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MBAのマーケターから介護に転身! 「介護ってかっこいい職業」
Contents(目次) 訪問介護員の仕事内容は? 【インタビュー】クリップス・パートナーズ 代表 ムリンズ・由美子さん 介護事業所紹介 1.訪問介護員の仕事内容は? ホームヘルパーという言葉を耳にしたことはあると思います。ホームヘルパーとは訪問介護員のこと。利用者一人ひとりに合わせて作成されたケアプランに基づき、利用者の自宅を訪問して必要とする介護サービスを提供します。 介護サービスの内容は大きく3つに分かれます。 1. 身体介護 利用者の身体に直接触れるサービスです。着替えや入浴、食事の介助、排せつ介助などが該当します。 2. 生活援助 利用者の日常を手助けするサービスです。掃除や洗濯、食事の調理や買い物などの生活援助が該当します。ただし、ホームヘルパーの仕事は家事の代行ではありません。あくまで利用者ができないことの支援になります。 3.通院介助 利用者を病院にお連れするサービスです。病院までの移動や歩行の手助けや、受診の手続きなどの代行や、薬の受け取りなどが該当します。 ホームヘルパーとして働くには資格が必要です。1の身体介護を行うには、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)以上の資格が要りますし、2の生活援助業務のみの場合でも生活援助従事者研修が必要です。介護職員初任者研修の上位資格である実務者研修、介護福祉士の保有者もホームヘルパーとして働くことができます。 なお、実務者研修を修了した上で喀痰吸引等研修(実務研修)を受けたホームヘルパーは喀痰吸引などの医療的ケアを行うことも可能です。 ホームヘルパーとして働くことができる主な資格 ・介護職員初任者研修 ・実務者研修 ・介護福祉士 ・生活援助従事者研修(生活援助業務のみ) 【インタビュー】クリップス・パートナーズ 代表 ムリンズ・由美子さん 今回訪れたのは東京都練馬区で、サービスを開始して約9か月という「クリップス・パートナーズ」。MBAを取得し、海外や日本で優秀なマーケッターとしてビジネスをされていたムリンズ・由美子さんがこれまでとは全く異なる介護というビジネスに挑戦。訪問介護の事業を始められました。そこで、ムリンズ・由美子さんが感じた介護という職業の可能性や魅力についてお話を伺いました。 「気持ちを手繰って行ったら介護業界に行きついた」と会社設立 かいチャレスタッフ : ムリンズさんは、前職は介護とは全く関係ないお仕事だったとお聞きしました。 ムリンズさん(以下敬称略) : そうなんです。新卒で金融業界に入って、その後海外でMBA(大学院で経営学を修了した称号)を取得し、そのまま海外市場でマーケティングや経営の仕事をしていました。日本に戻ってきたのは7年前くらいでしょうか。日本の企業でもマーケティングの仕事をしていたのですが、コロナで仕事も世界も想像したこともない変化を遂げていく。そんな渦中にあり今までやってきた仕事は卒業して、それまで温めてきたものに挑戦しようと思ったんです。 かいチャレスタッフ : コロナがきっかけだったのですね。それまで温めてきたものをとのことですが、介護のお仕事についてはずっと考えてこられたということでしょうか。 ムリンズ : そうですね。介護という特定事業の意識はありませんでしたが、私の場合、障がいを持った方は身近な存在でした。私には出産の影響で重度の障害を持った兄がおり、生まれた時から障がいを持つ人と関わってきました。しかし私が子供の頃は、社会は今より閉鎖的でしたし、障がいを持った方に対する心無い言葉を聞くこともありました。 その後、結婚して子どもが生まれたら、二人目が重度の障害を持っていました。この世に生を受ける人は、みんなある意味奇跡だと思います。生まれてきた我が子が幸せになるために、親として何ができるか。そして、この子の人生には意味があり、価値があり、それを形に変えるにはどうすればいいかを考えましたし、現在もそれは大きな課題で、私の日常です。 そうして子供の成長と並行して両親が年を取ってきました。両親とも社交家で活動的だったのですが、ある日父が倒れて半身不随、そして人工透析が必要な体になりました。父が他界した後は母が認知症に苦しみました。私が知る両親は、いくつになっても、どんなからだになっても、父らしく、母らしく人生を歩むことを望んでいたと思います。私は何をしてあげるべきだったのか、そして、同じ想いを抱える人たちに何ができるのか。そんなことを考えました。 かいチャレスタッフ : それで思い切ってこれまでの世界から介護の世界に飛び込まれたのですね。 ムリンズ : 人生はひとつの物語だと思います。一生を通じて自分が主人公である物語を作っているんですよ。息子のように重度の自閉症で独立することができなくても、彼はやはり自分の物語の主人公なんです。