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介護業界で働く先輩にインタビュー 福祉に興味をもったなら、「かいチャレ」をやらない理由はない! 未経験・無資格でも大歓迎!“現場体験”から始まる、福祉キャリア
Contents(目次) 【インタビュー】 「有限会社マルシモ 介護事業部」 人事課 課長 山田さん 事業者情報 【インタビュー】 「有限会社マルシモ 介護事業部」 人事課 課長 山田さん かいチャレスタッフ : 本日はどうぞよろしくお願いします。まず、「かいチャレ」に参加した経緯を教えていただけますか? 山田さん(以下敬省略) : 以前から就職後のギャップを少なくしたいと思っていたので、就職前に実際の現場を体験・見学してもらっていました。「かいチャレ」に参加してもらうと、参加者と受け入れ側の双方に支援金が出るというメリットもあるため、かいチャレ以外のルートで応募してきた就職希望者にも勧めやすいと思いました。 かいチャレスタッフ : ありがとうございます。事前体験にプラスして支援金が出る点が魅力に思われたということですね。 山田 : そうなんです。面接だけでは伝えにくい福祉の現場の仕事内容について、支援金を受け取りながら体験を通して知ってもらうことができますからね。 かいチャレスタッフ : 具体的には、どういった点で事前体験が重要だと感じますか? 山田 : 家事援助のような軽い仕事から身体介護のように負担が大きい仕事まで、実際に見て納得してもらうことで、早期離職を防げると思います。「かいチャレ」はその点でとても有意義です。 かいチャレスタッフ : ありがとうございます。では、続いてマルシモさんではデイサービスに加えて訪問介護も行っているそうですが、訪問介護についてお伺いできますか? 山田 : まず、デイサービスは一つの施設に長時間勤務します。訪問介護の場合は、あるお宅にお邪魔して大体30分程度のサービスを提供して終わったらまた別のお宅に行くという形態で働きます。一軒一軒、気持ちの切り替えができますし、電動自転車での移動時間はちょっとした気分転換の時間にもなります。 かいチャレスタッフ : なるほど、それは、ずいぶん違いますね。 山田 : そうなんです。訪問介護のスタッフがデイサービスで勤務した際に「ずっと同じ場所で働くのは辛い。」という意見も聞きました。本人の特性が関係すると思うのでそういった意味でも自分に合った仕事を選んで欲しいと思います。 かいチャレスタッフ : 他に、違いはありますか? 山田 : そうですね、訪問介護は利用者様の自宅に行くので、利用者さんの生活に深く関わることができます。生活の一部に自然と溶け込める感じがあって、本当に“寄り添う介護”ができる仕事だと思います。 かいチャレスタッフ : では、同じ場所で働くより、いろんなお宅を訪問したいとか、もっと利用者さんと深く関わりたい人に訪問介護は向いていると言えますね。 山田 : そうですね。訪問介護と聞くと、最初はハードルが高いと感じる方も多いんですが、実際にやってみると「自分にはこの働き方が合ってる」と思う方もたくさんいます。デイサービスのように大勢の中で働く方が気が楽だと感じる人もいるかもしれませんが、仕事に対する責任の重さはどちらも同じです。ただ、訪問介護は一人で対応する分、やりがいを感じやすい仕事かもしれませんね。 かいチャレスタッフ : ありがとうございます。では次に、職場体験を受け入れてみての感想をお願いします。 山田 : 最低でも4時間の体験があるので、その間に体験者の人柄や相性がよく分かります。現場スタッフとも自然に会話ができ、趣味の話をしたりなど面接では見えない一面も見られるのが良いですね。そのまま雇用につながる仕組みがあるのも、かいチャレの大きな魅力です。実際、求人ページから応募してきた方にもかいチャレを通じて体験してもらい、スムーズに採用につながったケースもあります。 かいチャレスタッフ : それは嬉しいですね。ところで、かいチャレで体験される方は、未経験・無資格の方が多い点について、即戦力を求める事業者さんには敬遠されるかなという懸念もあるのですが、御社はそういう方も積極的に受け入れてくださっていますね。 山田 : もちろんウェルカムです。私たちも皆、未経験から始めて今があります。自分たちがそうだったのに、今度は未経験者を受け入れないというのはおかしな話です。未経験・無資格の方も大歓迎です。 かいチャレスタッフ : ありがとうございます。採用につながるのがかいチャレのメリットだと思っていますが、気になるのが、就業意志がまだない方も参加される点です。職員さんや利用者さんへの影響についてはどのようにお考えでしょうか。 山田 : 職場体験者を訪問介護宅へ連れていく事自体は通常業務外の仕事なので、受け入れ側に負担がかかっているのは事実です。ただ、体験者が将来働きたいと思ってくれたタイミングで「マルシモで働きたい」と思ってもらえるかが大事なんです。だから、どんな背景がある方でも、受け入れると決めた以上は、しっかり対応するように各事業所に伝えています。 かいチャレスタッフ : それはうれしいですね。では、訪問介護の体験について詳しくお伺いしたいのですが、体験者はどのくらい業務に関わることができるんでしょうか? 山田 : はい、訪問介護の場合は、基本的には“見学”中心になります。身体に触れる介助や生活援助は資格が必要なので、原則お願いはできません。 かいチャレスタッフ : 利用者さんとの会話などは? 山田 : それはむしろ歓迎です。事前に「この方はお話好きですよ」といった情報も共有してます。話し相手になってくれると利用者さんも喜びますし、その間に職員が作業できるので助かってます。 かいチャレスタッフ : コミュニケーションが取れるのはいいですね。また、訪問介護は午前中に体験される方が多いと聞きましたが、理由はありますか? 山田 : 午前中はデイサービスへの送り出し、買い物同行、入浴介助の見学など動きが多いんです。特に現場のリアルが見えやすい時間帯なので、体験としては濃い内容になることが多いですね。 かいチャレスタッフ : なるほど。いい体験になりそうですね。また、訪問介護は、自分の都合に合わせて働けるのが魅力ですよね。夜間や遅い時間のケアもあるのでしょうか? 山田 : はい、あります。夜勤もありますし、夕方のケアもあれば入ってもらえます。夜勤ができる方は特に大歓迎ですね。 かいチャレスタッフ : 自分で働きたい時間に合わせてシフトを組めるということですか? 山田 : そうですね。あらかじめ「この時間なら働けます」と伝えていただければ、可能な範囲で、それに合わせた形でシフトを組みます。たとえば「10時~15時で週2~3回」といった希望も対応可能です。 かいチャレスタッフ : 希望を出せるなら子育て中の方でも働きやすいですね。 山田 : 実際に保育園に送ってから働いている方も多いですよ。訪問介護は、デイサービスよりも時間の自由度は高いと思います。デイはどうしてもフルタイムや固定の時間になりがちなので。 かいチャレスタッフ : それはすごくアピールポイントになりますね。働き方を柔軟に選びたい人には特に。 山田 : はい、希望があればどんどん言っていただけたらと思います。 かいチャレスタッフ : かいチャレを通じた採用は、通常の採用と比べてどうですか? 山田 : 未経験の方が多いので、まずは「介護って何?」というところからお話します。また、なぜ体験に来たのか、どんな背景があるのかは必ず聞くようにしています。 かいチャレスタッフ : 丁寧なご対応ありがとうございます。体験はデイサービスだけでなく、訪問介護も案内されるのでしょうか。 山田 : ありますよ。どちらが適しているかは体験して初めてわかりますので。あとは、弊社にはないですが、グループホームが合っているかなという方には紹介することもあります。 かいチャレスタッフ : そういう対話があってこそのマッチングですね。 山田 : ほんとに、話すことでその人の状況が見えてきますし、少しでも持ち帰れるものがあったら嬉しいなと思ってます。 かいチャレスタッフ : そうですね。ありがたいですね。では次に未経験・無資格の方で、採用された方の研修について教えて頂けますか? 山田 : はい、経験問わず全員に64時間の入社時研修を行っています。新卒には+16時間、社会人マナーや名刺交換なども含めた基礎的な研修も行います。 かいチャレスタッフ : それは安心ですね。資格取得の支援についてはいかがでしょうか? 山田 : はい、初任者研修の受講料は全額会社負担で、無資格での入社もOKですよ。まずかいチャレで体験して、本人ができそうと感じたら選考へという流れにしています。 かいチャレスタッフ : とても丁寧にサポートされているんですね。入社前に資格取得された方についてはどうなのでしょうか? 山田 : 条件が合えば入社前の自己負担分も補助しています。制度をうまく活用して、従業員に還元するのが、働きやすい環境整備だと考えています。 かいチャレスタッフ : 社員の雇用形態についてはどのようなものがありますか? 山田 : 正社員、パート、ダブルワークなど働き方は本人の希望に応じて柔軟に対応しています。 かいチャレスタッフ : 柔軟な働き方ができるのは魅力的ですね。「かいチャレ」経由で入職された方もいらっしゃるんですね。 山田 : はい、かいチャレさんを経由した方が4~5人ほどいます。皆さん1年以上働いていて、長く続けてくれています。 かいチャレスタッフ : ホームページにあったICT化についても伺いたいのですが。 山田 : はい。介護業界は意外に事務作業が多いのですが、うちはクラウドを活用して書類作業を7割削減し、効率化できました。ICT化のおかげで、残業はゼロになりました。 かいチャレスタッフ : それは素晴らしいですね。マルシモさんは「働きやすい福祉の職場宣言事業」にも登録されていますね。 山田 : はい。そこは弊社のアピールポイントかと思います。残業ゼロ、資格取得支援、有給休暇、リフレッシュ休暇、ライフイベントへの配慮など、ワークライフバランスを重視しています。子育てや介護をされているスタッフも長く快適に働ける職場になるよう配慮しています。 かいチャレスタッフ : では最後に、これから「かいチャレ」に参加しようとしている方や事業所さんへメッセージをお願いします。 山田 : 介護職に興味を持ったなら「かいチャレ」を使わない理由がないと思います。自分が福祉に興味を持ったとき、こんな制度があったらよかったと思います。事業者側にとっても、導入にはサポートがあり東京都から謝礼金が支給されます。この謝礼金は、社員の懇親会や設備の購入などにも自由に活用できます。事業所としても、参加者としても、絶対に利用した方が良い制度です。絶対やった方がいいです!自信をもっておすすめします。 かいチャレスタッフ : そうですね。「かいチャレを利用しない手はない!」と、皆様に伝えさせていただきます。本日は本当にありがとうございました! 有限会社マルシモ 未経験者OK 資格取得支援 残業ゼロ 女性活躍 年齢不問 時間相談可 事業所名 有限会社マルシモ サービス種別 訪問介護 居宅介護 重度訪問介護 居宅介護支援事業者 地域密着型通所介護 事業所所在地 東京都豊島区南大塚2丁目31番11号 共栄大塚ビル3階 最寄り駅 JR山手線「大塚駅」より徒歩7分・東京メトロ丸の内線「新大塚」徒歩7分 電話(事業所) 03-5940-6048 URL マルシモの介護サービス
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介護業界で働く先輩にインタビュー「まずはなんでもチャレンジ!かいチャレで一歩踏み出すきっかけに」
Contents(目次) 【インタビュー】 「ケア・シーン デイサービスふれあ」 管理者/生活相談員 鈴木さん 事業者情報 【インタビュー】 「ケア・シーン デイサービスふれあ」 管理者/生活相談員 鈴木さん かいチャレスタッフ : 本日はよろしくお願いいたします。鈴木さんは、介護の業界に入ってどれぐらい経つのでしょうか。 鈴木さん(以下敬省略) : 介護の仕事自体は以前にもしていましたが、今のデイサービスに勤めてからは6年ほどになります。もともとは千葉出身で、こちらに越す前は職人として全く違う業種で働いていました。 かいチャレスタッフ : 「かいチャレ」に参加される方には、他業界で働いている方も多いので、鈴木さんのように全然違う業界から介護職に入った方がいるというのがわかるとみなさんもチャレンジしやすくなりますよね。 鈴木 : 本当に多種多様な経歴の方が来られます。特にIT関係や事務職出身の方が多くて、最初は驚きました。でも「体を動かす仕事がしたい」「将来のためにスキルを身につけたい」といった前向きな理由が多く、納得しました。 「将来的に親の介護が必要になるかもしれない」と体験に来られた50代の女性が印象的でした。就職が目的でなくても、介護を知っておくことが生活に活かせるという視点が素晴らしいと思いました。 かいチャレスタッフ : 有難うございます。では次に、かいチャレに参加される方は業界に詳しくない方がほとんどなので、デイサービスではどんな仕事をしているのか、やりがいや、魅力を教えていただけますか? 鈴木 : 当事業所は『お風呂のないレクリエーション特化型デイサービス』です。お風呂がないからこそ、全員揃って活動できるスケジュールになっています。 かいチャレスタッフ : そうなんですね。具体的なスケジュールはどんな感じですか? 鈴木 : 朝の健康チェックのあと、ぬりえや体操、会話など、まるで地域の集まりのように、思い思いの時間を過ごしていただきます。メインの活動としては、昼食後にレクリエ-ションがあり、通常は、スタッフが企画した脳トレや演劇会もしますが、外部講師を招いたイベントも積極的に行っています。大きなイベントとしては、20名以上の団体による本格的な演奏会も開催しました。 かいチャレスタッフ : それは凄い迫力だったでしょうね。利用者さんの反応はどうでしたか? 鈴木 : 利用者だけでなくスタッフも楽しんでいましたね。それに、「かいチャレ」と通じる部分でもあるのですが、やはり外部の方によるレクリエーションだと利用者さんの反応がいつもと全然違いますね。 最近では、介護美容を学ぶ方がアロマハンドトリ-トメントやネイルケアを提供してくださるなど、活動の幅がどんどん広がっています。利用者さんとふれあいながら、スタッフも一緒に体験して楽しめるので、それがやりがいにもなっています。 かいチャレスタッフ : 有難うございます。レクリエーションもバリエーションがあって楽しそうですね。ただ、お仕事をする中では、楽しい事ばかりではないとは思うので、介護のお仕事で、大変だと感じることはありますか? 鈴木 : そうですね。介護を始めたときに会社から言われたことですが、利用者様たちは自分の祖父や祖母ではないから、アットホームな雰囲気は残しつつしっかりお客様として礼儀正しく接するようにというのがありますね。 利用者さんの年齢層が幅広く、最年長の方は102歳。それでも皆さん本当にお元気で、おはなしもしっかりされているんです。利用者さんは、年長者であり人生の大先輩でもあるので、言葉遣いやお話しする内容には常に気を配っていますね。 かいチャレスタッフ : では、介護職未経験の方にはハ-ドルが高いと思われる部分はありますか? 鈴木 : そうですね。最初は、トイレ介助などは抵抗がある部分もあるかもしれません。ただ、最近は研修体制も整っていて、未経験でも先輩からレクチャーを受けたり、安心して学べる環境があります。 かいチャレスタッフ : 研修について、もう少し詳しく教えていただけますか? 鈴木 : 毎月1回の施設内研修に加えて、年に2回の全社合同研修もあります。また、現場に入る前には「認知症介護基礎研修」の受講が義務付けられており、基本をしっかり学ぶことができます。しっかりとした職場のサポートがあり、安心して大変なことも乗り越えられる環境となっています。 かいチャレスタッフ : ありがとうございます。それは安心できるサポート体制ですね。では次に、「かいチャレ」に参加された経緯を教えていただけますか。 鈴木 : 大田区が開催した介護職の研修会に参加した際に「今後は団塊世代が後期高齢者となり、介護人材の不足が深刻になる」というお話を聞いて、「これは行動に移さなければ」と感じ、「何か新しい事にチャレンジしたい!」と思った事がきっかけです。 かいチャレスタッフ : 実際に参加して、どんな成果がありましたか? 鈴木 : 来てくださる方が良い方ばかりでとても助かっています。 体験を経て3名の方が就業につながりました。これは大きな成果です。 かいチャレスタッフ : かいチャレ経由だと採用コストがかからないというのもメリットですね。 鈴木 : すごく大きいですね。実際採用コストについてはどこの事業者さんも頭を抱えているところだと思います。あとは、謝礼金制度にもすごくメリットを感じています。 スタッフ用のエプロンを新調したり、カラオケ機器を導入したりと、利用者様にもスタッフにも還元できました。参加を迷われている事業者さんには、このメリットを受けないのは勿体ないので、ぜひ参加してみることをお勧めしますね。 かいチャレスタッフ : 「かいチャレ」経由での採用のメリットと通常の採用との違いを教えていただけますか。 鈴木 : 自分がこれから就労する現場を見ることができるというのが、「かいチャレ」のポイントだと思います。介護の現場ではチームワークで一つのサービスを作り上げています。チームに対するわだかまりや不安感を抱かせないためにも、実際に職場の環境を体験できることの効果は大きいと感じます。 就職希望者が仕事を選ぶ時代に変わってきている中で、事業所に来てもらって施設の良さをアピールできる点が「かいチャレ」の魅力だと思います。通常の採用では、書類や面接で判断しても、後々双方にとってミスマッチが起こる場合も多いです。実際に現場に来てもらって、体験を通して双方納得した上で就労していただける。そのことが勤続年数の長さにもつながっています。 かいチャレスタッフ : 「かいチャレ」経由で採用された方が、次の体験者の良き先輩になっていると伺いました。 鈴木 : そうなんです。「この方はかいチャレ先輩ですよ」と紹介すると、新しい参加者も安心されますし、「私も頑張ってみようかな」という気持ちに繋がっているのが分かります。現在も就業しておりかいチャレの方がお越しになると先輩として介護職の魅力なども伝えてくれています。 かいチャレスタッフ : 参加者を受け入れてみて、他に良かった点などはありますか? 鈴木 : 施設の利用者様にとても良い刺激になっています。いつものスタッフとでは挨拶や会話が機械的でマンネリ化してしまう傾向にありますが、新しい方との「こんにちは」「今日は天気がいいですね」といった何気ないやり取りだけでも、利用者さんの表情がパッと明るくなるんです。ご近所の方と気軽に話すような楽しさを感じてもらっているようで、そのような部分も「かいチャレ」の魅力だと思います。 また、体験後には必ずアンケ-トをお願いしていて、いただいた声は本当に貴重です。良かった点だけでなく改善点も書いてくださるので、サ-ビス向上にもつながっています。 第三者でありながら未経験の方が来てくださるので、フレッシュな目線での意見を多くいただきます。実際にいただいた意見を元に改善し、利用者様の顧客満足度の向上にもつながっています。 かいチャレスタッフ : では、今一度、こちらの施設の魅力やアピールポイントをお聞かせいただけますか。 鈴木 : 施設の特徴としては、レクリエーション特化型となっている点が特徴です。 会社としては、福祉・介護に根ざした幅広い分野の業務を行っています。居宅介護支援事業所や福祉用具、訪問介護、家政婦の派遣などの事業も運営しています。例えば、デイサービスだけでなく福祉用具のことを学びたい、訪問介護のスキルを磨きたい、リハビリ型のデイサービスで働きたいなど、仕事や分野の選択肢が多く、キャリアアップしやすい環境が魅力です。 また、新しいものを取り入れてチャレンジしていこうという風土もあります。自分で何かを企画したり、今までにないことを成し遂げたいという気持ちをお持ちの方にマッチングする会社かと思います。 自由な発想を大切にしていて、当施設の外出レクリエーションなどは、スタッフから提案のあった場所に行くこともあります。まるで1日外出ツアーのガイドになったかのように、企画をして予定を組み立てるなどの経験やスキルも身につきます。 かいチャレスタッフ : では最後に、鈴木さんから「かいチャレ」へ興味のある方へ向けてのメッセージをお願いします。 鈴木 : 新しいことにチャレンジする一歩を踏み出すことで、新しい扉が開いて物事が前に進んでいくこともあります。「かいチャレ」の参加者には、自分にとって一番働きやすい環境で、介護職として楽しく就労してもらえたらと思います。 今までに「100名」の方がかいチャレを通しデイサービスふれあを体験されております。まずは、利用者様と一緒にレクリエーションを楽しむ気持ちで、気軽に職場体験にいらしてくださいね。 かいチャレスタッフ : お話をお伺いして、施設の楽しい様子と、鈴木様の優しいお人柄が伝わってきました。本日は貴重なお話をありがとうございました! ケア・シーン デイサービスふれあ 未経験者OK 資格制度あり 女性活躍 年齢不問 時間相談可 事業所名 ケア・シーン デイサービスふれあ 株式会社シーン サービス種別 地域密着型通所介護 事業所所在地 東京都大田区南蒲田3-3-1こうじや駅前ビル5F 最寄り駅 京急線 糀谷駅 徒歩2分 電話(事業所) 03-3744-2151 URL http://www.care-scene.com/service/day/index.html
