6月28日(土)せたがや 福祉のしごと 入門講座、相談・面接会
世田谷区が開催する【せたがや 福祉のしごと 入門講座、相談・面接会】のお知らせ
介護や福祉のお仕事に興味がある方、資格や経験がない方でもぜひ、お気軽にご参加くださいませ。
【せたがや 福祉のしごと 入門講座、相談・面接会】 ※参加無料!
・日程 令和7年6月28日(土)
・時間 午前の部 10:00~13:00
午後の部 13:30~16:30
《入門講座・座談会(動画上映)》
午前の部 10:00~11:00 午後の部 13:30~14:30
《相談・面接会》
午前の部 11:00~13:00 午後の部 14:30~16:30
《展示・体験》
11:00~16:30
①福祉用具の展示・体験
②KAiGO PRiDE@SETAGAYA写真展
③情報発信コーナー(関連資料・ビデオ)
・会場 北沢タウンホール
(東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢総合支所2階 下北沢から徒歩5分)
■北沢タウンホール
https://www.setagaya.co.jp/kuminkaikan/kitazawatownhall/
■ご参加者向けチラシ
https://www.tcsw.tvac.or.jp/jinzai/documents/0628.pdf
■HP
https://www.setagaya-jinzai.jp/
〈主催〉世田谷区福祉人材育成・研修センター
―問い合わせ先―
世田谷区福祉人材育成・研修センター
03-6379-4280
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6月28日(土)せたがや 福祉のしごと 入門講座、相談・面接会
6月28日(土)せたがや 福祉のしごと 入門講座、相談・面接会 世田谷区が開催する【せたがや 福祉のしごと 入門講座、相談・面接会】のお知らせ 介護や福祉のお仕事に興味がある方、資格や経験がない方でもぜひ、お気軽にご参加くださいませ。 【せたがや 福祉のしごと 入門講座、相談・面接会】 ※参加無料! ・日程 令和7年6月28日(土) ・時間 午前の部 10:00~13:00 午後の部 13:30~16:30 《入門講座・座談会(動画上映)》 午前の部 10:00~11:00 午後の部 13:30~14:30 《相談・面接会》 午前の部 11:00~13:00 午後の部 14:30~16:30 《展示・体験》 11:00~16:30 ①福祉用具の展示・体験 ②KAiGO PRiDE@SETAGAYA写真展 ③情報発信コーナー(関連資料・ビデオ) ・会場 北沢タウンホール (東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢総合支所2階 下北沢から徒歩5分) ■北沢タウンホール https://www.setagaya.co.jp/kuminkaikan/kitazawatownhall/ ■ご参加者向けチラシ https://www.tcsw.tvac.or.jp/jinzai/documents/0628.pdf ■HP https://www.setagaya-jinzai.jp/ 〈主催〉世田谷区福祉人材育成・研修センター ―問い合わせ先― 世田谷区福祉人材育成・研修センター 03-6379-4280
お知らせ -
介護業界で働く先輩にインタビュー「意思が通じる瞬間の喜び」
Contents(目次) 特別養護老人ホームとは? 【インタビュー】特別養護老人ホーム 晴風苑 施設長 河野知子さん 事業者情報 介護老人福祉施設 特別養護老人ホームとは? 今回は、かいチャレに参加いただいている事業所である小平市の特別養護老人ホーム 晴風苑様にお伺いして、いろいろなお話をお聞きすることができました。この記事を読んでいただいている方の大半の方は、「老人ホーム」ということばには馴染みがあっても、それぞれの施設がどういった役割を持っているかを把握している方は少ないのではないでしょうか。 今回は、特別養護老人ホームのサービスについて見ていきたいと思います。 特別養護老人ホームの特徴として、まず挙げられるのは民間施設ではなく公的施設であるということです。主に地方公共団体や、都道府県知事等の認可を得て設立された社会福祉法人になります。 民間ではなく公的施設のため、利用するための費用も比較的安価にサービスを受けることができます。特別養護老人ホームのサービスは、65歳以上の方で、身体や精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅での介護が難しいという判断がされた方が対象となります。 