そして、彼と向き合っていると、例え言葉で表現できなくても、何が楽しいのか、何にこだわって生きているのかどんどんわかってくるんです。目の前にいる人が今、望んでいることは何だろう、何をしたらこの人の人生は輝けるだろうということを探りながら一緒の時間を過ごす。私たちが作った、彼らにはちょっと住みにくい世界で、彼らの伴走者になる。ヘルパー自身も登場人物の一人になることで、その人たちの人生の物語を作るお手伝いができる。それが私の目指す介護なんです。 介護は一人ひとりの人生に触れ合う仕事。毎日違う発見や気づきがある かいチャレスタッフ : 介護の会社を立ち上げられて約9か月になりますが、実際に始めてみていかがですか? ムリンズ : そうですね。前職のマーケティングというのは世界を高い位置からクラスターに分けて見ていくんですね。例えば日本の30代の男性はどういうものが好きかというのを統計学に見て、戦略を作っていく。でも、介護職というのは、全く逆で、顕微鏡で一人に焦点を合わせていく仕事なんです。もう全然違います。あー面倒くさい、こんな小さなことにこだわってと思うこともあります。でも、そのこだわりこそが個人の尊厳なんです。そして、その方たちの人生に触れることで、自分が知らなかった世界を知り、新しい発見や気づきがあるんです。そして更に利用者さん二人の人生に関わることで、また新たなる発見や気づきがある。介護の仕事を通して、自分の1日が24時間に留まらず、どんどん飛躍的に大きくなっているのを感じますね。 かいチャレスタッフ : 逆に大変だなと感じたことはなかったですか? 介護のお仕事というと、「キツイ」「キタナイ」「キケン」という3Kという言葉で言われたりと敬遠されがちだったりするようですが。 ムリンズ : 現実問題として、体にキツイことはありますし、やりたくない仕事もあると思います。うちのヘルパーさんも「今日はキツかった、大変だった」と言って帰ってくることがあります、でも「有難う」の声を聞き、「今度はいつ来てくれるの?」と帰り際、背中から言われると、気持ちがリセットされ、キツさも充実感となるようです。ヘルパーさんとは時として、家族以上の人生のパートナーとなることもあり、来るのが待ち遠しい存在になると思います。介護は確かに大変だけど、そういう喜びというかリターンがある仕事じゃないでしょうか。 それに私、介護の仕事って、かっこいい仕事だなって思うんです。 かいチャレスタッフ : そうなんですね。どんなところがかっこいいと感じているのですか? ムリンズ : お医者様がかっこいいっていうのは、病気やケガをされた方を治して救う、救命士のカッコよさ。介護とは当たり前であるはずの日常を、当たり前に過ごせない人の生活のパートナーになり、日常の綻びを補うこと。日常って、人間が生きていること、そのものなんです。その日常を支え、自分の存在が救いや希望になるかもしれない介護の仕事ってカッコよくありません?そんな言い分はキレイごとではないかとか、まだ経験が浅いからだと言われるかもしれませんが、私は介護の仕事がかっこいいと、皆にも思ってもらいたいんです。 子どもたちに介護はかっこいいお仕事と思ってほしい。夢と可能性が広がっています。 ムリンズ : 介護の仕事がかっこいいと思ってもらいたいのには、別の理由もあるんですよ。 かいチャレスタッフ : それはどんな理由ですか? ムリンズ : 小学生の一番なりたい職業に介護の仕事って出てこないですよね。アスリートとか、現実的なところで会社員とかも入ってきたりもしているのに。それは露出が足りないからだと思うんです。介護がどういう仕事なのかということを皆が知らない。介護の仕事はプロの仕事です。プロの技術で人助けをしている。そんな姿をご家庭に介護される方がいなければ目にすることもないでしょう。介護がすごい職業だと感じ、かっこいいと思うようになれば、介護の仕事に就きたいと思う若者も増えるんじゃないでしょうか。いつかなりたい職業ランキングの上位に介護職が入ってくるかもしれません。 かいチャレスタッフ : それはあるかもしれません。自分も親がなくなる時に訪問介護のお世話になりましたが、その手際や対応の見事さに頭が下がると同時に、かっこいいなと感じました。 ムリンズ : 若い方で介護のお仕事に入ってくる方って、親や親戚など周りで介護のお仕事をされている方が多いんですよ。どういう仕事か、その尊さを知っているからではないでしょうか。 まず、介護職のイメージを変える。制服とかかっこよくするのもいいですね。入口はそんなところでもいい。この業界を知ってもらう努力をしていかなければならないと感じています。 かいチャレスタッフ : かいチャレの取り組みも、そのひとつともいえますね。 ムリンズ : そう思います。行政の頑張りのひとつですね。私が海外の介護に触れてきて感じるのが、日本は介護の先進国だということ。