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介護業界で働く先輩にインタビュー「母の介護がきっかけで…」
Contents(目次) 【インタビュー】社会福祉法人 明東会 「クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋」 河原さん 【インタビュー】社会福祉法人 明東会 「クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋」 猪股さん 事業者情報 【インタビュー】社会福祉法人 明東会 「クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋」 河原さん かいチャレスタッフ : 本日は、よろしくお願いいたします。 河原さん(以下敬省略) : よろしくお願いいたします。 かいチャレスタッフ : 河原さんがこの職場で働き始めたのはいつ頃ですか? 河原 : 2024年の4月からです。フルタイムではなく、10時から15時半までのパートタイムで働いています。 かいチャレスタッフ : かいチャレにはどのような経緯で参加されたのですか? 河原 : その頃、母の介護が必要になり「自分も役に立てるように勉強したい」と思っていました。でも、介護の仕事は未経験だったので、どう始めたらいいのか分からず、スマホでアルバイト情報を検索していました。そんなときにかいチャレの情報を見つけて、興味を持ちました。 かいチャレスタッフ : もともと介護の仕事には興味があったのですか? 河原 : いえ、正直なところ、テレビなどで介護は大変というイメージがあって、不安がありました。そういったイメージがあったので、「本当に私にできるのかな?」と躊躇していました。でも、かいチャレなら、実際の現場を体験できると知り、それならやってみようと思いました。 かいチャレスタッフ : 実際にかいチャレに応募してみてどうでしたか? 河原 : 東京都の事業という安心感もあり、すぐに面談の予約をしました。事務局の方にも親身に相談に乗っていただきました。そして、3カ所の施設で職場体験をしました。 かいチャレスタッフ : 3カ所それぞれに違いはありましたか? 河原 :はい、かなり違いました。2カ所目の施設では、施設長さんが「ぜひ来てほしい」と言ってくださり、とても嬉しかったです。そこで働こうかとも思ったのですが、3カ所目の施設が認知症対応型のデイサービスで、母のこともあり「もっと認知症ケアを学びたい」と思い、今の職場を選びました。 かいチャレスタッフ : 職場体験ではどんな業務をされましたか? 河原 :食事の介助や利用者さんとの会話、レクリエーションへの参加、フロアの見守りなどです。利用者さんが緊張しているときに、自然な会話でリラックスしてもらうことも大事な仕事だと実感しました。 かいチャレスタッフ : 現在の1日の流れを教えてください。 河原 : 10時に出勤し、午前中は入浴介助を担当します。その後、食事の介助や口腔ケアを行い、午後はお手洗いの介助、体操のサポート、お茶やおやつの準備をして、15時半には勤務終了です。 かいチャレスタッフ : 大変だと感じる業務はありますか? 河原 : 入浴介助ですね。時間がかかるし、体力も必要です。でも、利用者さんに「気持ちよかった」と笑顔で仰っていただけると、頑張ってよかったなと思います。 かいチャレスタッフ : これからかいチャレに参加される方に、メッセージをお願いします。 河原 : 未経験でも、まずは職場を体験できるのがかいチャレの良いところです。実際に現場を見て、雰囲気を肌で感じることで、自分に向いているかが分かると思います。少しでも介護の仕事に興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください! 【インタビュー】社会福祉法人 明東会 「クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋」 猪股さん かいチャレスタッフ : かいチャレに参加されたきっかけを教えていただけますか? 猪股さん(以下敬省略) : 介護部長として、いつも人手不足である現状に前向きにチャレンジしていきたいと思いました。 そんな中、「かいチャレ」のお話をいただき、説明会に参加したところ、東京都の事業であること、そして色々な人と出会えるきっかけとなることを知り、施設として参加を決めました。 かいチャレスタッフ : かいチャレのどのような点に魅力を感じましたか? 猪股 : かいチャレには、入門プログラム、コミュニケーションプログラム、体験プログラムという3段階のプログラムがあり、希望者がチャレンジしやすい工夫がされている点が魅力でした。介護の魅力を発信できるこの企画に、施設としてもチャレンジしようと思いました。 かいチャレスタッフ : 実際に職場体験を受け入れてみて、いかがでしたか? 猪股 : 参加される皆さん、様々な人生経験をお持ちで、何かのきっかけで介護に興味を持ち始めた方ばかりでした。「私にできるのか不安です」という声もよく聞きますが、皆さん一生懸命に取り組まれていて、フロアのスタッフも、それに応えようと工夫をしてくれるようになりました。 かいチャレスタッフ : かいチャレに参加された方を受け入れるにあたり、施設として工夫されていることはありますか? 猪股 : まず、初日にオリエンテーションを行い、介護職に興味を持ったきっかけや、体験したい内容を具体的にヒアリングし、お互いのイメージを共有します。また、高齢者とのコミュニケーションのポイントについても資料を作成し、お伝えしています。最終日には10分ほど振り返りも行い、体験を通して感じたこと、学んだことを共有し、今後に繋げています。 かいチャレスタッフ : 高齢者とのコミュニケーションのポイントとは、具体的にどのような内容ですか? 猪股 : 例えば、高齢者の方との接し方、認知症の方への対応など、具体的な事例を交えながら説明しています。そうすることで、「認知症がある人と話すのは難しそう…」と思っている方も、チャレンジしてみようという気持ちになるようです。 かいチャレスタッフ : かいチャレに参加する企業へのアドバイスはありますか? 猪股 :オリエンテーションで、高齢者の特徴を具体的に伝えること、体験プログラムの内容は参加者の希望に合わせて柔軟に対応することが大切だと思います。 かいチャレスタッフ :最後に、猪股さんが思う介護職の魅力を教えていただけますか? 猪股 :介護職のスタートには、様々な入口があります。人の人生を考える仕事だからこそ、色々な経験を持つ人たちがチームとなり、利用者さんと一緒にその人の人生を考えていく。知識や技術も大切ですが、何より「心」が大切です。 かいチャレスタッフ : クローバーのさとのケア理念についてもお聞かせいただけますか? 猪股 :私たちのケア理念は「利用者様が安心できる介護・看護を提供します~人を大切に、やさしく、ていねいに~」です。利用者様から「〇〇さんみたいな介護の人に出会えてよかった」と言ってもらえることが目標です。介護職は「明日を約束する仕事」であり、その約束が利用者さんの生きる力になります。 かいチャレスタッフ :利用者様の「生きる力」を支える、とても素晴らしいお仕事ですね。 猪股 :クローバーのさとは様々なサービス種別があるため、チャレンジしやすい環境です。現場を体験し、自分に合うかどうかを確かめてください! かいチャレスタッフ : 猪股さんの熱い想いが伝わってきました。本日は貴重なお話をありがとうございました。 社会福祉法人 明東会 「クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋」 未経験者OK 資格制度あり 女性活躍 年齢不問 時間相談可 事業所名 クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋 社会福祉法人 明東会 サービス種別 介護老人福祉施設 事業所所在地 東京都板橋区仲町1番4号 最寄り駅 東武東上線 中板橋駅南口から徒歩9分 電話(事業所) 03-3957-1098 URL https://ims.gr.jp/clover/
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介護業界で働く先輩にインタビュー「未経験から管理者へ」
Contents(目次) 【インタビュー】合同会社認知症総合研究所「ヒーロー」今田さん 【インタビュー】合同会社認知症総合研究所「ヒーロー」吉田さん 事業者情報 【インタビュー】合同会社認知症総合研究所「ヒーロー」今田さん かいチャレスタッフ : 本日は、よろしくお願いいたします。 今田さん(以下敬省略) : よろしくお願いいたします。 かいチャレスタッフ : 現在、24歳で管理者をやられていると伺いました。介護を始める前は何をされていましたか? 今田 : 介護業界に転職する前はタクシーの運転手をしていました。 かいチャレスタッフ : 何年くらい勤務されていましたか? 今田 : ちょうど2年くらいですね。新卒入社から2年3ヶ月間働き、2024年7月に今の会社に転職しました。 かいチャレスタッフ : タクシーの運転手から介護業界に転職した理由は何ですか? 今田 : もともと営業系で転職先を探していて、業界は特に絞らずに転職活動をしていました。 かいチャレスタッフ : 管理者の業務では営業のようなこともされていますか? 今田 : ケアマネージャーさんが利用者さんを紹介してくれるので、うちのデイサービスではこんなことをしていますといった営業活動や利用者さんのデータ管理やスタッフとの1on1ミーティングを行っています。 かいチャレスタッフ : かいチャレのことは、どこで知りましたか? 今田 :エージェント経由で今の会社を紹介されて、面接時に社長から勧められてかいチャレを知りました。社長から『介護業界が未経験だと、ミスマッチですぐ辞めてしまうこともあるから、事前に体験してみてから決めてもいい』と言われて、事前に知っておいた方がいいと思い参加を決めました。 かいチャレスタッフ : かいチャレでは、どんな体験をしましたか? 今田 :実際の業務をやるというよりは、スタッフさんの横で普段どんな仕事をしているのか説明を受けたり、利用者さんとお話ししたりすることが多かったですね。管理者候補としての業務についても社長の吉田さんから説明を受けていました。 かいチャレスタッフ : 初めての介護業界の現場だと思いますが、かいチャレに参加した時に不安等はありましたか? 今田 : 私の周りに要介護者の方がいたことがなく、介護の仕事に対する知識がなかったので、接し方に少し不安がありました。 かいチャレスタッフ : 実際に初めて利用者さんと接したときのエピソードを教えてください。 今田 : 利用者さんはとにかく温かく出迎えてくれたので最初に抱いていた不安はなくなりました。ある利用者さんがとてもフランクに接してくれて、また来てねと言っていただけたことがとても印象に残っています。 かいチャレスタッフ : それは嬉しいですね。かいチャレでは何社参加されたのですか? 今田 : この会社のみです。 かいチャレスタッフ : 1社のみで不安はなかったですか? 今田 : 不安はなかったです。かいチャレに参加する前に社長のお話を聞いて、自分の価値観と社長が目指している方向が一致していると実感し、ここで働こうと事前にある程度決めて参加しました。 かいチャレスタッフ : これからかいチャレに参加する方へのアドバイスはありますか? 今田 : やっぱり多くの施設を見るのは大事ですね。私の場合は一つのみでしたが、一つの施設しか見ないと、ミスマッチが起こる可能性があります。それで『合わないから辞める』となってしまうのはもったいないので、できるだけ多くの施設を見て、自分に合った環境を探すのが大事だと思います。 かいチャレスタッフ : 他にはありますか? 今田 : それと、施設の良いところだけでなく、悪いところもしっかり見た上で入るかどうか決めるのも重要です。気になったことがあれば、すぐに質問するのも大事ですね。それに、かいチャレは参加することで手当も出るので、いろんな施設を見て回るのは損ではないと思います。 かいチャレスタッフ : 入社後のミスマッチをなくすうえで必要なことですね。ありがとうございました。 【インタビュー】合同会社認知症総合研究所「ヒーロー」吉田さん かいチャレスタッフ : 本日はお時間いただきありがとうございます。さっそくですが、まずかいチャレに参加したきっかけを教えていただけますか? 吉田さん(以下敬省略) : もともとかいチャレというプログラムの存在は知っていました。でも、1社目に起業した会社では自分が言い出したら自分がやらなきゃいけなくなるなと思って、なかなか踏み出せませんでした。 でも、今の会社を立ち上げたときに、知人の社長がかいチャレに参加して、結構人が来たよと教えてくれて。それならやってみようかなと。採用に繋がればラッキーだし、参加者にも会社側にも双方にメリットがある。これはやるしかないと思いましたね。 かいチャレスタッフ : 実際に受け入れてみて、いかがでしたか? 吉田 : すごく良かったです。未経験の方が現場を知る機会ってなかなかないじゃないですか。かいチャレを通じて、実際に介護の仕事を体験してもらえたのは、双方にとって良い機会でした。 あと、面接だけでは分からない部分ってあるんですよね。例えば、話しているとすごく意欲的だけど、現場に入ったら思っていたのと違った…ってなることもある。でも、かいチャレの体験を通じて、それを事前に確認できるのは大きなメリットでした。 かいチャレスタッフ : 企業側としては、未経験の方を受け入れる際の不安もあったと思いますが? 吉田 : 確かに最初はうまく受け入れられるかな?という不安はありました。でも、実際にやってみると、みんな前向きに取り組んでくれます。職員たちも教えることを意識するようになって、職場全体の雰囲気も良くなりました。 かいチャレスタッフ : これからかいチャレに参加を検討している企業に向けて、何かアドバイスはありますか? 吉田 : まず、気軽に参加してみるのがいいと思います。未経験者を受け入れることで、企業としての成長にも繋がりますし、何より業界全体を活性化できる。面接だけでは分からないこの人なら活躍できそうだなという部分が見えるので、採用ミスマッチも減らせるのが大きなメリットですね。 かいチャレスタッフ : では最後に、事業所の魅力について教えてください。 吉田 : うちの事業所では、理念である世界から介護される人をゼロにすることという理念のもとに、単に介護をする場所ではなく、元気になる場所として運営しています。利用者の方が少しでも長く健康でいられるように、運動や認知症予防のプログラムにも力を入れています。 また、僕自身の経験から介護職はもっと稼げるべきという思いが強くあります。だからこそ、職員がしっかりスキルを磨いて、適正な評価を受けられるような仕組みを整えています。 かいチャレスタッフ : 介護=稼げないというイメージを変えたいということですね? 吉田 :そうですね。介護業界の価値をもっと高めたい。だからこそ、僕はYouTubeを活用して介護のスキルを広めたり、外部への研修も行ったりしています。業界全体のレベルアップができれば、介護職の待遇改善にも繋がると思っています。 かいチャレスタッフ : 本日は貴重なお話、ありがとうございました! 合同会社認知症総合研究所「ヒーロー」 未経験者OK 資格制度あり 女性活躍 年齢不問 時間相談可 事業所名 ヒーロー 合同会社認知症総合研究所 サービス種別 地域密着型通所介護 事業所所在地 〒121-0813 東京都足立区竹の塚2-29-16 最寄り駅 東武 竹ノ塚駅より徒歩10分、旧日光街道そば 電話(事業所) 03-3850-7838 URL https://ninchisyosoken.com/company-profile/
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介護業界で働く先輩にインタビュー「新しいことにチャレンジできる」