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、入所者が可能な限り在宅復帰できることを念頭に、常に介護が必要な方の入所を受け入れ、入浴や食事などの日常生活上の支援や、機能訓練、療養上の世話などを提供します。介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、入所者の意思や人格を尊重し、常に入所者の立場に立ってサービスを提供することとされています。※ 厚生労働省 介護サービス情報公表システムより抜粋 さらに、特別養護老人ホームは、要介護3以上の方(要支援1・2の人は利用できない)が基本的には対象となります。(要支援1〜2、要介護1〜5の認定の目安の説明は次回以降のブログで書いていきますが、簡単に要支援の状態と、要介護の状態にも触れておきたいと思います。) 「要介護状態」とは 身体上又は精神上の障害があるために、入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部又は一部について、厚生労働省令で定める期間にわたり継続して、常時介護を要すると見込まれる状態であって、その介護の必要の程度に応じて厚生労働省令で定める区分(要介護状態区分)のいずれかに該当するもの(要支援状態に該当するものを除く。)をいう。※厚生労働省令で定める期間 : 原則6ヶ月 「要支援状態」とは 身体上若しくは精神上の障害があるために入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部若しくは一部について厚生労働省令で定める期間にわたり継続して常時介護を要する状態の軽減若しくは悪化の防止に特に資する支援を要すると見込まれ、又は身体上若しくは精神上の障害があるために厚生労働省令で定める期間にわたり継続して日常生活を営むのに支障があると見込まれる状態であって、支援の必要の程度に応じて厚生労働省令で定める区分(要支援状態区分)のいずれかに該当するものをいう。※厚生労働省令で定める期間 : 原則6ヶ月 また、特別養護老人ホームでは、主な人員の配置の基準が決まっており、施設長、医師、介護職員、看護職員、生活相談員、機能訓練指導員、介護支援専門員、栄養士、ユニットリーダーなどの専門的な知識を有する方々によって施設利用者の日常の生活をサポートしています。 ちなみに、晴風苑 施設長の河野さんのインタビューの中にも出てきますが、特別養護老人ホームの居室はユニット型(10人程度のユニットごとに共有スペースあるタイプ)と従来型多床室(数人ごとに相部屋として使用できるタイプ)があります。 【インタビュー】特別養護老人ホーム 晴風苑 施設長 河野知子さん かいチャレスタッフ:晴風苑に勤められて何年ぐらいになるのかということと、介護業界を目指したきっかけを教えていただけますでしょうか。 河野 : そうですね。介護のお仕事をしたいという方は一定数はいらっしゃるので、声を掛けていますと、ポツポツは来るんです。けれど、人が辞めることになったタイミングで求人を出したからといって、すぐに来るというようなことは少ないと思います。 かいチャレスタッフ : ちなみに、求人をかけて応募して来る方は、未経験者と経験者ではどちらが多いのでしょうか。 河野 : 欲を言えば、介護ってどういうお仕事だろうという下調べですとか、介護というと介護保険がおそらく皆さん一般の方でもよく聞くと思うので、「介護保険がどういうものだろう」「特別養護老人ホームって何だろうか」という事は調べていただけるといいかなとは思います。 ただ、やはり介護のお仕事は、幅が広く、いろんな業種があります。業種によって全くやることが変わってくるので、そのイメージをどれぐらい持っているのかどうかは、採用するときに気になるところではあります。 かいチャレスタッフ : 実際に、晴風苑で未経験からスタートした方もいらっしゃるのでしょうか。 河野 : 概ね半年ぐらいは掛かると思います。ただ、その人の持っている基本的な能力にもよるんですよね。理解が早い人は、3ヶ月ぐらいで、ある程度の仕事を一人でこなせるようになれますし、理解があまり早くない方ですと最低でも半年ぐらいかかってしまいます。私達の今までの経験からお話すると、3ヶ月程度で概ね仕事を覚え、4ヶ月目で夜勤を始めて、5ヶ月目で独り立ちといった流れになると思います。 あと、コミュニケーションは大事です。職員同士のコミュニケーションももちろんそうなんですけど、やはり利用者様とのコミュニケーションが図れないと、やっぱりこの仕事も難しいです。人とコミュニケーションを取ることに長けている方はやはりひとり立ちが早い印象はあります。 介護資格の取得のタイミング かいチャレスタッフ : 介護の仕事がはじまる前に資格の取得が必要なのかと考えている方も中にはいらっしゃるようですが、そのあたりをお伺いしてもよろしいでしょうか。 