていることを一つずつ教わっていく形になると思います。 かいチャレスタッフ : 未経験で入られた方が、お仕事上でここは注意した方がいいといった部分はありますか? 佐藤 : コミュニケーションの部分でも、利用者様が、ここには触れられたくないなとか、ここの部分では話したくないことって皆さんそれぞれあると思うので、やっぱりそこには注意してますね。 かいチャレスタッフ : それを見分けるのはとても難しそうですよね。どのように、注意されているのでしょうか。 佐藤 : 確かにそうですね。でも、それは仕事をしていく中で先輩から、このご利用者様にはこういう話はしないようにと、お話を聞いたりするので、そういった情報を元に知っていく形になります。 かいチャレスタッフ : このようなインタビューを行っておりますと、違う業界から介護の業界に入った方は、「ありがとう」とご利用者様から感謝される機会が多いと感じるようなのですが、佐藤さんはどう思いますか? 佐藤 : 例えば、ここ最近だと、ご利用者さんも洗濯物を畳むにしろ、食器を洗うにしても、家だと、「いいよ、やらなくて」と、言われることが増えてきている方もいらっしゃると思うんです。けれど、ここに来ると、一人一人が、皆さん役割を持っていて、それが嬉しいじゃないですか。自分の役割がここに来たらある、と思えると、スタッフも利用者さんも、みんな何か自分の得意を出すことで、それぞれが主役になれる。 今までは、何でもやってあげようって思ってたんですけど、そうではなくて、最近はいったん俯瞰して見てみるというか、ご利用者様が今やってくださってるから、これちょっとお願いしようかなとか、視点は働きながら変わってきましたね。何でも自分でやることが良いわけじゃないと。どこかで、ご利用者様が気付いてやってくださったので、その方の役割をちょっと見守って、必要な場合にお手伝いをさせていただく。そんな風に、働き方は変わってきた気がしますね。 かいチャレスタッフ : なるほど、全部やってあげてしまうことが、役割を取ってしまうことに繋がってしまうケースもあるんですね。 佐藤 : 子育ても本当にそうで、やろうと思えばやれちゃうけれど、結局、その子がやる機会を奪ってしまうと、後々、大変なのはその子自身なんだと思います。そこが育児と通じる部分もあります。だからちょっとお願いすることはできるけれども、お願いするということは、家庭でも仕事でもちょっと大事にし始めたところです。 かいチャレスタッフ : ありがとうございます。最後に、シエロ青梅さんの良さをもう少しお伺いできればと思います。 佐藤 : そうですね、ご利用者さんもそうですし、スタッフもそうですし、自分の得意なことをして、みんなで助け合うというと大げさかもしれませんが、それがこの事業所の良さだと思います。 かいチャレスタッフ : 新鮮なお話をたくさん聞けたことに、心から感謝します。ありがとうございました。 シエロ青梅さんでインターンシップに参加中のYさん19歳の声 介護業界に興味を持ったきっかけ 親戚が介護の事業所で働いていて、話を聞いているうちに興味が出てきて、高校2年から3年あたりのときには、実際にお仕事を探しはじめました。最初は、正社員に応募をしようと思ったのですが、経験がまったく無かったので、介護のお仕事の体験ができる「かいチャレ」に応募しました。 インターンシップに実際に参加してみた感想 インターンシップに来る前は、インターネットで調べているとネガティブな情報をたくさん目にしていて、不安な面が多かったのですが、実際に来てみると全くそんなことはなく、スタッフの方々はみなさん優しく教えていただいてとても安心しています。 印象に残っていること 料理を自分たちで作って提供するのを見て驚きました。元から作ってあるものを出していたりするのかなと思っていたのですが、ちゃんと手作りで作っているのを見て素晴らしいと感じました。 インターンシップについて とても良いと思います。介護について深く知ろうと思っても、本とか人に話を聞いてわからないことが多いので、体験の支援をしてくれることは非常に助かります。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 4. 今回ご紹介した事業所情報(デイサービスセンターシエロ青梅) 未経験者OK 無資格OK 女性活躍 時短OK 曜日時間相談可 資格制度あり 社員登用実績あり 事業所名 デイサービスセンターシエロ青梅 サービス種別 地域密着型通所介護 事業所所在地 〒198-0036 青梅市河辺町9丁目5番10号 最寄り駅 JR青梅線「河辺」駅 徒歩7分 募集職種 介護スタッフ、送迎ドライバー 事業所PR ●生活するうえでの行事・外出を当たり前に!シエロ青梅では、四季折々の行事を大切にしています。デイサービスも在宅生活の一部だからこそ、家族で出かけるように、行きたい場所 への外出も特別なことではありません。定員10名の小規模デイサービスだからこそ出来る、きめ細かい個別ケアを大切にしています。 ●資格取得支援も充実! 働きながら資格を取得していただけるよう、シフトの調整や受講料の 助成など、積極的に実施しています。 ●社員登用実績あり!キャリアアップも支援します! 20代・30代を中心に幅広い年代の方が活躍しており、ライフステージに合わせた働き方を一緒に考えていきます。パートから社員登用を経て、マネージャーになった方や育児・介護のために時短社員に切り替わった方など、さまざまな働き方が可能です。
職場体験とは、求職者が興味のある企業などで実際に働いたり、訪問したりする職業体験のことです。
実際の業務や働く環境の体験を通じて、業務内容や働くことの理解を深めることを目的としています。
職場体験は、求職者側・企業側のどちらにもメリットがあり、
年々自社の魅力を伝えるために職場体験を実施する企業は増えてきています。