Contents(目次) 1. 介護支援専門員(ケアマネージャー)とは? 2. 【インタビュー】NPO法人グレースケア となりのでこちゃん 北口夏代さん 受け入れ事業所となりのでこちゃん 管理者/介護福祉士 山田涼子さん 事業者情報 1. 介護支援専門員とは? 介護職の中でも、介護支援専門員(ケアマネージャー)という職種は、よくお聞きするのではないでしょうか? 介護支援専門員とは、要介護者や要支援者の人の相談や心身の状況に応じるとともに、サービス(訪問介護、デイサービスなど)を受けられるようにケアプラン(介護サービス等の提供についての計画)の作成や市町村・サービス事業者・施設等との連絡調整を行う者とされています。また、要介護者や要支援者の人が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識・技術を有するものとして介護支援専門員証の交付を受けた者とされています。 厚生労働省ホームページより 具体的なケアマネージャーのお仕事の流れ ① 利用者のニーズの把握: 利用者や家族との面談を通じて、利用者の生活状況やニーズ、希望を把握します。 ② ケアプランの作成: 利用者のニーズに応じた介護サービスの計画を立案し、家族や関係者と協議して最終的なケアプランを作成します。ケアプランには、必要なサービスや介護の目標、期間、実施する担当者などが明記されます。 ③ サービス提供者との連携: ケアプランに基づいて、適切なサービス提供者(ホームヘルパーやデイサービス、訪問看護など)を選定し、彼らと連携してサービスを実施します。 ④ ケアプランの実施・評価・改善: ケアプランが実施されている間、ケアマネージャーは定期的に利用者の状況を確認し、サービスの質や適切性を評価します。必要に応じて、ケアプランを改善・見直し、サービス提供者と協力して利用者に最適なサポートを継続的に提供します。 ⑤ 情報提供・相談支援: 利用者や家族に対して、介護に関する情報提供や相談支援を行います。これには、利用可能なサービスや制度、介護の方法など、さまざまな情報が含まれます。 ⑥ 緊急対応 : 利用者の状況が急変した場合や緊急事態が発生した際には、ケアマネージャーが迅速に対応し、適切なサポートを提供します。 ⑦ ドキュメンテーション : ケアマネージャーは、利用者のケアプランやサービスの実施状況、評価結果などを記録し、必要に応じて関係者と共有します。これにより、利用者の状況の把握やサービスの改善が円滑に行われます。 ケアマネージャーの仕事は、利用者の生活をサポートするための多岐にわたる業務を行っています。そのため、コミュニケーション能力や問題解決能力、組織力などが求められる職種です。また、利用者のニーズや制度が変化することも多いため、常に最新の情報をキャッチアップし、柔軟な対応ができることも重要です。 2. 【インタビュー】NPO法人グレースケア となりのでこちゃん 北口夏代さん 今回は、NPO法人グレースケア となりのでこちゃんにお伺いし、かいチャレのインターンシップを通して入職した北口さんにインタビューを行いました。 介護職を目指したきっかけ かいチャレスタッフ : 本日は、よろしくお願いいたします。 北口さん(以下敬省略) : よろしくお願いいたします。 かいチャレスタッフ : 北口さんが、かいチャレに応募したきっかけを教えて下さい。 北口 : 姉がケアマネージャーをしていて、でもあまり介護の仕事について話したりしたことがなかったんですが、一昨年、父が介護が必要な状態になって、その時に介護の方々にとてもお世話になりました。それをきっかけに、介護の仕事は本当に素晴らしいと感じるようになりました。 かいチャレスタッフ : 介護職に対して良いイメージがもともとあったということでしょうか? 北口 : もともとのイメージはあまりポジティブではなかったのですが、実際にお世話になってみて、その仕事の大切さを感じました。介護の仕事は家族にとって本当にありがたいものです。介護の仕事をしている方々は、心から感謝できる存在でしたので、それが素晴らしい仕事だと思いました。 かいチャレスタッフ : その後、介護のお仕事を探していたということですね。 北口 : となりのでこちゃんとは違うんですけども、自宅から近いデイサービスが条件に合っていたので、応募したいと思っていました。しかし、未経験だと思うとなかなか勇気が出ず、TOKYOかいごチャレンジの事業を知って、何かサポートがあればチャレンジしやすいと思い、それを通じて参加しました。 かいチャレスタッフ : なるほど、確かに経験の無い業界に、いきなり応募するのは勇気が要りますよね。 子育てと仕事の両立 かいチャレスタッフ : 現在、お子さんがいらっしゃると思うのですが、仕事と子育ての両立という観点から現在どう感じてらっしゃいますでしょうか? 北口 : はい。子供が生まれる前は、違う仕事をしていたのですが、子供が生まれてからは全く仕事をしていませんでした。子供が小学校に入って少し時間ができるようになったこともあり、この仕事を始めるようになったのですが、現在は、働く日が週に1回で、しかも午前中しかいないので、その点では、とても融通してもらっていると感じています。子供の具合が悪いときなども全然大丈夫と言っていただけたので、とても安心して働ける場所だと思っています。 かいチャレスタッフ : 子育て中でも、自分に合った働き方ができる場所があるということですね。 北口 : 最初にインターンシップで訪れた事業所では、訪問介護の場合は、訪問予定を変更できないため急なお休みがあったりしてしまうと難しいという感じでした。特別養護老人ホームでは夜勤があるためできないといった感じで、子供がいることでできない仕事が介護業界にもたくさんあると教えていただんです。それに対して、となりのでこちゃんでは「訪問介護だって、できないことはない」という感じで、事業所の考え方や雇用形態によって働きやすさや自分に合う時間帯で働けることが違ってくると感じています。息子の学校が休みが多いことを話したところ、今日のように連れて来ても大丈夫だと言ってくださったので、子育て中の私にとっては本当にありがたいと感じています。 インターンシップ中の体験について かいチャレスタッフ : インターンシップ中にはどんなことをスタッフの方々と覚えていきましたか? 北口 :でこちゃんのデイサービスでは、「一緒にやりましょう」といった感じで、お料理を一緒にしたり、お散歩に行ったりなど、本当にスタッフと一緒にさまざまな経験ができたので、その点で仕事の内容が細かく伝わったと思います。インターンでここに来た時にとても楽しかったので、働いてみたいと思いました。職員の方々も、みんなが楽しそうに働いていました。制服が決まっているわけでもなく、普段着で働ける自由な雰囲気が良いと感じました。 今後の目標について かいチャレスタッフ : まだ介護職をはじめてからまだ間もないと思うのですが、今後の目標を聞かせていただいてもよいでしょうか? 北口 : 介護の仕事については今後続けていきたいと思っています。やはり子供とばかりいましたし、なかなか外に出て働くことがなかったので、まず外に出て、家族以外の人と触れ合う時間が増えたのはとても良かったです。そうすると視野が広がり、新しく勉強を始めたりしていて、介護福祉士の資格も取得したいのですが、4月から通信制の大学に入学し、社会福祉士の資格取得を目指す予定です。その傍ら、現場で働きながら経験を積み、5年後に資格を取得したいと考えています。 かいチャレスタッフ : 素晴らしい目標ですね、叶うように願っています。お話を聞かせていただきありがとうございました。 北口 : ありがとうございました。 受け入れ事業所となりのでこちゃん 管理者/介護福祉士 山田涼子さん インターンシップを受け入れてみて やはり、経験したことがないと不安が大きいと思うので、その不安を急になくすことは難しいと思います。少しずつ関わりながら経験を積み重ねて不安を取り除き、自信につなげていけば良いと思います。時間をかけて進めれば問題ないと思います。 介護職に対するプラスのイメージを持ってもらいたい 確かに、介護の仕事はほとんどの人に「大変な仕事ですね」と言われますが、私自身はそんなに大変だと感じたことはありません。特にヘルパーの仕事は一人で行かなければならないので大変だとよく聞かれますが、責任は少し感じるものの、それだけではなく一対一での面白みややりがいもあります。介護の仕事には様々な働き方があるので、それは経験しないと分からない部分が大きいと思います。 利用者さんと関わる中で教わることや一緒に楽しめること、面白くて笑い合えることなどが介護の仕事にもあるので、そういったプラス面を最初にいろいろ経験してほしいと思います。インターンシップは限られた時間だとは思いますが、楽しかったと感じたり、来てみて良かったという経験を持ち帰ってもらいたいと考えています。 4. 今回ご紹介した事業所情報(となりのでこちゃん ) 未経験者OK 資格制度あり 女性活躍 年齢不問 時間相談可 事業所名 となりのでこちゃん 看護小規模多機能型居宅介護事業所 サービス種別 地域密着型通所介護 事業所所在地 〒181-0002 東京都三鷹市牟礼6-11-2 最寄り駅 JR三鷹駅南口から京王バス ->「三鷹台団地」徒歩6分 募集職種 介護職(正社員・パート) 事業所PR ●当団体は「お困りごとからお愉しみまで」をモットーに、障がいのある子ども、ひとり親、難病の方、お年寄りと、年齢・障がい・国籍を問わず、多様なケアサービスを提供しています。●現在約30名の社員と140名を超える非常勤ヘルパーが在籍。働き方や働く時間もそれぞれのペースで可能。●個人のケアのみならず、孤立を防ぎ、人と人とのつながりや、まちづくりも大切にしており、ガレージセールや暮らしの保健室、まちイベントなども行っています。
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介護業界で働く先輩にインタビュー「誰もがはじめは未経験から」
Contents(目次) 「看護小規模多機能型居宅介護」とは? 【インタビュー】ITフォレストこだいら 管理者/ケアマネージャー 菊池正彦さん インターンシップからITフォレストさんへ就労したIさん 事業者情報 1. 「看護小規模多機能型居宅介護」とは? 今回インタビューをさせていただいた東京都小平市の「ITフォレストこだいら」は、各種医療施設が隣接している、看護小規模多機能型居宅介護併設の高齢者住宅住宅になります。 介護にあまり知識の無い方だと聞き慣れないかもしれない、「看護小規模多機能型居宅介護」略して「看多機」とはどういったサービスなのでしょうか。 看護と介護を一体的に提供するサービスです。 「訪問看護」と「小規模多機能型居宅介護」を組み合わせたサービスで、「通い」、「泊まり」、「訪問介護」、「訪問看護」サービスを提供します。 厚生労働省ホームページより このサービスにおいては、介護を必要としている人が一定数の方と共同生活するスタイルになります。要介護者のニーズに応じて看護や介助、生活支援などを行い、自宅でのキャリアアップや社会復帰をサポートします。また、要介護者同士の交流や友達関係の形成など、社会的な関係も形成することができます。このような環境は、要介護者が長期的に自宅で生活することができるとともに、介護者も心理的にリフレッシュすることができます。 「看護小規模多機能型居宅介護」の特徴 共同生活:要介護者は一定数の介護者と共同生活することになります。このため、要介護者同士の交流や友達関係の形成など、社会的な関係も形成することができます。 自立支援:要介護者が自宅で生活することを可能にするために、医療的な看護や日常生活支援、介助などを行います。これにより、要介護者は自立した生活を送ることができるようになります。 家族や友人との繋がりの維持:要介護者は家族や友人ともつながりを保つことができます。このため、精神的な安定を維持することができます。 看護者のストレス軽減:要介護者と共同生活することにより、看護者もストレスを軽減することができます。また、要介護者同士の交流や活動なども行うことができます。 これらの特徴を活用することで、要介護者が長期的に自宅で生活することができるとともに、看護者も心理的にリフレッシュすることができます。 介護サービスの中には、「小規模多機能型居宅介護」というものもありますが、「看護小規模多機能型居宅介護」(看多機)と「小規模多機能型居宅介護」(小多機)は、同じ「小規模多機能型居宅介護」のサービスを指しますが、違いは訪問看護の機能が持っているか、持っていないかの違いです。 前者(看多機)は訪問看護のサービスも自事業所のスタッフで提供する必要があるのに対し、後者(小多機は)訪問看護サービスが必要な利用者に対しては、外部の訪問看護事業所を利用することになります。 また、看多機は要介護1から要介護5の利用者が利用できるのに対し、小多機は要支援1から要介護5の利用者が利用できます。 2. 【インタビュー】ITフォレストこだいら 管理者/ケアマネージャー 菊池正彦さん スタッフ : 本日は、よろしくお願いいたします。 菊池さん(以下敬省略) : よろしくお願いいたします。 スタッフ : 菊池さんはケアマネージャーでいらっしゃるということでしたが。 菊池 : 現在はこの事業所の管理者兼ケアマネジャーという立場で業務をしています。 スタッフ : ありがとうございます。まずは菊池さんのことについてお伺いしたいのですが、介護のお仕事をされてどれぐらいになるのでしょうか。 菊池 : 途中ブランクがあるのですが、大学卒業後から40歳ぐらいまで、特別養護老人ホームで働いていましたので、およそ20年程。その後、システム関係を扱っている会社に転職をしたのですが、 ちょっとしたことをきっかけに、また、声をかけられ介護の業界に戻ってきた形になります。介護業界に戻ってきて10年間なので、全体で30年ほどになります。 スタッフ : 色々な管理をされていて、システム関係の会社で働いていたときの知識が、介護の現場にも生きているんですね。 菊池 : そうですね、いろいろなケースで役には立っていると思います。 スタッフ : 管理者というポジションにあってどういったお仕事が基本になるのでしょうか。 菊池 : そうですね、サービスの質の向上や利用者のニーズにはなるべく応えられるるように、その方法をスタッフと一緒に考えることや、利用者が安心・安全に生活できる環境を整えていくことが基本にあります。 それとは別に、スタッフの方の労働条件のことやスキルの向上にも携わっていたり、本当に幅の広い領域を見ることになります。 スタッフ : 施設についてもお聞きしたいのですが、施設に入ったときの第一印象は非常に「綺麗」だと感じました。また、自動販売機が設置されていたり、カフェスペースがあったり、利用者だけでなく働くスタッフのためにもよい環境が整っていると感じました。 菊池 : 実は、私もここに最初に来たときに驚いたのが、職員の環境がとても充実していると感じました。職員のための広い休憩室や、電子レンジやポットなど、今までいた施設では無かったものなので、働く人のことを意識して作られています。この、働く人のことを考えてくれていることは、普段勤務していても、安心感があります。 スタッフ : 素晴らしいですね。やはりどんな方でも、綺麗で働きやすい環境の方が、明るく人に接しやすくなると思います。次に、看護多小規模多機能型居宅介護という施設の機能についてお伺いしたいと思います。 介護施設には様々な種類があるなかで、他の施設との違いや特徴を教えていただければと思います。 看護小規模多機能型居宅介護の特徴について 菊池 : 介護保険制度にはケアマネジャーがいます。ケアマネジャーはプランを作成し、訪問介護ならばヘルパーステーション、訪問看護ならばナースステーション、デイサービスならばデイサービス事業所、ショートステイならショートステイ事業所に依頼を出します。その後、サービスが自宅に提供されたり、利用者が利用することができます。これが介護保険制度のもともとの流れです。 簡単にいうと、それをひとつにまとめたものが看護小規模多機能型居宅介護(※看多機)や、小規模多機能型居宅介護(小多機)というサービスです。 一番のメリットは、情報の収集が容易な点です。例えば、働きながら介護をする人や、高齢者を介護する家庭に訪問する際に、現在の状況や情報を、ケアマネジャー、看護師、介護スタッフにすぐに伝えることができます。介護者が高齢であった場合、介護者自身が入院する必要があり、家に帰れない場合、馴染みのあるデイサービスに泊まれず、新しい短期入所先を探す必要があります。このような状況になったとき、初めて訪れる場所で過ごすことに不安や家族の懸念も生じますが、看護小規模多機能型居宅介護の場合は、馴染みのあるところで、親しみのあるスタッフがいるため、安心です。このようなメリットがあります。 スタッフ : 確かに、そういった状況では利用者は安心できますね。 菊池 : ただ、このサービスを使った場合、他の介護保険サービスが使えなくなってしまうといった、そういう制約もあります。 本当はリハビリに特化したデイサービスに行きたいけれど、私達のサービスを利用した場合、そちらのサービスは介護保険では使えなくなってしまう。メリットとデメリットがはっきりしているんです。 実際の利用者はどんな方々? スタッフ: 実際にはどのような状況の利用者さんがいらっしゃるのでしょうか? 菊池: その方はもうお亡くなりになられましたが、ご主人が奥様の介護をされていました。週に3日程こちらに通っていたのですが、その他の日はご自宅でご主人が介護をされていました。私たちは週に1度、お宅に訪問してお手伝いをすることをしていましたが、奥様だけでなく、ご主人のストレスや疲れがたまっていないか体調を確認して、疲れがたまっているようであれば、こちらからお声がけをして奥様にお泊りしていただくように促し、ご主人に休んでいただける状況を作ったりすることもあります。 別のご家庭では、奥様がご主人のことを介護していたのですが、介護をすることがとてもしんどいときには、こちらに泊まってもらい、病院に入院し退院する際も、そのままご自宅へ帰られることは不安なので、帰れる状態になるまでは、こちらに泊まってもらうなどのケアを行うこともありました。 スタッフ: 利用者とそのご家族の様子を見て、最善のケアを行っていることを聞いてとても感銘を受けました。素晴らしいお仕事ですね。 スタッフ: 小規模看多機では、様々なお仕事があると思うのですが、それぞれのスタッフの方々のお仕事はどのような割り振りになるのでしょうか。 菊池 : 実は、ここは、ほぼ分業制のようになっています。夜勤専従の方、早番だけの方。全てをこなせる常勤、非常勤の方、送迎スタッフ。それぞれのスタッフの方々の役割を見ながらシフト表に反映させていっています。 どのような人材にインターンシップに応募してほしいか スタッフ: どのような方にどんどん入ってきてほしいなどがございましたら、教えていただけますでしょうか。 菊池 : 私の経験上、資格の有無は関係がなくて、やはり社会人経験があったうえでこの業界に興味を持って入ってきてくれた方の成長がとても早いように思います。