河野 : 実は、ほとんどの方が介護福祉士を目指しています。未経験からスタートして初任者研修だけ受けて入った職員が2名いるのですが、二人とも来年の1月に試験を受けますということなので、やはり介護福祉士の資格を取りたいという人の方が圧倒的に多いですね。 かいチャレスタッフ : 皆さんが介護福祉士という難易度の高い資格の取得を目指される理由は何でしょう。 河野 : 意外と特別養護老人ホームの人ってずっと「介護職のままでいいです」という人が多いんです。中にはケアマネージャーの資格を取って、外の世界に出てみたいという子たちもいますが、施設のカラーもあるのかもしれませんけど、ケアマネージャーや相談員だから特別に何か、といったことがあんまりないんです。 相談員たちも現場から上がっていた方達が多くて、わりと現場で一緒になって介護したり話をすることがお好きな方たちで、私たちの上なんだという意識ではないと思うんです。上を目指すというよりは、ケアマネージャーになると施設でローテーションで働かなくても日勤だけの仕事に就けるとか、そういった意味合いで目指す方はいらっしゃいます。 けれど、施設内で目指す所って実はあまりないんです。晴風苑はユニット型なので、ユニットリーダーを目指す方はいますけれど、どちらかというと現場にいたいという人が多いです。 かいチャレのインターンシップ制度について かいチャレスタッフ : かいチャレを通して1名の方がインターンシップに参加されて就職に繋がったようで、そのときの印象をお聞かせください。 河野 : 5日間のプログラムでやらせていただきました。1日目は、私の方で座学形式で介護保険の仕組みや特別養護老人ホームという場所についてなど介護の御説明をさせていただきまして、その後ユニットで実際に職員と一緒にご利用者様と関わっていただいたり、お昼の準備のお手伝いをしていただきました。 3・4日目には、他部署の体験ということで相談員やケアマネージャー、機能訓練指導員、そういった他の専門職と実際に関わってもらったあと、先輩職員との交流ということで、未経験でうちに入ってくれた職員と座談会のようにお話をするお時間を作らせてもらいました。5日目には、最後の振り返りということで、率直な御意見や5日間を通して感じたことの質疑応答をさせていただいて終了という流れで行いました。 このプログラムの中で、非常に積極性があるように感じましたし、ご本人様の置かれている状況が介護と全く無縁ではないという状況だったので、すんなりと色んな状況を納得していただくということが多かったです。相談員や他部署との関わりの時には色んな質問をしていただいたみたいで、とても熱心だったと聞いています。 かいチャレスタッフ : 今回のインターンシップ生のように、もっといろいろな方に介護業界の良い部分を知ってもらいたいと思うのですが、河野さんは介護業界のイメージをどう感じられていらっしゃるのでしょうか。 河野 : この言葉遣いが適切かどうかは分かりませんが、たとえば、認知症の方々とお話をしてても会話が成り立たないときがありますが、楽しそうに笑っているのを見て可愛いと私達は思えるんです。それが楽しさに繋がっていると思います。 実は今日、一つのユニットが(ずっとコロナでできなかった)敬老会をやったのですけれど、そういう笑顔を見ると職員が「かわいいね」とつい言ってしまうんです。先輩に対して失礼と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、でも本当にかわいいんですよ。年上の方を敬う前提があるので、そういうことを単純に言ってはいけないといった風潮じゃないといいのになって思ったりはしています。 働いている若い職員たちもかわいいって思うと言っていて、その気持ちは素直に可愛いって表現していいんじゃないのかなと私は思います。 若い世代の職員に対しても、一部の人は、髪の毛を染めることやアクセサリーやネイルはするべきものじゃないと考えている方もいますが、当苑では、髪を染めることも爪が長いと危ないですけれど、きちんと清潔に綺麗な色を塗っていたらネイルも利用者がそれを見て喜びますし、そこを特別扱いすることはないと思います。そういう風潮がやっぱりこう若い人たちが敬遠する一因なのかなと思います。 かいチャレスタッフ : 確かに実際に利用者と接している職員の方々が自然と思っていることを否定する必要性は無いですよね。年上の方であっても「かわいい」と思えることが敬っていないということにはならないように思います。
インタビュー -
異業種からの転職 「介護は夢が持てる仕事です」