そういった方を、育てていき事業所の戦力としていく取り組みがしたいと考えています。 私も介護の仕事をはじめたときは、大学卒業後すぐでした。最初は、始めて知ることに対する驚きや大変さもあって続けられるかなと考えたこともあったのですが、ただ、やはり達成感と充実感があったことが大きいと思います。介護のお仕事は、嫌なこと辛いことだけではないんです。 とくに介護は、自分の両親や祖父、身の回りの方々もいつかは関わる部分ですので、特別なことではないように感じます。あとは、自分がどれぐらい頑張れるのかだけだと思います。 スタッフ: いろいろとお話を聞かせていただいて、とても勉強になりました。ありがとうございました。 3. インターンシップを経験し、ITフォレストこだいらに就労することになったIさんの場合 インターンシップに参加したきっかけ 私の両親はもう他界しているのですが、実家の整理をしていると、両親のしていた仕事の書類などを見つけて、ふとその時、もっと両親に何かできることがあったのではないかと思ったんです。それを友人に話すと、東京都で介護チャレンジインターンシップという事業が最近始まったことを教えられました。私は、介護に関して知識があまりにもなかったので、なにか高齢の方に接する仕事をやってみたいような気がするという程度の気持ちで、申し込んでみました。本当に介護に対する知識も経験も無かったので、自分に適しているのかどうか分かる、良い機会かもしれないと思いました。 介護に対する知識は以前からありましたか? 「デイサービス」や「特養」などの言葉は聞いたことがありますが、その意味や役割については考えたことがありませんでした。介護職という言葉だけでなんとなく介護の仕事のイメージを持っていましたが、「かいチャレ」のインターンシップで初めて行った施設は「デイサービス」と「特養」が同じ施設に入っていて、その役割や業務内容について学びました。デイサービスでは、まだ元気な方が来られますし、時には会話が通じないこともありますが、大体は楽しく会話ができていてレクリエーションなどを楽しんでいます。それに比べて、特養の方に行くとかなりのギャップがあり衝撃を受けたんです。 今まで自分は「介護」という一言でしか知らなかったんだなということに気付き、そして、どのような施設があるのか、介護とは何かといったことを少し知ることができました。それがインターンシップで得られたものだと思います。 インターンシップを経験して実際にこの仕事をしてみようと思ったのはなぜですか? 私はインターンシップで2つの施設に行かせていただきました。初めてのインターンシップで、排泄介助などに驚きましたが、見ていくうちに慣れていきました。最初の施設の2日間のインターンシップでは、自分がその仕事ができるかどうかわからずに迷っていましたが、さらにもう1つの施設では、デイサービスやショートステイといった生活補助の仕事を見学やお手伝いをして、この施設では、利用者とコミュニケーションを取ることができて、それがとても楽しく、スタッフの方も忙しい中でもよく教えてくださって、楽しく学ぶことができました。短い時間でしたが、色々なことを学べて、努力すればできるということも分かり、もしかするとゼロからでもやれなくないかなって思えてきて、前向きな気持ちになりました。 今のお仕事で今後どのような目標がありますか? 本当に働いてらっしゃるスタッフ皆さんが、いろんなことができていて格好いいなって感じています。利用者さんとのちょっとした会話でも、クスッとさせたり和ませるのも上手なんです。それだけでなく、排泄介助や入浴介助、そういう技術も持っていて、さらに「ここも見ていたんだ」という細かなところにもよく気を使われていて、自分もそのようになりたいなと思っています。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 4. 今回ご紹介した事業所情報(ITフォレストこだいら 看護小規模多機能型居宅介護事業所) ▲ 地域交流室もあり、地域の方とのコミュニケーションの場も施設内にあります。 未経験者OK シフト制 車通勤OK 設備充実の休憩室 事業所名 ITフォレストこだいら 看護小規模多機能型居宅介護事業所 サービス種別 看護小規模多機能型居宅介護 事業所所在地 〒187-0031 東京都小平市小川東町5-7-10 最寄り駅 JR武蔵野線 新小平駅より徒歩6分 西武拝島線・国分寺線 小川駅より徒歩6分 募集職種 看護師、介護職員 事業所PR ⚫ 未経験者でも安心して働けるよう、OJTでしっかりサポートする体制を整備! ⚫ 月単位のシフト制です。希望のお休みを入れることも可能! ⚫ 事業所近隣に駐車スペースを確保しているので、車通勤OK! ⚫ スタッフ休憩室は、広いスペース、冷蔵庫、レンジ、ポット、自販機設置!喫煙室も完備!
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介護業界で働く先輩にインタビュー「役割を持つことの重要性」
Contents(目次) デイサービスについて詳しく知ろう! [インタビュー]デイサービスセンターシエロ青梅 介護福祉士 佐藤いずみさん インターンシップに参加中のYさん19歳の声 事業者情報 1. デイサービスについて詳しく知ろう! まずはデイサービスとは、そもそもどんなサービスなのでしょうか。厚生労働省のホームページによると、下記のように記載があります。 通所介護(デイサービス)は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持、家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。利用者が通所介護の施設(利用定員19人以上のデイサービスセンターなど)に通い、施設では、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで提供します。生活機能向上グループ活動などの高齢者同士の交流もあり、施設は利用者の自宅から施設までの送迎も行います。 厚生労働省 介護サービス情報公表システムより抜粋 デイサービスは、本人の生活の質を向上させる意味においても、介護負担の多い利用者のご家族の方にとっても必要なサービスです。 介護保険サービスの中で、デイサービスが受けられる方 要介護1〜2:身体的な自立が一部できるが、生活のほとんどに介助が必要な方。 要介護3〜5:身体的な自立ができなくなり、生活全般に介助が必要な方。 ※ 要支援1〜2の方は利用できません。要支援1〜2:身体的な自立が可能であるが、家事や生活に支援が必要な方。 要支援の方は、基本的には自宅での生活が可能であるため、介護予防サービスを受けることができます。 デイサービスは、高齢者や障がい者の日中の居場所として、また、生活支援や身体介護、リハビリなどのサービスを提供する施設です。一般的に、自宅での生活が困難となり、介護や支援が必要となった高齢者や障がい者が利用することが多く、身体的な介護や生活支援を必要としながらも、施設に入居する必要のない人々にとって、在宅生活を継続するための支援を提供する場所としても利用されます。 2. 【インタビュー】デイサービスセンターシエロ青梅 佐藤いずみさん かいチャレスタッフ : 本日はよろしくお願いいたします。佐藤さんは、介護のお仕事に就いてどれぐらい経つのでしょうか。 佐藤さん(以下敬称略) : 高校を卒業してからずっとなので、20年ほどになります。 かいチャレスタッフ : 高校生のときに、介護の業界を目指そうとしたきっかけは何かあったのでしょうか。 佐藤 : 昔から何か人の役に立つことが好きだったというか、中学校時代に合唱部に入ったりしてボランティアをしたり、ご高齢の方との接点や、母が病院でマッサージ師をしていたことなどもあり、日常の中で自然にこの仕事に向かうことになった感じです。 かいチャレスタッフ : シエロ青梅さんに入ってからは、どれぐらいになりますか? 佐藤 : 14年になります。最初は、特別養護老人ホームで働いていたのですが、その老人ホームでは人数が多く、流れ作業が多くなってしまっていたので、そういうときに、お客様に声をかけられても、ゆっくり話し合うことは難しかったんです。自分の中で、それがちょっと苦しかったのもあり、そこを離れ、次に訪問介護の事業所に入りました。訪問介護では、自分が思っている介護ができたなと思っています。そして、結婚を機に、いったんそこを辞めて、こちらにご縁があって入らせていただきました。 かいチャレスタッフ : 現在の事業所に来てから、大変だったことなどはありますか? 佐藤 : 訪問介護の時は、利用者様を一対一で対応していましたが、デイサービスになると10名の方がいらっしゃるので、最初はやっぱり「どうしたら良いんだろうか?」「この場をどうしようか?」といった不安が凄くありました。 かいチャレスタッフ : 現在のお仕事の一日の流れを教えていただけますか? 佐藤 : お昼までの勤務の時は、朝、送迎に行き、ご利用者様が到着してバイタルや血圧とかを測ります。その後、入浴をする人の介助をします。出勤が1日のときは、午後は、散歩が好きな方が多く、歩行訓練を行います。その後は、手先を動かす手芸などを行ったり、最後には、おやつを皆さん食べ、帰りの準備をして、送迎を行うという流れになります。 かいチャレスタッフ : 介護の業界は、体力的にも大変だと思っている方が多いようなのですが、実際にはいかがでしょうか。 佐藤 : この施設には、そこまで重度の利用者様はいらっしゃらないので、夏の入浴介助でちょっと汗をかくとか、その程度なので体力的に大変ということはないと思います。 かいチャレスタッフ : 利用者とのコミュニケーションで気をつけている部分はありますか? 佐藤 : やっぱり人生の先輩方なので、そこの部分は常に忘れず気をつけています。 認知症の方だと急に不安になると、その不安がずっと残ってしまう傾向があるので、話題を気持ちの抑えやすいものにして、その方が好きなことか興味があることの会話をするように心がけています。 かいチャレスタッフ : 今までに、未経験から入られてきた方を教えてサポートしてきた経験もありますか? 佐藤 : そうですね、何人かいますね。 かいチャレスタッフ : 皆さん最初につまづくポイントなどはありますか? 佐藤 : たとえば、10人、20人が集まった場にどう対応しようかという不安を感じることがあるのですが、それは私自身もあったので、共通のものだと思います。 かいチャレスタッフ : みんなの前で大きな声でお話をしなければならない瞬間もあると思うのですが。 佐藤 : 私、ずっと人見知りだったんです。小学校時代は、母の後ろに隠れるタイプで、話すことも苦手でした。訪問介護に行ってから、やはり話すようになり、そこからでしたね。けれど、今でも緊張することがあります。 体操などを行う時は、みんなの前で話すことも緊張しますが、回数を重ねることで信頼関係が築けるので、一度失敗しても利用者さんが、和やかに受け入れてくださるので、やはり信頼関係が大切です。 かいチャレスタッフ : ありがとうございます。介護業界での働く場所についてお聞きしたいのですが、介護業界には様々な分野の働く場所があると思うのですが、未経験の人が働くのに適した場所というのはあるのでしょうか。 佐藤 : 多分、デイサービスはたくさんあると思いますが、私はここだからこそ続けられていると感じています。私は、みんなの前で話すことが得意ではないのですが、何かを押し付けられるよりも、個人が自分らしく居られるという点が重要だと考えてくれていて、無理のない関係性を築いてくれるため、ご利用者様との関係も良好になっていて、だから私自身でもこれならできそうだと感じることが増えています。 かいチャレスタッフ : 本当に素晴らしい環境ですね。 かいチャレスタッフ : 次に介護の資格のことについても教えていただきたいのですが、佐藤さんは介護福祉士でいらっしゃって、介護福祉士の資格を取るとなにかメリットみたいなものはあるのでしょうか。 佐藤 : 実は、メリットを感じるようになったのは最近な気がして、介護福祉士だからこそできる書類の作成だったり、計画書を作ったりなど、その作業を行うことでより一層ご利用者様のことを深く知ることができるので、そういった意味で、介護福祉士を取得してよかったと思います。 かいチャレスタッフ : 未経験から、このお仕事をはじめたときにまず覚えるお仕事はどんなことなのでしょうか。 佐藤 : 最初は、ご利用者様との信頼関係を築くことが大切で、例えば、一緒に手芸などの活動を行うことで、時間を共有して、その方がどのような人であるかを知ることが大事なのかと思います。とにかくまずは、信頼関係を築くことが必要です。 かいチャレスタッフ : 作業を覚えていくステップみたいなものはあるのでしょうか? 佐藤 : この事業所はそこまで堅苦しい感じではないです(笑) 先輩のやっていることを一つずつ教わっていく形になると思います。 かいチャレスタッフ : 未経験で入られた方が、お仕事上でここは注意した方がいいといった部分はありますか? 佐藤 : コミュニケーションの部分でも、利用者様が、ここには触れられたくないなとか、ここの部分では話したくないことって皆さんそれぞれあると思うので、やっぱりそこには注意してますね。 かいチャレスタッフ : それを見分けるのはとても難しそうですよね。どのように、注意されているのでしょうか。 佐藤 : 確かにそうですね。でも、それは仕事をしていく中で先輩から、このご利用者様にはこういう話はしないようにと、お話を聞いたりするので、そういった情報を元に知っていく形になります。 かいチャレスタッフ : このようなインタビューを行っておりますと、違う業界から介護の業界に入った方は、「ありがとう」とご利用者様から感謝される機会が多いと感じるようなのですが、佐藤さんはどう思いますか? 佐藤 : 例えば、ここ最近だと、ご利用者さんも洗濯物を畳むにしろ、食器を洗うにしても、家だと、「いいよ、やらなくて」と、言われることが増えてきている方もいらっしゃると思うんです。けれど、ここに来ると、一人一人が、皆さん役割を持っていて、それが嬉しいじゃないですか。自分の役割がここに来たらある、と思えると、スタッフも利用者さんも、みんな何か自分の得意を出すことで、それぞれが主役になれる。 今までは、何でもやってあげようって思ってたんですけど、そうではなくて、最近はいったん俯瞰して見てみるというか、ご利用者様が今やってくださってるから、これちょっとお願いしようかなとか、視点は働きながら変わってきましたね。何でも自分でやることが良いわけじゃないと。どこかで、ご利用者様が気付いてやってくださったので、その方の役割をちょっと見守って、必要な場合にお手伝いをさせていただく。そんな風に、働き方は変わってきた気がしますね。 かいチャレスタッフ : なるほど、全部やってあげてしまうことが、役割を取ってしまうことに繋がってしまうケースもあるんですね。 佐藤 : 子育ても本当にそうで、やろうと思えばやれちゃうけれど、結局、その子がやる機会を奪ってしまうと、後々、大変なのはその子自身なんだと思います。そこが育児と通じる部分もあります。だからちょっとお願いすることはできるけれども、お願いするということは、家庭でも仕事でもちょっと大事にし始めたところです。 かいチャレスタッフ : ありがとうございます。最後に、シエロ青梅さんの良さをもう少しお伺いできればと思います。 佐藤 : そうですね、ご利用者さんもそうですし、スタッフもそうですし、自分の得意なことをして、みんなで助け合うというと大げさかもしれませんが、それがこの事業所の良さだと思います。 かいチャレスタッフ : 新鮮なお話をたくさん聞けたことに、心から感謝します。ありがとうございました。 シエロ青梅さんでインターンシップに参加中のYさん19歳の声 介護業界に興味を持ったきっかけ 親戚が介護の事業所で働いていて、話を聞いているうちに興味が出てきて、高校2年から3年あたりのときには、実際にお仕事を探しはじめました。最初は、正社員に応募をしようと思ったのですが、経験がまったく無かったので、介護のお仕事の体験ができる「かいチャレ」に応募しました。 インターンシップに実際に参加してみた感想 インターンシップに来る前は、インターネットで調べているとネガティブな情報をたくさん目にしていて、不安な面が多かったのですが、実際に来てみると全くそんなことはなく、スタッフの方々はみなさん優しく教えていただいてとても安心しています。 印象に残っていること 料理を自分たちで作って提供するのを見て驚きました。元から作ってあるものを出していたりするのかなと思っていたのですが、ちゃんと手作りで作っているのを見て素晴らしいと感じました。 インターンシップについて とても良いと思います。介護について深く知ろうと思っても、本とか人に話を聞いてわからないことが多いので、体験の支援をしてくれることは非常に助かります。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 4. 今回ご紹介した事業所情報(デイサービスセンターシエロ青梅) 未経験者OK 無資格OK 女性活躍 時短OK 曜日時間相談可 資格制度あり 社員登用実績あり 事業所名 デイサービスセンターシエロ青梅 サービス種別 地域密着型通所介護 事業所所在地 〒198-0036 青梅市河辺町9丁目5番10号 最寄り駅 JR青梅線「河辺」駅 徒歩7分 募集職種 介護スタッフ、送迎ドライバー 事業所PR ●生活するうえでの行事・外出を当たり前に!シエロ青梅では、四季折々の行事を大切にしています。デイサービスも在宅生活の一部だからこそ、家族で出かけるように、行きたい場所 への外出も特別なことではありません。定員10名の小規模デイサービスだからこそ出来る、きめ細かい個別ケアを大切にしています。 ●資格取得支援も充実! 働きながら資格を取得していただけるよう、シフトの調整や受講料の 助成など、積極的に実施しています。 ●社員登用実績あり!キャリアアップも支援します! 20代・30代を中心に幅広い年代の方が活躍しており、ライフステージに合わせた働き方を一緒に考えていきます。パートから社員登用を経て、マネージャーになった方や育児・介護のために時短社員に切り替わった方など、さまざまな働き方が可能です。
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介護業界で働く先輩にインタビュー「本当は働きやすい環境が整っている介護の現場」
Contents(目次) かいチャレの魅力!インターンシップで就職前の不安を解消! 【インタビュー】社会福祉法人 三徳会 「品川区立荏原特別養護老人ホーム」相ヶ瀬さん これから介護業界を目指す方へ 介護事業所紹介 かいチャレの魅力!インターンシップで就職前の不安を解消! 「かいチャレ」では、介護職未経験者でも安心して働けるようにインターンシップを通した就労支援を行っています。インターンシップと聞くと、学生向けと感じられる方もいらっしゃると思いますが、かいチャレのインターンシップでは、介護未経験者であれば(※学生は除く)どなたでも参加が可能です。 ・介護のことに詳しくないけど働ける場所を探している ・介護職にどのような働き方があるのかが分からない ・自分の働ける時間に合った働き方がしたい ・介護の資格を取得して、手に職をつけたい ・自宅から近い距離で働ける場所を探している インターンシップに参加された方は、「インターンシップで介護のお仕事を体験してみて良かった」とのお声を多数いただいております。介護のお仕事は、さまざまな種類がありますし自分だけで選択するのはちょっと難しいかも..とお考えの方でも、お気軽にご参加いただけます。 インターンシップを経て介護事業所に就労するメリット とくに未経験者の場合、職場で実際に働く内容がわからないまま求人情報から応募し面談を行うといった流れですと、 「思っていた仕事内容と違った」「大変さを分かっていなかった」「続けていくことが難しそう」といった不一致が出てきますよね。 インターンシップでは、最大5日間しっかりそれぞれの事業所での働き方や、分からないことを把握してから働くことができるのでそのような不一致が起きにくいシステムになっています。 まずは、お気軽に説明会へご参加下さい! 説明会はこちらから 【インタビュー】社会福祉法人 三徳会「品川区立荏原特別養護老人ホーム」相ヶ瀬さん 今回は、社会福祉法人 三徳会「品川区立荏原特別養護老人ホーム」へお伺いし介護士の相ヶ瀬さんにインタビューをさせていただきました。 かいチャレスタッフ : 本日は、よろしくお願いいたします。相ヶ瀬さんはどのような経緯で介護職に就き、どれぐらいの期間働いているのでしょうか。 相ヶ瀬さん(以下敬称略) : 専門学校に2年通い、そのまま新卒で三徳会に入りました。ちょうど11年、この三徳会でお世話になっています。途中で産休は取ってるんですけど、仕事に復帰してもそのままこちらで働いています。 かいチャレスタッフ : 学生の時点で、介護職を目指されていたんですね。 相ヶ瀬 : 当時、祖母が一緒に住んでいて、その時は特に感じてはいなかったんですけれど、今思えば93歳と高齢だったので、一緒にご飯を食べたり、トイレのお世話もやったことがあって、実は、介護をやっていたんだと思います。その時は祖母の手助けをやっていただけなのですが、高校に進学すると、ちょうどその高校でヘルパー2級が取れることを知り、ちょっとやってみようと思い、高校卒業後の進路を考えたときにも品川区に福祉専門学校があったので、家からの距離も近いということで、そのまま専門学校に行き就職に至った形です。 かいチャレスタッフ : 三徳会さんを見つけたのは学校からの紹介だったんでしょうか。 相ヶ瀬 : 専門学校が実習が多いところで、品川区内の施設何カ所か行ったりとかするんですけれど、三徳会の主な施設全てで実習を行いました。三徳会には当時、特養の施設が3つあり、その3つにそれぞれ実習で行っていて雰囲気も分かっていることや家からの距離も近いことなどを考慮して、ここに入りました。 かいチャレスタッフ : 高校生のときには既に介護の知識は身についたのでしょうか? 相ヶ瀬 : 当時は、本当に簡単な介護のことしか学んでいなくて、専門学校で詳しく学びました。 かいチャレスタッフ : 実際に現場での仕事と、学校で学んでいて想像していたものとは違いましたか? 相ヶ瀬 : 違いました。けれど、実習は、1カ月程度の期間も行ったりとかするんです。ですので、現場ってこんな感じなんだと心の準備が自分の中でできていたので、就職してからギャップを感じずに行けたかなと思ってます。 かいチャレスタッフ : いろいろな職場が介護職にはあると思うのですが、特別養護老人ホームに決めた理由はあるのでしょうか 相ヶ瀬 : 訪問介護も実習で行ってみて、訪問介護の現場がお料理を作ってあげるシーンがあって、それはちょっと難しいなって思いました。笑 自分はそこまで料理が得意ではないので、ご利用者さんのために塩分考えてご飯を作ることが難しいと考えた時に、訪問介護よりもやっぱり施設の方が自分的には働きやすい場所だと感じました かいチャレスタッフ : 働き方としても、特別養護老人ホームが合っていると感じたりする面はありますか? 相ヶ瀬 : そうですね。特養って日勤で考えても早番と日勤と遅番があるので、やっぱり子供の体調とかが悪くて休んでしまう時も他の職員がいるからまだ安心だったり、どうしても休まなければならないときに、休みやすいと思います。 かいチャレスタッフ : 基本的にはシフト制で働かれているとお聞きしました。 相ヶ瀬 : はい。主任がシフトを作ってくれるんですけど、前日遅番で翌日は早番になるとかは無く、いろいろな配慮をしていただいています。今は、時短勤務を使わせてもらっているので、5時に終わってすぐ近所のスーパーで買い物しがてら保育園へ迎えに行って自宅へ帰るみたいな感じの生活をできています。今は、子供の関係もあり日曜日お休みをもらっているんですけれど、月曜日から土曜日の間でシフトを入れてもらい、月9日休みになるように作ってもらってます。 かいチャレスタッフ : 少し職場の環境的なところもお伺いしたいのですが、どういったメンバーで業務を行うのでしょうか。 相ヶ瀬 : この施設では、特養が3階と4階なんですけど、それぞれ3階と4階に職員がいて、3階は3階でそのフロアのご利用者さんを見ています。その日によって遅番・早番・日勤が変わってくるので、チームのメンバーは変わりますけど、3階は3階のメンバーで業務を行っています。 他にも、居室担当は決められてはいるんですけれど、本当全員で皆さんを見ていくっていう形ではあるので、居室担当の人じゃなくても、みんなで相談して、みんなで見ていくっていう形になっています。 かいチャレスタッフ : 周囲のメンバーと仕事が進められるのは、一人に負担が偏らない点も含めて頼もしいですね。ちなみに、介護職未経験の方がこちらの施設で働き始めたケースについてお伺いしたいと思うのですが、今まで一緒に働いたメンバーで未経験の方はいっらしゃいましたか? 相ヶ瀬 : 実際に、2年前に入ってきてくれた新人さんが介護職をやったことがない方でした。私はちょうど産休中だったので、後から聞いた話なのですが未経験で入ってきてくれて、今はもうしっかり任せられるというか、スムーズに働けているので、やる気さえあれば未経験者でも可能なお仕事だと思います。けれど、体力は使うので、体力はあった方がいいかなとは思うんですけれど。 かいチャレスタッフ : その方のように未経験の方がスムーズに介護の職に就くためには、どういった心構えを持っておいた方が良いなどアドバイスはありますか? 相ヶ瀬 : 本当にいろんな職員がいるので、何か一概には言えないのかなと思うんですけれど、やっぱりお通じなどの下の世話とかもするので、おむつを替えながら、「実は苦手なんだよね」って言う職員もいるので、慣れっていうのもあると思います。 最初は私も他人の下の世話をするっていうことは抵抗はありましたけれど、自分も子供を産んでみて、自分の子供の世話をするのと同じように、もし手についても洗えばいいしと思えるぐらい大雑把な方が向いてるかもしれないです。気にしない方の方が。(笑) 私は、ご利用者さんとお話しすることが好きで、ちょっと申し訳ないんですけど、友達として話すように昔の話をしてくださったり、日常の本当にたわいもない会話で冗談を言ったり、そういったコミュニケーションが自分の中では楽しいと思えるんです。介護していくとずっと一緒にいるので、この方はこれぐらいの冗談だったら返してくれると分かっていると本当に相手も笑顔で過ごしてくださったり。 ただ、認知症の方の対応はどうすればいいんだろうという悩みはありました。特養は基本的には自宅に帰るということが少ない環境なので、利用者さんから帰宅願望で「帰りたい」って言われた時に、デイサービスとは違い「あと何時間したら帰れるからね」っていうのが嘘になってしまう。その嘘をついていること自体が最初はすごい申し訳なくて、嘘なんだよねと思いながらも言ってしまう自分に悩んだことはありました。そのときに、他の先輩の声掛けとかを聞いていると、「あと何時間で帰れるよ」という言い方をしなくても、他の会話にお話を持っていくことで、帰りたいという気持ちが薄れたりすることもあるので、やはり学んでいくことがたくさんあると思います。 かいチャレスタッフ : 雇用形態についてもお伺いしたいのですが、今現在、働いている方は、パートさんやアルバイトさんもいらっしゃるのでしょうか? 相ヶ瀬 : いらっしゃいます。派遣さんもいますし、私より前から働いているパートさんもいらっしゃいます。むしろパートさんと派遣さんがいないと回らないかなぐらい本当に助かっています。 パートさんは半日の方もいらっしゃいますし、その方によって、それぞれ相談していただいて、週3日勤務や、中には週3回日勤だけで入ってるけれど、1日だけ半休をもらってるなど様々な働き方があります。 かいチャレスタッフ : 介護業界の働き方は、他の業界に比べても働きやすい環境にあるのではないかと思うのですが、相ヶ瀬さんはどう感じられてますでしょうか。 相ヶ瀬 : 私は結構働きやすいとは思っていて、先程もお話したとおりチームで1日勤務をしているので、以前、先輩に言われたのですが、「ここの施設で一人が休んだとしても他の職員がいるから大丈夫。ただ、あなたの子供はあなたしかいないでしょ、お母さん」と言っていただいて、その言葉にすごい救われました。他の保育園のママさんに聞くと、自分がやらなきゃいけない仕事があるから休めないとか、上司にこう言われたとかを聞いたこともあるので、それに比べると周りがいるからこそ休めるじゃないですけれど、申し訳ないけどお休みをいただけるっていうのは助かってるなと思います。 かいチャレスタッフ : 介護業界で働いている方々にインタビューを行っていると、とても素晴らしいお仕事のように感じます。介護業界で働いていて良かったことはありますか? 相ヶ瀬 : よくよく考えてみると、結局私もここで働くために子どもを保育園に預けて見てもらったりしているのと同じで、見ることが本当に辛いからこういう施設に申し訳ないけど入ってほしいという理由で利用してくださっているご家族もいらっしゃると思うので、その家族がより暮らしやすくなってる部分があると考えると、介護をやっていて良かったと思います。 今はコロナなので制限があったりするんですが、面会の時など、以前は日中の時間帯はお好きな時間に来ていただいて、廊下でお菓子を一緒に食べてたりするご家族もいたり、そこで一緒に話したりして「本当に助かってます」「ここ入ってとても話しをするようになりました」と声をかけて下さるご家族もいらっしゃったので、そういう時は本当に良かったなと思いますね。 かいチャレスタッフ : 実際の現場についてよく知ることができました、ありがとうございます。 これから介護業界を目指す方へ 三徳会「品川区立荏原特別養護老人ホーム」 生活サービス室長 白井さん 現在、「品川区立荏原特別養護老人ホーム」の生活サービス室長の白井さんにも荏原特別養護老人ホームについてお話をお聞きしました。 かいチャレスタッフ : 未経験者にとっては、様々な施設や職種の違いを理解することがとても重要なことだと思うのですが、「特別養護老人ホーム」とはどんな施設なのでしょうか。 白井(以下敬称略) : 特別養護老人ホームは、基本的に要介護3以上の方が入所できる施設になっています。高齢者の入所施設ですと、一番介護度の高い方がお入りいただくようなところが特別養護老人ホームです。 有料老人ホームはもう少し介護度が軽い方もいらっしゃって、ケアの内容も軽度なお手伝いで生活できる方もいらっしゃるかもしれません。 特養は、やはり最後の終の住み家(ついのすみか)という意味合いも含んでいて、三徳会では看取り介護もしております。皆さんの今までの生きてきた色々な人生が凝縮されている側面があり、最期の時をご一緒できるというのは、すごく私たちにとっては貴重な体験だというふうに思います。 かいチャレスタッフ : 白井さんは、新人の方とも多く接する機会があると思うのですが、新人さんがつまづきやすいポイントなどはあるのでしょうか。 白井 : 現実問題一対一での介護と合わせて複数の方がケアを行うことも多くある為、職員で声を掛け合いながらケアをしていくということが大切になりますので、そのあたりは一つ つまづきやすいポイントだと思います。たとえば、私はこの人に丁寧に接したいと思っているけれど、他の方に呼ばれている状況などです。やはり特養というのは、そういう場面が多くて、自分の思うような介護と違うんだ、というような思いに至ってしまうことはあるかなと思います。 かいチャレスタッフ : 新人の方皆さんは最初どのような形でお仕事を覚えていくのでしょうか。 白井 : 最初は先輩職員が付いてOJTをすることになります。それを経て、先輩職員が離れて一人で教えてもらったことをやっていくので、その段階で、先輩についてもらっているときと全然違うと思ってしまい、つまずいてしまうことがあるかもしれないです。何回、付いてもらえるんですかという話は面接でもよくありますが、ただ、やっぱりずっと先輩が付いていても独り立ちはできないので、状況に慣れていくことが大切です。 かいチャレスタッフ : これから働こうと思っている方の中には、ご自身の年齢などを気にされる方もいらっしゃると思うのですが、いかがでしょうか。 白井 : 荏原ホームは、広くて120名の方が入れるような施設ですので、長い導線を移動しなければいけないという体力的な側面と、たくさんの方の情報を覚えなければならない、そういった点では、やはり年齢が若い方が有利かもしれません。ですが、20代の子ではできないような対応を50代60代の方はできたり、高齢者が納得するようなご説明が可能だったり、そういう面では20代にはできない技を持っているかと思います。全員が20代でもやはりうまくいかないと思いますし、全員が60代でもやっぱりうまくいかない。満遍なく様々な世代がいるということが重要だと思っています。荏原ホームでは、上は70代の職員がいたり、下は20代前半の方が働いてますので、バランスが良い職員の配置ができているというふうに思います。 これから働く方へのメッセージ 介護は大変やりがいのある仕事だと思います。 皆さんが今まで培われたご経験が必ず役に立つと思います。ただ、勉強は続けていかないといけないと思いますので、入られて職務に慣れると同時に介護の勉強も始め、そして継続していくっていうことが大事かと思います。ぜひ、その一歩を踏み出していただければと思います。 4. 今回ご紹介した事業所情報(社会福祉法人 三徳会「品川区立荏原特別養護老人ホーム」)
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介護業界で働く先輩にインタビュー「意思が通じる瞬間の喜び」
Contents(目次) 特別養護老人ホームとは? 【インタビュー】特別養護老人ホーム 晴風苑 施設長 河野知子さん 事業者情報 介護老人福祉施設 特別養護老人ホームとは? 今回は、かいチャレに参加いただいている事業所である小平市の特別養護老人ホーム 晴風苑様にお伺いして、いろいろなお話をお聞きすることができました。この記事を読んでいただいている方の大半の方は、「老人ホーム」ということばには馴染みがあっても、それぞれの施設がどういった役割を持っているかを把握している方は少ないのではないでしょうか。 今回は、特別養護老人ホームのサービスについて見ていきたいと思います。 特別養護老人ホームの特徴として、まず挙げられるのは民間施設ではなく公的施設であるということです。主に地方公共団体や、都道府県知事等の認可を得て設立された社会福祉法人になります。 民間ではなく公的施設のため、利用するための費用も比較的安価にサービスを受けることができます。特別養護老人ホームのサービスは、65歳以上の方で、身体や精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅での介護が難しいという判断がされた方が対象となります。 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、入所者が可能な限り在宅復帰できることを念頭に、常に介護が必要な方の入所を受け入れ、入浴や食事などの日常生活上の支援や、機能訓練、療養上の世話などを提供します。介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、入所者の意思や人格を尊重し、常に入所者の立場に立ってサービスを提供することとされています。※ 厚生労働省 介護サービス情報公表システムより抜粋 さらに、特別養護老人ホームは、要介護3以上の方(要支援1・2の人は利用できない)が基本的には対象となります。(要支援1〜2、要介護1〜5の認定の目安の説明は次回以降のブログで書いていきますが、簡単に要支援の状態と、要介護の状態にも触れておきたいと思います。) 「要介護状態」とは 身体上又は精神上の障害があるために、入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部又は一部について、厚生労働省令で定める期間にわたり継続して、常時介護を要すると見込まれる状態であって、その介護の必要の程度に応じて厚生労働省令で定める区分(要介護状態区分)のいずれかに該当するもの(要支援状態に該当するものを除く。)をいう。※厚生労働省令で定める期間 : 原則6ヶ月 「要支援状態」とは 身体上若しくは精神上の障害があるために入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部若しくは一部について厚生労働省令で定める期間にわたり継続して常時介護を要する状態の軽減若しくは悪化の防止に特に資する支援を要すると見込まれ、又は身体上若しくは精神上の障害があるために厚生労働省令で定める期間にわたり継続して日常生活を営むのに支障があると見込まれる状態であって、支援の必要の程度に応じて厚生労働省令で定める区分(要支援状態区分)のいずれかに該当するものをいう。※厚生労働省令で定める期間 : 原則6ヶ月 また、特別養護老人ホームでは、主な人員の配置の基準が決まっており、施設長、医師、介護職員、看護職員、生活相談員、機能訓練指導員、介護支援専門員、栄養士、ユニットリーダーなどの専門的な知識を有する方々によって施設利用者の日常の生活をサポートしています。 ちなみに、晴風苑 施設長の河野さんのインタビューの中にも出てきますが、特別養護老人ホームの居室はユニット型(10人程度のユニットごとに共有スペースあるタイプ)と従来型多床室(数人ごとに相部屋として使用できるタイプ)があります。 【インタビュー】特別養護老人ホーム 晴風苑 施設長 河野知子さん かいチャレスタッフ:晴風苑に勤められて何年ぐらいになるのかということと、介護業界を目指したきっかけを教えていただけますでしょうか。 河野 : そうですね。介護のお仕事をしたいという方は一定数はいらっしゃるので、声を掛けていますと、ポツポツは来るんです。