Contents(目次) 初任者研修とは 【インタビュー】駒場苑 佐藤 匠さん 受け入れ側の声~駒場苑施設長 坂野 悠己さん 事業者情報 1. 介護職の入門資格ー介護職員初任者研修 介護職員初任者研修『在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修』(厚生労働省より)です。この資格を持つことで、介護職としてさまざまな働き方で活躍することができるようになります。 介護の仕事は大きく分けると、掃除や料理などの「生活支援」と、利用者さんの食事・入浴・排せつなどの日常生活を支援する「身体介護」の2つがあります。介護職員初任者研修を取得することで、この2種類の介護の現場で求められるスキルを身に付けることができます。 資格を取得するには、講義と演習で構成される約130時間の研修受講と、全課程修了後の修了試験に合格することが必要です。130時間の研修のうち通信課程で学習できる時間は40.5時間と決まっているため、通信講座とスクーリングを組み合わせて受講する必要があります。スクーリングは土日のみの講座や短期集中講座、夜間の講座など、働きながら取得できるものもありますので、自分に合うものを選択しましょう。ちなみにスクーリングの回数と取得期間は一般的に下記のように言われています。 週に1回のスクーリングで取得期間は約4ヶ月 週に2回のスクーリングで取得期間は約2ヶ月 週に3回のスクーリングで取得期間は約1ヶ月 受講費用の相場は5万円~10万円です。詳しくは各研修実施校にお問い合わせください。研修実施校により金額は様々ですので、比較・検討してください。また、「かいチャレ」では、説明会に参加されて就労が決まった方には、資格取得講座プレゼント特典が受けられます。詳しく知りたい方はぜひ事務局へお問い合わせください。 2. 【インタビュー】駒場苑 佐藤匠さん 今回訪れたのは1945年から東京駒場で福祉を通して地域を支えてこられた総合ケアセンター駒場苑。ここで半年前、全く畑違いのお仕事から転職された佐藤匠さんにお話を伺いました。 「ここなら楽しく働けるのでは」と見学で直感 かいチャレスタッフ:前職は全く異なる業種とのことですが。 佐藤さん(以下敬省略):はい。建設会社に10年近く勤めていました。そこでの仕事がどうも好きになれなくて。人間関係もギスギスしていました。そこで一旦仕切り直そうと退職したんです。半年くらいアルバイトなどをしながら次の仕事を考えていた時、介護の仕事をしている親戚が「とても評判のいいところがあるよ」と勧めてくれたのが駒場苑です。見学に来て、すぐに入職しました。 かいチャレスタッフ:即決ですか。それはすごいですね。どんなところに惹かれたのですか? 佐藤:雰囲気ですね。利用者さんも穏やかに過ごされていて、職員の方も仲良さそうだなと。利用者さんのことを考えて、皆が協力して働いているのを感じました。それで「ここなら自分も楽しく働けるかもしれない」と、もう直感ですね(笑)。見学したその日に「入りたい」と申し出ました。 大変さはスキルと経験で改善できるものばかり かいチャレスタッフ:その直感は入ってみてどうでしたか? 佐藤:見学した時の印象とあまり変わらず、楽しく働けています。 スタッフ:直感通りですね。今、佐藤さんはどのようなお仕事をされているのですか? 佐藤:利用者さんのサポートが主な仕事です。排泄介助や入浴介助、食事の介護、その他日常生活全般のお手伝いです。 かいチャレスタッフ:働くのが楽しいとのことですが、大変だと思ったことはなかったですか。 佐藤:介護の仕事って、3Kと呼ばれたりしていますよね。「キツイ」「汚い」「危険」で3K。僕もそう思っていたんです。でも、実際に働いてみると、確かに便とか処理したりもしますが、お母さんが赤ちゃんのお世話をするのも同じですよね。赤ちゃんがおばあさん、おじいさんに変わっただけです。2週間もすれば慣れました。介助で腰が痛くなるというのも、痛くならないための技術を身につければダメ―ジはありません。大声をあげたり、暴れたりというのもほとんど無い。それは利用者さんが平穏でいられるように心を配っているという苑の環境によるところも大きいと思うのですが。 かいチャレスタッフ:「大変だな」とか「つらい」と感じるようなことはなかったと。 佐藤:大変という点では、利用者さんに合わせた臨機応変な介助が難しいというのはあります。これまでできていたことが、衰えや病気等でできなくなる。それに合わせてどこまで介助したらいいのかという見極めですね。今の自分では判断できないので、指示された通りにやるしかないんですが、経験とスキルを積むことで見極めるようになりたいです。 かいチャレスタッフ:逆に「楽しい」というのは、どんなところなのでしょう。 佐藤:それはいくつもあります。例えば利用者さんを自分の力で動かそうとすると上手くいかないんですが、「この人ならこれはできる」と信じて声掛けしながら誘導すると、一人でできたりするんですね。相手を信じて協力してやっていくことでお互いがスムーズになり、僕の腰も楽になる(笑)。