けれど、人が辞めることになったタイミングで求人を出したからといって、すぐに来るというようなことは少ないと思います。 かいチャレスタッフ : ちなみに、求人をかけて応募して来る方は、未経験者と経験者ではどちらが多いのでしょうか。 河野 : 欲を言えば、介護ってどういうお仕事だろうという下調べですとか、介護というと介護保険がおそらく皆さん一般の方でもよく聞くと思うので、「介護保険がどういうものだろう」「特別養護老人ホームって何だろうか」という事は調べていただけるといいかなとは思います。 ただ、やはり介護のお仕事は、幅が広く、いろんな業種があります。業種によって全くやることが変わってくるので、そのイメージをどれぐらい持っているのかどうかは、採用するときに気になるところではあります。 かいチャレスタッフ : 実際に、晴風苑で未経験からスタートした方もいらっしゃるのでしょうか。 河野 : 概ね半年ぐらいは掛かると思います。ただ、その人の持っている基本的な能力にもよるんですよね。理解が早い人は、3ヶ月ぐらいで、ある程度の仕事を一人でこなせるようになれますし、理解があまり早くない方ですと最低でも半年ぐらいかかってしまいます。私達の今までの経験からお話すると、3ヶ月程度で概ね仕事を覚え、4ヶ月目で夜勤を始めて、5ヶ月目で独り立ちといった流れになると思います。 あと、コミュニケーションは大事です。職員同士のコミュニケーションももちろんそうなんですけど、やはり利用者様とのコミュニケーションが図れないと、やっぱりこの仕事も難しいです。人とコミュニケーションを取ることに長けている方はやはりひとり立ちが早い印象はあります。 介護資格の取得のタイミング かいチャレスタッフ : 介護の仕事がはじまる前に資格の取得が必要なのかと考えている方も中にはいらっしゃるようですが、そのあたりをお伺いしてもよろしいでしょうか。 河野 : 実は、ほとんどの方が介護福祉士を目指しています。未経験からスタートして初任者研修だけ受けて入った職員が2名いるのですが、二人とも来年の1月に試験を受けますということなので、やはり介護福祉士の資格を取りたいという人の方が圧倒的に多いですね。 かいチャレスタッフ : 皆さんが介護福祉士という難易度の高い資格の取得を目指される理由は何でしょう。 河野 : 意外と特別養護老人ホームの人ってずっと「介護職のままでいいです」という人が多いんです。中にはケアマネージャーの資格を取って、外の世界に出てみたいという子たちもいますが、施設のカラーもあるのかもしれませんけど、ケアマネージャーや相談員だから特別に何か、といったことがあんまりないんです。 相談員たちも現場から上がっていた方達が多くて、わりと現場で一緒になって介護したり話をすることがお好きな方たちで、私たちの上なんだという意識ではないと思うんです。上を目指すというよりは、ケアマネージャーになると施設でローテーションで働かなくても日勤だけの仕事に就けるとか、そういった意味合いで目指す方はいらっしゃいます。 けれど、施設内で目指す所って実はあまりないんです。晴風苑はユニット型なので、ユニットリーダーを目指す方はいますけれど、どちらかというと現場にいたいという人が多いです。 かいチャレのインターンシップ制度について かいチャレスタッフ : かいチャレを通して1名の方がインターンシップに参加されて就職に繋がったようで、そのときの印象をお聞かせください。 河野 : 5日間のプログラムでやらせていただきました。1日目は、私の方で座学形式で介護保険の仕組みや特別養護老人ホームという場所についてなど介護の御説明をさせていただきまして、その後ユニットで実際に職員と一緒にご利用者様と関わっていただいたり、お昼の準備のお手伝いをしていただきました。 3・4日目には、他部署の体験ということで相談員やケアマネージャー、機能訓練指導員、そういった他の専門職と実際に関わってもらったあと、先輩職員との交流ということで、未経験でうちに入ってくれた職員と座談会のようにお話をするお時間を作らせてもらいました。5日目には、最後の振り返りということで、率直な御意見や5日間を通して感じたことの質疑応答をさせていただいて終了という流れで行いました。 このプログラムの中で、非常に積極性があるように感じましたし、ご本人様の置かれている状況が介護と全く無縁ではないという状況だったので、すんなりと色んな状況を納得していただくということが多かったです。相談員や他部署との関わりの時には色んな質問をしていただいたみたいで、とても熱心だったと聞いています。 かいチャレスタッフ : 今回のインターンシップ生のように、もっといろいろな方に介護業界の良い部分を知ってもらいたいと思うのですが、河野さんは介護業界のイメージをどう感じられていらっしゃるのでしょうか。 河野 : この言葉遣いが適切かどうかは分かりませんが、たとえば、認知症の方々とお話をしてても会話が成り立たないときがありますが、楽しそうに笑っているのを見て可愛いと私達は思えるんです。それが楽しさに繋がっていると思います。 実は今日、一つのユニットが(ずっとコロナでできなかった)敬老会をやったのですけれど、そういう笑顔を見ると職員が「かわいいね」とつい言ってしまうんです。先輩に対して失礼と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、でも本当にかわいいんですよ。年上の方を敬う前提があるので、そういうことを単純に言ってはいけないといった風潮じゃないといいのになって思ったりはしています。 働いている若い職員たちもかわいいって思うと言っていて、その気持ちは素直に可愛いって表現していいんじゃないのかなと私は思います。 若い世代の職員に対しても、一部の人は、髪の毛を染めることやアクセサリーやネイルはするべきものじゃないと考えている方もいますが、当苑では、髪を染めることも爪が長いと危ないですけれど、きちんと清潔に綺麗な色を塗っていたらネイルも利用者がそれを見て喜びますし、そこを特別扱いすることはないと思います。そういう風潮がやっぱりこう若い人たちが敬遠する一因なのかなと思います。 かいチャレスタッフ : 確かに実際に利用者と接している職員の方々が自然と思っていることを否定する必要性は無いですよね。年上の方であっても「かわいい」と思えることが敬っていないということにはならないように思います。
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MBAのマーケターから介護に転身! 「介護ってかっこいい職業」
Contents(目次) 訪問介護員の仕事内容は? 【インタビュー】クリップス・パートナーズ 代表 ムリンズ・由美子さん 介護事業所紹介 1.訪問介護員の仕事内容は? ホームヘルパーという言葉を耳にしたことはあると思います。ホームヘルパーとは訪問介護員のこと。利用者一人ひとりに合わせて作成されたケアプランに基づき、利用者の自宅を訪問して必要とする介護サービスを提供します。 介護サービスの内容は大きく3つに分かれます。 1. 身体介護 利用者の身体に直接触れるサービスです。着替えや入浴、食事の介助、排せつ介助などが該当します。 2. 生活援助 利用者の日常を手助けするサービスです。掃除や洗濯、食事の調理や買い物などの生活援助が該当します。ただし、ホームヘルパーの仕事は家事の代行ではありません。あくまで利用者ができないことの支援になります。 3.通院介助 利用者を病院にお連れするサービスです。病院までの移動や歩行の手助けや、受診の手続きなどの代行や、薬の受け取りなどが該当します。 ホームヘルパーとして働くには資格が必要です。1の身体介護を行うには、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)以上の資格が要りますし、2の生活援助業務のみの場合でも生活援助従事者研修が必要です。介護職員初任者研修の上位資格である実務者研修、介護福祉士の保有者もホームヘルパーとして働くことができます。 なお、実務者研修を修了した上で喀痰吸引等研修(実務研修)を受けたホームヘルパーは喀痰吸引などの医療的ケアを行うことも可能です。 ホームヘルパーとして働くことができる主な資格 ・介護職員初任者研修 ・実務者研修 ・介護福祉士 ・生活援助従事者研修(生活援助業務のみ) 【インタビュー】クリップス・パートナーズ 代表 ムリンズ・由美子さん 今回訪れたのは東京都練馬区で、サービスを開始して約9か月という「クリップス・パートナーズ」。MBAを取得し、海外や日本で優秀なマーケッターとしてビジネスをされていたムリンズ・由美子さんがこれまでとは全く異なる介護というビジネスに挑戦。訪問介護の事業を始められました。そこで、ムリンズ・由美子さんが感じた介護という職業の可能性や魅力についてお話を伺いました。 「気持ちを手繰って行ったら介護業界に行きついた」と会社設立 かいチャレスタッフ : ムリンズさんは、前職は介護とは全く関係ないお仕事だったとお聞きしました。 ムリンズさん(以下敬称略) : そうなんです。新卒で金融業界に入って、その後海外でMBA(大学院で経営学を修了した称号)を取得し、そのまま海外市場でマーケティングや経営の仕事をしていました。日本に戻ってきたのは7年前くらいでしょうか。日本の企業でもマーケティングの仕事をしていたのですが、コロナで仕事も世界も想像したこともない変化を遂げていく。そんな渦中にあり今までやってきた仕事は卒業して、それまで温めてきたものに挑戦しようと思ったんです。 かいチャレスタッフ : コロナがきっかけだったのですね。それまで温めてきたものをとのことですが、介護のお仕事についてはずっと考えてこられたということでしょうか。 ムリンズ : そうですね。介護という特定事業の意識はありませんでしたが、私の場合、障がいを持った方は身近な存在でした。私には出産の影響で重度の障害を持った兄がおり、生まれた時から障がいを持つ人と関わってきました。しかし私が子供の頃は、社会は今より閉鎖的でしたし、障がいを持った方に対する心無い言葉を聞くこともありました。 その後、結婚して子どもが生まれたら、二人目が重度の障害を持っていました。この世に生を受ける人は、みんなある意味奇跡だと思います。生まれてきた我が子が幸せになるために、親として何ができるか。そして、この子の人生には意味があり、価値があり、それを形に変えるにはどうすればいいかを考えましたし、現在もそれは大きな課題で、私の日常です。 そうして子供の成長と並行して両親が年を取ってきました。両親とも社交家で活動的だったのですが、ある日父が倒れて半身不随、そして人工透析が必要な体になりました。父が他界した後は母が認知症に苦しみました。私が知る両親は、いくつになっても、どんなからだになっても、父らしく、母らしく人生を歩むことを望んでいたと思います。私は何をしてあげるべきだったのか、そして、同じ想いを抱える人たちに何ができるのか。そんなことを考えました。 かいチャレスタッフ : それで思い切ってこれまでの世界から介護の世界に飛び込まれたのですね。 ムリンズ : 人生はひとつの物語だと思います。一生を通じて自分が主人公である物語を作っているんですよ。息子のように重度の自閉症で独立することができなくても、彼はやはり自分の物語の主人公なんです。そして、彼と向き合っていると、例え言葉で表現できなくても、何が楽しいのか、何にこだわって生きているのかどんどんわかってくるんです。目の前にいる人が今、望んでいることは何だろう、何をしたらこの人の人生は輝けるだろうということを探りながら一緒の時間を過ごす。私たちが作った、彼らにはちょっと住みにくい世界で、彼らの伴走者になる。ヘルパー自身も登場人物の一人になることで、その人たちの人生の物語を作るお手伝いができる。それが私の目指す介護なんです。 介護は一人ひとりの人生に触れ合う仕事。毎日違う発見や気づきがある かいチャレスタッフ : 介護の会社を立ち上げられて約9か月になりますが、実際に始めてみていかがですか? ムリンズ : そうですね。前職のマーケティングというのは世界を高い位置からクラスターに分けて見ていくんですね。例えば日本の30代の男性はどういうものが好きかというのを統計学に見て、戦略を作っていく。でも、介護職というのは、全く逆で、顕微鏡で一人に焦点を合わせていく仕事なんです。もう全然違います。あー面倒くさい、こんな小さなことにこだわってと思うこともあります。でも、そのこだわりこそが個人の尊厳なんです。そして、その方たちの人生に触れることで、自分が知らなかった世界を知り、新しい発見や気づきがあるんです。そして更に利用者さん二人の人生に関わることで、また新たなる発見や気づきがある。介護の仕事を通して、自分の1日が24時間に留まらず、どんどん飛躍的に大きくなっているのを感じますね。 かいチャレスタッフ : 逆に大変だなと感じたことはなかったですか? 介護のお仕事というと、「キツイ」「キタナイ」「キケン」という3Kという言葉で言われたりと敬遠されがちだったりするようですが。 ムリンズ : 現実問題として、体にキツイことはありますし、やりたくない仕事もあると思います。うちのヘルパーさんも「今日はキツかった、大変だった」と言って帰ってくることがあります、でも「有難う」の声を聞き、「今度はいつ来てくれるの?」と帰り際、背中から言われると、気持ちがリセットされ、キツさも充実感となるようです。ヘルパーさんとは時として、家族以上の人生のパートナーとなることもあり、来るのが待ち遠しい存在になると思います。介護は確かに大変だけど、そういう喜びというかリターンがある仕事じゃないでしょうか。 それに私、介護の仕事って、かっこいい仕事だなって思うんです。 かいチャレスタッフ : そうなんですね。どんなところがかっこいいと感じているのですか? ムリンズ : お医者様がかっこいいっていうのは、病気やケガをされた方を治して救う、救命士のカッコよさ。介護とは当たり前であるはずの日常を、当たり前に過ごせない人の生活のパートナーになり、日常の綻びを補うこと。日常って、人間が生きていること、そのものなんです。その日常を支え、自分の存在が救いや希望になるかもしれない介護の仕事ってカッコよくありません?そんな言い分はキレイごとではないかとか、まだ経験が浅いからだと言われるかもしれませんが、私は介護の仕事がかっこいいと、皆にも思ってもらいたいんです。 子どもたちに介護はかっこいいお仕事と思ってほしい。夢と可能性が広がっています。 ムリンズ : 介護の仕事がかっこいいと思ってもらいたいのには、別の理由もあるんですよ。 かいチャレスタッフ : それはどんな理由ですか? ムリンズ : 小学生の一番なりたい職業に介護の仕事って出てこないですよね。アスリートとか、現実的なところで会社員とかも入ってきたりもしているのに。それは露出が足りないからだと思うんです。介護がどういう仕事なのかということを皆が知らない。介護の仕事はプロの仕事です。プロの技術で人助けをしている。そんな姿をご家庭に介護される方がいなければ目にすることもないでしょう。介護がすごい職業だと感じ、かっこいいと思うようになれば、介護の仕事に就きたいと思う若者も増えるんじゃないでしょうか。いつかなりたい職業ランキングの上位に介護職が入ってくるかもしれません。 かいチャレスタッフ : それはあるかもしれません。自分も親がなくなる時に訪問介護のお世話になりましたが、その手際や対応の見事さに頭が下がると同時に、かっこいいなと感じました。 ムリンズ : 若い方で介護のお仕事に入ってくる方って、親や親戚など周りで介護のお仕事をされている方が多いんですよ。どういう仕事か、その尊さを知っているからではないでしょうか。 まず、介護職のイメージを変える。制服とかかっこよくするのもいいですね。入口はそんなところでもいい。この業界を知ってもらう努力をしていかなければならないと感じています。 かいチャレスタッフ : かいチャレの取り組みも、そのひとつともいえますね。 ムリンズ : そう思います。行政の頑張りのひとつですね。私が海外の介護に触れてきて感じるのが、日本は介護の先進国だということ。北欧も福祉先進国と言われますが、介護に対してこれだけ真面目に取り組んでいる国のトップクラスに日本はいると思うんです。国が豊かであること、高齢者の急増に対しての行政の目論見と、共存性の高い国民性あってのものでしょう。もちろん現状に満足するのではなく、介護の在り方は時代にあわせて変えていかなければいけないと感じます。生意気と思われるかもしれませんが、この業界に参入したばかりの、素人の視点と変わらない立場にいるからこそ気づくこともあるのではないかと考えます。日本で介護福祉士の第一号は平成元年。まだ33年くらいしか経っていない新しい業界です。いろんな可能性があり、どんどん進化していく業界だと思います。私はいっぱい寄り道をしましたが、この業界に大きな希望と魅力を感じて、飛び込んでみることにしました。始めるのに年齢も経験も関係ありません。夢や可能性を感じたら、どうぞ皆さんもこの業界にチャレンジしてみてください。 介護の仕事を考えている方へ 私は誰でも介護の素質というのを持っていると思います。ただ、その中で介護という仕事に一歩踏み出せる人は、人の心に寄り添って考えることができる人だと思うんです。仕事でハンバーグを作りなさいと言われて、ハンバーグを作ってみる。その時、食べる人のことを考えてね。どうしたらバランスの良い食事になるだろう、ちょっとサラダを添えてみようかなと考えられる人。相手に寄り添う心と、向上心があれば、いい介護士になれるんじゃないでしょうか。相手に寄り添う心があれば、毎日毎日が同じ仕事ではなくなるので、新鮮な気持ちで向き合えると思いますよ。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 事業者情報 今回インタビューにお伺いしたクリップス・パートナーズは、「私たちを選んでいただいた方の、かけがえのないパートナーになるという想い」を大切にしていることがインタビュー全体を通して、とてもよく感じられました。私達スタッフも、介護が心から「かっこいい仕事」だと思いますし、この素晴らしい仕事をより多くの方に知っていただきたいと願っています。 クリップス・パートナーズの情報はこちら▼ 未経験者OK 独自の昇給制度 年齢不問 働き方相談可 事業所名 クリップス・パートナーズ 事業所所在地 〒175-0093 東京都板橋区赤塚新町3-20-9 最寄り駅 東武東上線成増駅、地下鉄成増駅より徒歩7分 募集職種 介護ヘルパー・サービス提供責任者 事業所PR ●未経験者でも安心してチャレンジできる環境です♪ 優しく頼りになるサ責になんでも相談! ●Wワークや、各人のご事情に合わせた働き方が可能です。どのようなご事情もご相談下さい。 ●経歴や経験年数に関わらず、がんばった人の個人評価にてどんどん昇給するシステムを導入しています★ ●先輩後輩も関係なく、みんなで助け合う温かい事業所です♪困ったことは頼りになる代表やサ責に相談して解決!
インタビュー -
介護業界で働く先輩にインタビュー「訪問入浴介護の魅力」
Contents(目次) 訪問入浴介護とは? 【インタビュー】アサヒサンクリーン株式会社 糠信賢次さん 介護事業所紹介 訪問入浴介護とは? 訪問入浴介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、利用者の身体の清潔の保持、心身機能の維持回復を図り、利用者の生活機能の維持又は向上を目指して実施されます。看護職員と介護職員が利用者の自宅を訪問し、持参した浴槽によって入浴の介護を行います。※ 厚生労働省 介護情報公表サービスより 訪問入浴介護では、看護師または准看護師が1名以上、介護職員が2名以上のチームで行われる形になります。体温や、血圧、酸素量などのバイタルサインを測定し、ご本人、ご家族にヒアリングを行い、問題がないかをチェックしたうえで入浴の作業を行います。 次に、脱衣の介助を行い浴槽へ移動します。利用者は、歩いて浴槽へ移動できる方と、ご自身で移動ができない方がいらっしゃいます。ご自身で移動ができない方のためには、利用者と職員の双方に負担をかけない専用の担架シートを用いて移動を行うそうです。 その後、洗顔・洗髪・洗身と利用者に合った洗い方で足の先まで丁寧に洗っていく形になります。詳しくはアサヒサンクリーン株式会社さんのホームページにも流れが詳しくありますのでご覧下さい。 訪問介護でも入浴介助というものがありますが、こちらは自宅の浴槽で介護スタッフのみで介助を行う形になりますので、利用者自身で入浴をすることが困難な方、寝たきりの状態で動けない方に関しては、やはり専門的な技術や知識がある訪問入浴介護サービスが必要となります。 【インタビュー】アサヒサンクリーン株式会社 在宅介護センター葛飾 所長 糠信賢次さん 今回は、アサヒサンクリーン株式会社 在宅介護センター葛飾へお伺いし、所長である糠信さんに訪問入浴介護のお仕事のやりがいや実際のお仕事内容などについて詳しくお話をお聞きしてきました。 かいチャレスタッフ : 本日はよろしくお願いいたします。まずは、糠信さんがどのように介護職を選んだのかをお聞きしてもよろしいでしょうか。 糠信さん(以下敬称略) : 高校に福祉科がありまして、そのときに介護の内容を勉強していました。進路の選択の際、介護の道に行く選択肢もあったのですが、結果として全く別の仕事を選びました。とある日、アサヒサンクリーンの職員が現場を回っている姿をたまたま街で目にしたことがあったんです。その時にお客様が玄関まで出てきて職員の方と和気あいあいとお話されていたのを見て、どうせ仕事にするなら、やりがいのある仕事に就きたいと考えました。 介護もこれからどんどん必要な方が増えてきますし、人員も足りていないので、そこで自分にしかできないような仕事ができればと思って、ホームページから直接応募させていただき、この仕事に就くことになりました。 かいチャレスタッフ : たまたま街で見かけたアサヒサンクリーンの職員の方と、ご利用者様の姿がとても印象的だったんですね。 糠信 : そうですね、その時にもしかしたら訪問介護の方を見てたら訪問介護の道へ行ってたのかもしれないです。そのときの雰囲気が、今まで自分が働いてきた中では無いような光景でした。お客様とあれほど親密になって笑顔でお話するということがそれまでの仕事では無かったので、どうせ働くのであれば、それぐらい人の役に立てるような仕事がいいと思いました。 かいチャレスタッフ : アサヒサンクリーンさんに入られてから最初はどういった業務からスタートされたのでしょうか。 糠信 : 最初は研修で東京支店に行き、座学と実技を学んでから現場に入っていきました。はじめは先輩たちに付いていき、ご挨拶だけさせていただくところから始まり、徐々に徐々に仕事が振られるようになり、分からないところは先輩に聞きながら進めていきました。 かいチャレスタッフ : 座学と実技を学んだあと、どれぐらいの期間でお仕事を覚えるものなのでしょうか。 糠信 : 1か月半から2ヶ月くらいの期間は研修期間で、先輩も現場に付いてくださるので大丈夫です。それ以降は先輩の付き添い無しで現場を回ります。とても不安でしたが、現場へ必ずチームで向かうので、そこは1人で動くサービスとは随分心の持ちようが変わると思います。およそ2か月から長い方でも3か月あれば作業面は慣れてきます。 作業面以外にも、何かあった時にどう対応するかみたいなところに関しては、分からないことが沢山あるので、都度、先輩や上司に電話をします。ひとりひとりが電話を持っていて、分からないことは指示を仰いで業務を行うので、とくに大きな不安はなかったです。 かいチャレスタッフ : 3人1組というのは、介護職員さんが2名と、看護師さんが1名ということでしたよね。この組み合わせは、どういった理由があるのでしょうか。 糠信 : 法令で決まっているっていうこともあるのですが、訪問入浴だとどうしても状態が悪い方のご入浴ということも多々あり、その時に血圧など分からない状態でお風呂入ると、出た後に一気に血圧が下がってしまい、気絶してしまったりという事故のリスクが生じます。 ですので、看護師さんが必ず現場に同行して一緒に入浴介助を行い、バイタルケアをすることで、より安全に入浴ができる状況を作る必要性があるんです。 訪問入浴介護の仕事内容について かいチャレスタッフ : ありがとうございます。訪問入浴介護のサービスはどのような方を対象としているのでしょうか。 糠信 : 基本的には、ご自宅で入浴ができないという方になります。利用者様は、寝たきりの状態の方から歩ける方まで様々な方がいらっしゃいます。私達は、お風呂の浴槽までセットするのですが、どうしてもご自宅だと浴槽を足でまたぐ際に滑りやすいなど、そういった危険を考えた時にケアマネジャーさんの方からご提案いただき、より安全に清潔を保つお手伝いをしています。 かいチャレスタッフ : 先程、3名体制で訪問するというお話がありましたが、どういった流れで作業を行うのでしょうか。 糠信 : ご訪問してからの流れは、看護師さんがご利用者様の体温や血圧を計っている間に、残りの二人の介護職員が準備を進めていくという形になります。入浴の際の移動は、以前はお姫様抱っこのようにしてやっていたのですが、現在はより安全かつ職員の体への負担が少ないように、身体の下に担架シートのような器具を敷き、職員3人で浴槽まで移動をする形になります。 入浴も3人体制で行っていくので、とくに人数の面でも大変と感じることはあまりないです。 かいチャレスタッフ : 職員さんが移動される車も特殊なようですね。 糠信 : 車の中にボイラーが積んであるので、ご自宅で例えばお湯が出ない場合であったり、お風呂がない場合でも対応できるようにさせていただいています。しかし、マンションの10何階とかですとホースが届かないので、そこはご自宅のお風呂場の給湯設備をお借りしてという形で、さまざまな作業方法があります。 かいチャレスタッフ : 体力的な面はそれほど負担が無くお仕事を行えそうですね。 糠信: 最初の多分数カ月くらいは、仕事自体にまだ慣れないと思うので、その間は体力的にも大変かなとは思います。ただ、慣れてくると作業自体は本当に覚えるのも簡単ですし、未経験の方は、最初の慣れない時期を頑張っていただければと思います。 お仕事のやりがいは? かいチャレスタッフ : 実際に、今までいろいろな現場でお仕事をされてきたと思うのですが、ご利用者様の反応はいかがでしょうか。 糠信 : とくに一番お声が多いのは、何ヶ月も湯船に入れていなくて、湯船に足をのばしてゆっくり入れることが本当に気持ちがいいと言っていただけることです。ベッドで寝たきりだと、どうしても背中とかを掻きたくても掻けなくなってくるんです。床ずれ防止のエアーマットだと圧力が分散するものの、背中とベッドの間に熱がこもってたりして、汗をかきやすかったりもします。背中や枕と頭がくっついている部分を洗うことによって、すっきりされるのかなと思います。 様々な介護の領域の中でも、「気持ちよかった」「さっぱりした」など、こういった声はいただけないのかなと思います。これに関しては訪問入浴独自のものだと私は感じています。 お風呂の時にやっぱりご本人様にしか分からない気持ちの悪い部分だったり、ここを洗ってほしいなという部分に手が届いた時の気持ちよさと、それに対してのお言葉っていうのは一番のやりがいかなとは思います。 その他、個人的なことにはなってしまうんですけど、一つ一つの業務を覚えられた時っていうのは、どんどん自分がステップアップできていることを実感できることが、いいところかなと思っています。 かいチャレスタッフ : 印象に残っているご利用者様はいらっしゃいますか? 糠信 : 複数名いらっしゃいます。この仕事に就いて最初にご訪問させていただいたご利用者様であったり、初めて名前を覚えてくださったお客様であったり。お風呂が嫌いだったという方も多いんです。人前でお洋服を脱ぐことや、お風呂に入ることが面倒くさいという方もいらっしゃいます。そういった苦手だった方が何度か訪問しているうちに、職員とコミュニケーションを取り、それを楽しみにして下さるというふうに変わっていくことは、この仕事をしていて嬉しいことです。 かいチャレスタッフ : 恥ずかしいと思う気持ちも、職員の方々がケアされているんですね。 糠信 : 恥ずかしさや嫌だなと言う気持ちを忘れるくらい職員とのコミュニケーションが多いので、終始ずっといろんなお話をさせていただきながら、ご本人様の要望も聞いています。終わった頃にはもう終わってしまったのかっていう形に変わるんです。大体2回目の訪問をした時には「待ってたよ」とか「じゃあ今日もお願いしますね」というふうに変わってきます。 かいチャレスタッフ : ご利用者様はどれぐらいのペースで、訪問入浴介護のサービスを利用するのでしょうか。 糠信 : 大体、週1〜2回の方がほとんどです。 かいチャレスタッフ : 一回あたりどれぐらいの時間で行うものなんでしょうか。 糠信 : 訪問してから退出するまでは厳密には45分です。お客様の状況によって様々で、車を停め、ご自宅まで10分ほど歩く場合、それだけ時間が掛かってしまいますが、基本的にはケアプランというケアマネジャーさんが立てた計画に沿って、我々は動かなくてはいけないので、定められた時間内で必ず終わらせます。 ある意味では時間との勝負で、お客様自身もすごく気持ちがいいから長く入っていたい方もいらっしゃるのですが、長く入っていると出た後に体調を崩されてしまうということもあります。そこを判断するために、看護師と我々介護職員がいるということになりますので、必ず45分以内には終わるよう心がけています。 介護未経験者の方が知っておいた方がいいことは? かいチャレスタッフ: 未経験者や新人の方がつまづきやすいポイントはあるのでしょうか 糠信 : 一人一人役割が違うので、役割ごとにつまずく場所も変わってくるとは思いますが、例えば、運転する人だったら一番最初に道を覚えるのが大変とか、頭を洗ったりする役割の方だと、その人がご自宅のシャンプーを使っているのか、持ち込みのシャンプーなのかとか、一人一人によって内容が変わってくるので、作業全体は簡単に覚えられても、一人一人のご利用者様に対してのことになると、最初は覚えるのに時間がかかることもあると思います。 かいチャレスタッフ : 仕事を進めていく上で、資格がどの程度必要なのかはその事業所毎に変わっていくものだと思うのですが、アサヒサンクリーンさんで働く場合、資格は必要なものでしょうか。 糠信 : 入社した時に関しては、資格を取りたいとか、ステップアップを目指したいと思う職員の方はさほど多くはないと思います。実際、働いている中で興味を持って資格を取りたいという職員からお話があったり、逆に、そろそろ取ってみてはどうだろうと、私から資格取得を提案させていただくこともあります。会社にサポートが充実していることもあり、資格を取っていただく意識は持っているように感じています。 実務者研修を取った後も、介護福祉士の試験がすぐなので、なるべく勉強した内容を忘れないうちに、すぐ取れるように受けてくださいねという声掛けも行っています。そこに関しては訪問入浴の会社の中では手厚い方だと思います。 かいチャレスタッフ : 御社の場合(在宅介護センター葛飾)、未経験からスタートされた職員の方は多いのでしょうか。 糠信 : 介護のデイサービスや他の訪問入浴の会社から来ている方はいなくはないですが、ほとんどの方は未経験です。私もそうですし、今いる職員のほとんどの方が未経験から入ってきています。 作業面については、先程もお話したのですが皆さんどんな方でも覚えられる内容なので、どうしても未経験の方が不安になる。お客様とどんな話をしたらいいんだろうとか、どういうケアをすればいいんだろうっていうところに関して、重きを置いてなるべく一緒に楽しく会話に合わせていったり、最初の1ヶ月はみっちり教えていきます。 未経験者の方へ糠信さんからのメッセージ 訪問入浴介護は、今までご自身でできていたことができなくなってしまった方達のお手伝いをさせていただく仕事です。実際に働いてみると、それぞれのやりがいが見つかると思います。自分が人の役に立ちたい、これから介護の仕事で頑張っていきたいと思った時に、訪問入浴介護は、未経験者にとって入りやすい仕事環境です。ご利用者様ご自身ではできないことを、手伝ってあげたいという気持ちがあれば、誰でもできる仕事だと思いますので、ぜひ一緒に働いてもらえればと思っております。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 3. 今回ご紹介した事業所情報(アサヒクリーン株式会社 在宅介護センター葛飾) 未経験OK 資格精度あり 女性活躍 各種手当あり 事業所名 アサヒサンクリーン株式会社 葛飾事業所 事業所所在地 〒125-0033 東京都葛飾区東水元2-2-1 BPM金町1階 最寄り駅 JR常磐線「金町」駅より徒歩12分 募集職種 訪問入浴介護職員 事業所PR ●3人1組のチームで行う介護です。無資格・未経験の方も丁寧な研修で1から学んでいただけます。入浴に特化しているため、覚えることは多くありません。 ●働きながら介護福祉士国家資格にチャレンジできます!社内資格取得支援制度あり。合格者は驚異の8割超えです。 ●介護事業所でありながら「日曜定休日・日勤のみ」の働き方です。プライベートとの両立も可能です◎
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異業種からの転職 「介護は夢が持てる仕事です」