自分の技術が向上していくにつれ、利用者さんから感謝の気持ちをダイレクトにいただけるのも嬉しいですね。 介護の仕事で持っていたネガティブなイメージは、どれも自分の技術の向上によって改善できるものだと感じています。「自分の力が活かせるかもしれない」「何かできそうな気がする」という意識を持ちながら仕事ができるなんて、転職前は思ってもいませんでした。 死が身近だからこそ生き方が大事。将来の夢を見つけました かいチャレスタッフ:佐藤さんは初任者研修を取得されたのですよね。仕事の内容は変わりましたか? 佐藤:この10月に取得しました。駒場苑で働き始めてから初任者研修の学校に通うようになったんですが、学ぶ内容と現場でやっていることがつながるので納得することも多く、面白かったです。休みの日に学校へ通っていたので身体は休めませんが、普段の仕事がストレスないので、そんなに苦ではなかったですね。仕事もできることが変わりました。 かいチャレスタッフ:さらにやる気や意欲も出てきたと。 佐藤:初任者研修がというより、この仕事って気づきが多いんです。仕事内だけじゃなく。 かいチャレスタッフ:それはどんなことですか? 佐藤:やはり人の命にダイレクトに関わる仕事なので、生半可な気持ちでやると相手に失礼ですよね。利用者さんは自分の将来の姿でもあります。自分に置き換えることで死を意識するようになり、逆にどう生きていくのかを深く考えるようになりました。日々、何かを学んだり、覚えたり。それを将来にどうつなげていくのかなどです。 かいチャレスタッフ:介護の仕事を通して将来のことも具体的に考えるようになったと。 佐藤:はい。来年から作業療法士の学校に行こうと思っています。障害とか病気の人のリハビリに携わる仕事です。介護の仕事とつながりが深いように思い、ここで得たことがより活かせるのではと、進路を決めました。 かいチャレスタッフ:介護の仕事で将来の夢が見つかったのですね。 佐藤:そうなんです(笑)。介護の仕事って、給料が低いと言われています。誰でもできる仕事だから給料が安い。皆さん、そんなイメージじゃないでしょうか。僕もそうでした。でも、働いてみると介護は技術職であり、サービス業でもある専門性が求められる仕事です。向き・不向きはありますが、何かを極めたいという人や人と関わりたいという人にはオススメです。やりがいのある仕事だと思いますよ。 介護の仕事を考えている方へ 駒場苑 佐藤さんからメッセージ 施設のHPや求人サイトを見ると、すごいキラキラした文章や写真が載っていますよね。かえって信用できないと僕は思っていました(笑)。やはり現場を見ないとわかりません。気になった施設に見学させてもらって、なるべく実情を見ることをお勧めします。1時間でも短い時間でもいいのでキレイごとではない職場を見て、ここで働けるかをイメージみましょう。いろんなタイプの施設があります。構えずどんどん見学に行ってみてください。 3. 駒場苑 施設長 坂野 悠己さん 佐藤さんはとにかく真面目で覚えも早い。現場からもどんどん覚えているという声が入ってきました。未経験からの独り立ちは個人差が大きく、1年かかる人もいますが、佐藤さんの独り立ちは早かったですね。仕事に前向きで、勉強熱心だから当然ともいえますが。 佐藤さんのケースを含めて、やはり前向きで勉強熱心な方は習得が早いです。そういう方であれば、未経験の方でも体力のない女性やご年配の方でも問題ありません。年齢・性別を問わずです。 介護職を目指される方には、いろんな事業者さんを見てもらいたいですね。施設によって特色は異なります。それぞれのいいところを見ながら自分に合ったところを探してもらえればと願っています。 4. 今回ご紹介した事業所情報(総合ケアセンター駒場苑) 未経験者OK 資格取得制度あり 年齢不問 事業所名 総合ケアセンター駒場苑 サービス種別 介護老人福祉施設 事業所所在地 〒153-8516 東京都目黒区大橋2-19-1 最寄り駅 井の頭線駒場東大前駅より徒歩7分 募集職種 介護職員 事業所PR ● 看取りを行っており、「7つのゼロ(寝かせきり ゼロ、おむつゼロ、機械浴ゼロ、誤嚥性肺炎ゼロ、 脱水ゼロ、拘束ゼロ、下剤ゼロ)」をケア方針に 掲げ、出来る限りこの7項目を少なくしていく関わりをしていく事で、最期まで、気持ち良く、主体 的で、その人らしい生活を過ごして頂けるように、 日々いろんな実践、取り組みをして積極的に発信をしている事業所です。 ●介護や仕事に関する本をリクエストすれば、事業所が購入し、図書コーナーに設置されたり、自発的に参加された研修も簡単に報告書を書いてくれれば全額戻ってきたり、資格取得のための受験料も全額支給される等、お金をかけずにキャリアアップが出来ます。
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