Contents(目次) 初任者研修とは 【インタビュー】駒場苑 佐藤 匠さん 受け入れ側の声~駒場苑施設長 坂野 悠己さん 事業者情報 1. 介護職の入門資格ー介護職員初任者研修 介護職員初任者研修『在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修』(厚生労働省より)です。この資格を持つことで、介護職としてさまざまな働き方で活躍することができるようになります。 介護の仕事は大きく分けると、掃除や料理などの「生活支援」と、利用者さんの食事・入浴・排せつなどの日常生活を支援する「身体介護」の2つがあります。介護職員初任者研修を取得することで、この2種類の介護の現場で求められるスキルを身に付けることができます。 資格を取得するには、講義と演習で構成される約130時間の研修受講と、全課程修了後の修了試験に合格することが必要です。130時間の研修のうち通信課程で学習できる時間は40.5時間と決まっているため、通信講座とスクーリングを組み合わせて受講する必要があります。スクーリングは土日のみの講座や短期集中講座、夜間の講座など、働きながら取得できるものもありますので、自分に合うものを選択しましょう。ちなみにスクーリングの回数と取得期間は一般的に下記のように言われています。 週に1回のスクーリングで取得期間は約4ヶ月 週に2回のスクーリングで取得期間は約2ヶ月 週に3回のスクーリングで取得期間は約1ヶ月 受講費用の相場は5万円~10万円です。詳しくは各研修実施校にお問い合わせください。研修実施校により金額は様々ですので、比較・検討してください。また、「かいチャレ」では、説明会に参加されて就労が決まった方には、資格取得講座プレゼント特典が受けられます。詳しく知りたい方はぜひ事務局へお問い合わせください。 2. 【インタビュー】駒場苑 佐藤匠さん 今回訪れたのは1945年から東京駒場で福祉を通して地域を支えてこられた総合ケアセンター駒場苑。ここで半年前、全く畑違いのお仕事から転職された佐藤匠さんにお話を伺いました。 「ここなら楽しく働けるのでは」と見学で直感 かいチャレスタッフ:前職は全く異なる業種とのことですが。 佐藤さん(以下敬省略):はい。建設会社に10年近く勤めていました。そこでの仕事がどうも好きになれなくて。人間関係もギスギスしていました。そこで一旦仕切り直そうと退職したんです。半年くらいアルバイトなどをしながら次の仕事を考えていた時、介護の仕事をしている親戚が「とても評判のいいところがあるよ」と勧めてくれたのが駒場苑です。見学に来て、すぐに入職しました。 かいチャレスタッフ:即決ですか。それはすごいですね。どんなところに惹かれたのですか? 佐藤:雰囲気ですね。利用者さんも穏やかに過ごされていて、職員の方も仲良さそうだなと。利用者さんのことを考えて、皆が協力して働いているのを感じました。それで「ここなら自分も楽しく働けるかもしれない」と、もう直感ですね(笑)。見学したその日に「入りたい」と申し出ました。 大変さはスキルと経験で改善できるものばかり かいチャレスタッフ:その直感は入ってみてどうでしたか? 佐藤:見学した時の印象とあまり変わらず、楽しく働けています。 スタッフ:直感通りですね。今、佐藤さんはどのようなお仕事をされているのですか? 佐藤:利用者さんのサポートが主な仕事です。排泄介助や入浴介助、食事の介護、その他日常生活全般のお手伝いです。 かいチャレスタッフ:働くのが楽しいとのことですが、大変だと思ったことはなかったですか。 佐藤:介護の仕事って、3Kと呼ばれたりしていますよね。「キツイ」「汚い」「危険」で3K。僕もそう思っていたんです。でも、実際に働いてみると、確かに便とか処理したりもしますが、お母さんが赤ちゃんのお世話をするのも同じですよね。赤ちゃんがおばあさん、おじいさんに変わっただけです。2週間もすれば慣れました。介助で腰が痛くなるというのも、痛くならないための技術を身につければダメ―ジはありません。大声をあげたり、暴れたりというのもほとんど無い。それは利用者さんが平穏でいられるように心を配っているという苑の環境によるところも大きいと思うのですが。 かいチャレスタッフ:「大変だな」とか「つらい」と感じるようなことはなかったと。 佐藤:大変という点では、利用者さんに合わせた臨機応変な介助が難しいというのはあります。これまでできていたことが、衰えや病気等でできなくなる。それに合わせてどこまで介助したらいいのかという見極めですね。今の自分では判断できないので、指示された通りにやるしかないんですが、経験とスキルを積むことで見極めるようになりたいです。 かいチャレスタッフ:逆に「楽しい」というのは、どんなところなのでしょう。 佐藤:それはいくつもあります。例えば利用者さんを自分の力で動かそうとすると上手くいかないんですが、「この人ならこれはできる」と信じて声掛けしながら誘導すると、一人でできたりするんですね。相手を信じて協力してやっていくことでお互いがスムーズになり、僕の腰も楽になる(笑)。自分の技術が向上していくにつれ、利用者さんから感謝の気持ちをダイレクトにいただけるのも嬉しいですね。 介護の仕事で持っていたネガティブなイメージは、どれも自分の技術の向上によって改善できるものだと感じています。「自分の力が活かせるかもしれない」「何かできそうな気がする」という意識を持ちながら仕事ができるなんて、転職前は思ってもいませんでした。 死が身近だからこそ生き方が大事。将来の夢を見つけました かいチャレスタッフ:佐藤さんは初任者研修を取得されたのですよね。仕事の内容は変わりましたか? 佐藤:この10月に取得しました。駒場苑で働き始めてから初任者研修の学校に通うようになったんですが、学ぶ内容と現場でやっていることがつながるので納得することも多く、面白かったです。休みの日に学校へ通っていたので身体は休めませんが、普段の仕事がストレスないので、そんなに苦ではなかったですね。仕事もできることが変わりました。 かいチャレスタッフ:さらにやる気や意欲も出てきたと。 佐藤:初任者研修がというより、この仕事って気づきが多いんです。仕事内だけじゃなく。 かいチャレスタッフ:それはどんなことですか? 佐藤:やはり人の命にダイレクトに関わる仕事なので、生半可な気持ちでやると相手に失礼ですよね。利用者さんは自分の将来の姿でもあります。自分に置き換えることで死を意識するようになり、逆にどう生きていくのかを深く考えるようになりました。日々、何かを学んだり、覚えたり。それを将来にどうつなげていくのかなどです。 かいチャレスタッフ:介護の仕事を通して将来のことも具体的に考えるようになったと。 佐藤:はい。来年から作業療法士の学校に行こうと思っています。障害とか病気の人のリハビリに携わる仕事です。介護の仕事とつながりが深いように思い、ここで得たことがより活かせるのではと、進路を決めました。 かいチャレスタッフ:介護の仕事で将来の夢が見つかったのですね。 佐藤:そうなんです(笑)。介護の仕事って、給料が低いと言われています。誰でもできる仕事だから給料が安い。皆さん、そんなイメージじゃないでしょうか。僕もそうでした。でも、働いてみると介護は技術職であり、サービス業でもある専門性が求められる仕事です。向き・不向きはありますが、何かを極めたいという人や人と関わりたいという人にはオススメです。やりがいのある仕事だと思いますよ。 介護の仕事を考えている方へ 駒場苑 佐藤さんからメッセージ 施設のHPや求人サイトを見ると、すごいキラキラした文章や写真が載っていますよね。かえって信用できないと僕は思っていました(笑)。やはり現場を見ないとわかりません。気になった施設に見学させてもらって、なるべく実情を見ることをお勧めします。1時間でも短い時間でもいいのでキレイごとではない職場を見て、ここで働けるかをイメージみましょう。いろんなタイプの施設があります。構えずどんどん見学に行ってみてください。 3. 駒場苑 施設長 坂野 悠己さん 佐藤さんはとにかく真面目で覚えも早い。現場からもどんどん覚えているという声が入ってきました。未経験からの独り立ちは個人差が大きく、1年かかる人もいますが、佐藤さんの独り立ちは早かったですね。仕事に前向きで、勉強熱心だから当然ともいえますが。 佐藤さんのケースを含めて、やはり前向きで勉強熱心な方は習得が早いです。そういう方であれば、未経験の方でも体力のない女性やご年配の方でも問題ありません。年齢・性別を問わずです。 介護職を目指される方には、いろんな事業者さんを見てもらいたいですね。施設によって特色は異なります。それぞれのいいところを見ながら自分に合ったところを探してもらえればと願っています。 4. 今回ご紹介した事業所情報(総合ケアセンター駒場苑) 未経験者OK 資格取得制度あり 年齢不問 事業所名 総合ケアセンター駒場苑 サービス種別 介護老人福祉施設 事業所所在地 〒153-8516 東京都目黒区大橋2-19-1 最寄り駅 井の頭線駒場東大前駅より徒歩7分 募集職種 介護職員 事業所PR ● 看取りを行っており、「7つのゼロ(寝かせきり ゼロ、おむつゼロ、機械浴ゼロ、誤嚥性肺炎ゼロ、 脱水ゼロ、拘束ゼロ、下剤ゼロ)」をケア方針に 掲げ、出来る限りこの7項目を少なくしていく関わりをしていく事で、最期まで、気持ち良く、主体 的で、その人らしい生活を過ごして頂けるように、 日々いろんな実践、取り組みをして積極的に発信をしている事業所です。 ●介護や仕事に関する本をリクエストすれば、事業所が購入し、図書コーナーに設置されたり、自発的に参加された研修も簡単に報告書を書いてくれれば全額戻ってきたり、資格取得のための受験料も全額支給される等、お金をかけずにキャリアアップが出来ます。
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介護業界で働く先輩にインタビュー「母の介護がきっかけで…」
Contents(目次) 【インタビュー】社会福祉法人 明東会 「クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋」 河原さん 【インタビュー】社会福祉法人 明東会 「クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋」 猪股さん 事業者情報 【インタビュー】社会福祉法人 明東会 「クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋」 河原さん かいチャレスタッフ : 本日は、よろしくお願いいたします。 河原さん(以下敬省略) : よろしくお願いいたします。 かいチャレスタッフ : 河原さんがこの職場で働き始めたのはいつ頃ですか? 河原 : 2024年の4月からです。フルタイムではなく、10時から15時半までのパートタイムで働いています。 かいチャレスタッフ : かいチャレにはどのような経緯で参加されたのですか? 河原 : その頃、母の介護が必要になり「自分も役に立てるように勉強したい」と思っていました。でも、介護の仕事は未経験だったので、どう始めたらいいのか分からず、スマホでアルバイト情報を検索していました。そんなときにかいチャレの情報を見つけて、興味を持ちました。 かいチャレスタッフ : もともと介護の仕事には興味があったのですか? 河原 : いえ、正直なところ、テレビなどで介護は大変というイメージがあって、不安がありました。そういったイメージがあったので、「本当に私にできるのかな?」と躊躇していました。でも、かいチャレなら、実際の現場を体験できると知り、それならやってみようと思いました。 かいチャレスタッフ : 実際にかいチャレに応募してみてどうでしたか? 河原 : 東京都の事業という安心感もあり、すぐに面談の予約をしました。事務局の方にも親身に相談に乗っていただきました。そして、3カ所の施設で職場体験をしました。 かいチャレスタッフ : 3カ所それぞれに違いはありましたか? 河原 :はい、かなり違いました。2カ所目の施設では、施設長さんが「ぜひ来てほしい」と言ってくださり、とても嬉しかったです。そこで働こうかとも思ったのですが、3カ所目の施設が認知症対応型のデイサービスで、母のこともあり「もっと認知症ケアを学びたい」と思い、今の職場を選びました。 かいチャレスタッフ : 職場体験ではどんな業務をされましたか? 河原 :食事の介助や利用者さんとの会話、レクリエーションへの参加、フロアの見守りなどです。利用者さんが緊張しているときに、自然な会話でリラックスしてもらうことも大事な仕事だと実感しました。 かいチャレスタッフ : 現在の1日の流れを教えてください。 河原 : 10時に出勤し、午前中は入浴介助を担当します。その後、食事の介助や口腔ケアを行い、午後はお手洗いの介助、体操のサポート、お茶やおやつの準備をして、15時半には勤務終了です。 かいチャレスタッフ : 大変だと感じる業務はありますか? 河原 : 入浴介助ですね。時間がかかるし、体力も必要です。でも、利用者さんに「気持ちよかった」と笑顔で仰っていただけると、頑張ってよかったなと思います。 かいチャレスタッフ : これからかいチャレに参加される方に、メッセージをお願いします。 河原 : 未経験でも、まずは職場を体験できるのがかいチャレの良いところです。実際に現場を見て、雰囲気を肌で感じることで、自分に向いているかが分かると思います。少しでも介護の仕事に興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください! 【インタビュー】社会福祉法人 明東会 「クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋」 猪股さん かいチャレスタッフ : かいチャレに参加されたきっかけを教えていただけますか? 猪股さん(以下敬省略) : 介護部長として、いつも人手不足である現状に前向きにチャレンジしていきたいと思いました。 そんな中、「かいチャレ」のお話をいただき、説明会に参加したところ、東京都の事業であること、そして色々な人と出会えるきっかけとなることを知り、施設として参加を決めました。 かいチャレスタッフ : かいチャレのどのような点に魅力を感じましたか? 猪股 : かいチャレには、入門プログラム、コミュニケーションプログラム、体験プログラムという3段階のプログラムがあり、希望者がチャレンジしやすい工夫がされている点が魅力でした。介護の魅力を発信できるこの企画に、施設としてもチャレンジしようと思いました。 かいチャレスタッフ : 実際に職場体験を受け入れてみて、いかがでしたか? 猪股 : 参加される皆さん、様々な人生経験をお持ちで、何かのきっかけで介護に興味を持ち始めた方ばかりでした。「私にできるのか不安です」という声もよく聞きますが、皆さん一生懸命に取り組まれていて、フロアのスタッフも、それに応えようと工夫をしてくれるようになりました。 かいチャレスタッフ : かいチャレに参加された方を受け入れるにあたり、施設として工夫されていることはありますか? 猪股 : まず、初日にオリエンテーションを行い、介護職に興味を持ったきっかけや、体験したい内容を具体的にヒアリングし、お互いのイメージを共有します。また、高齢者とのコミュニケーションのポイントについても資料を作成し、お伝えしています。最終日には10分ほど振り返りも行い、体験を通して感じたこと、学んだことを共有し、今後に繋げています。 かいチャレスタッフ : 高齢者とのコミュニケーションのポイントとは、具体的にどのような内容ですか? 猪股 : 例えば、高齢者の方との接し方、認知症の方への対応など、具体的な事例を交えながら説明しています。そうすることで、「認知症がある人と話すのは難しそう…」と思っている方も、チャレンジしてみようという気持ちになるようです。 かいチャレスタッフ : かいチャレに参加する企業へのアドバイスはありますか? 猪股 :オリエンテーションで、高齢者の特徴を具体的に伝えること、体験プログラムの内容は参加者の希望に合わせて柔軟に対応することが大切だと思います。 かいチャレスタッフ :最後に、猪股さんが思う介護職の魅力を教えていただけますか? 猪股 :介護職のスタートには、様々な入口があります。人の人生を考える仕事だからこそ、色々な経験を持つ人たちがチームとなり、利用者さんと一緒にその人の人生を考えていく。知識や技術も大切ですが、何より「心」が大切です。 かいチャレスタッフ : クローバーのさとのケア理念についてもお聞かせいただけますか? 猪股 :私たちのケア理念は「利用者様が安心できる介護・看護を提供します~人を大切に、やさしく、ていねいに~」です。利用者様から「〇〇さんみたいな介護の人に出会えてよかった」と言ってもらえることが目標です。介護職は「明日を約束する仕事」であり、その約束が利用者さんの生きる力になります。 かいチャレスタッフ :利用者様の「生きる力」を支える、とても素晴らしいお仕事ですね。 猪股 :クローバーのさとは様々なサービス種別があるため、チャレンジしやすい環境です。現場を体験し、自分に合うかどうかを確かめてください! かいチャレスタッフ : 猪股さんの熱い想いが伝わってきました。本日は貴重なお話をありがとうございました。 社会福祉法人 明東会 「クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋」 未経験者OK 資格制度あり 女性活躍 年齢不問 時間相談可 事業所名 クローバーのさと イムスホーム カウピリ板橋 社会福祉法人 明東会 サービス種別 介護老人福祉施設 事業所所在地 東京都板橋区仲町1番4号 最寄り駅 東武東上線 中板橋駅南口から徒歩9分 電話(事業所) 03-3957-1098 URL https://ims.gr.jp/clover/
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介護で働く「生の声」in八王子
異業種からの転職介護のお仕事を続けられている理由 日の出町で異業種から転職し現在も介護をお仕事として継続できいてる生の声を届けていただきました。 八王子で開催したセミナーの一部を是非ご視聴ください。(約30分) 進行役:田村さん(介護福祉士・ケアマネ) 語る人:武田さん(介護福祉士・ケアマネ) 語る人:三瓶さん(介護福祉士・ケアマネ)