北欧も福祉先進国と言われますが、介護に対してこれだけ真面目に取り組んでいる国のトップクラスに日本はいると思うんです。国が豊かであること、高齢者の急増に対しての行政の目論見と、共存性の高い国民性あってのものでしょう。もちろん現状に満足するのではなく、介護の在り方は時代にあわせて変えていかなければいけないと感じます。生意気と思われるかもしれませんが、この業界に参入したばかりの、素人の視点と変わらない立場にいるからこそ気づくこともあるのではないかと考えます。日本で介護福祉士の第一号は平成元年。まだ33年くらいしか経っていない新しい業界です。いろんな可能性があり、どんどん進化していく業界だと思います。私はいっぱい寄り道をしましたが、この業界に大きな希望と魅力を感じて、飛び込んでみることにしました。始めるのに年齢も経験も関係ありません。夢や可能性を感じたら、どうぞ皆さんもこの業界にチャレンジしてみてください。 介護の仕事を考えている方へ 私は誰でも介護の素質というのを持っていると思います。ただ、その中で介護という仕事に一歩踏み出せる人は、人の心に寄り添って考えることができる人だと思うんです。仕事でハンバーグを作りなさいと言われて、ハンバーグを作ってみる。その時、食べる人のことを考えてね。どうしたらバランスの良い食事になるだろう、ちょっとサラダを添えてみようかなと考えられる人。相手に寄り添う心と、向上心があれば、いい介護士になれるんじゃないでしょうか。相手に寄り添う心があれば、毎日毎日が同じ仕事ではなくなるので、新鮮な気持ちで向き合えると思いますよ。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 事業者情報 今回インタビューにお伺いしたクリップス・パートナーズは、「私たちを選んでいただいた方の、かけがえのないパートナーになるという想い」を大切にしていることがインタビュー全体を通して、とてもよく感じられました。私達スタッフも、介護が心から「かっこいい仕事」だと思いますし、この素晴らしい仕事をより多くの方に知っていただきたいと願っています。 クリップス・パートナーズの情報はこちら▼ 未経験者OK 独自の昇給制度 年齢不問 働き方相談可 事業所名 クリップス・パートナーズ 事業所所在地 〒175-0093 東京都板橋区赤塚新町3-20-9 最寄り駅 東武東上線成増駅、地下鉄成増駅より徒歩7分 募集職種 介護ヘルパー・サービス提供責任者 事業所PR ●未経験者でも安心してチャレンジできる環境です♪ 優しく頼りになるサ責になんでも相談! ●Wワークや、各人のご事情に合わせた働き方が可能です。どのようなご事情もご相談下さい。 ●経歴や経験年数に関わらず、がんばった人の個人評価にてどんどん昇給するシステムを導入しています★ ●先輩後輩も関係なく、みんなで助け合う温かい事業所です♪困ったことは頼りになる代表やサ責に相談して解決!
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介護業界で働く先輩にインタビュー「音楽業界から介護業界へ」
Contents(目次) 通所介護(デイサービス)とは 介護事業所インタビュー「音楽業界から介護職へ」 異業種から介護職への転職を考えている方へ 介護事業所紹介 1. 通所介護(デイサービス)とは 介護のことに対してまったく知識がない方でもデイサービスという言葉を聞いたことがないという方は少ないのではないのでしょうか。実際に、通所介護(デイサービス)は、どういったサービスでどういった方々が働いているのでしょうか。 通所介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持、家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。 利用者が通所介護の施設(利用定員19人以上のデイサービスセンターなど)に通い、施設では、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで提供します。生活機能向上グループ活動などの高齢者同士の交流もあり、施設は利用者の自宅から施設までの送迎も行います。” ・利用者の社会的孤立感を防ぐ ・利用者の家族の身体的負担と精神的負担の軽減を行う 主に利用者は、要介護状態等区分の要介護1以上の認定を受けた方 ※ 厚生労働省 介護サービス情報公表システムより 利用者とその家族をケアするといった意味では、社会的にもとても重要なサービスだと言えます。 今回、インタビューで訪問した「デイ・ライフ モア 世田谷用賀 」のグル-プ事業所の「デイ・ホーム モア世田谷瀬田」では、宿泊の対応も可能だそうです。 2 介護事業所インタビュー「音楽業界から介護業界へ」 ▲今回インタビューを受けてくださった、音楽家であり、現在は介護職に就いている河辺さん かいチャレスタッフ:介護職に就いたきっかけは何だったのでしょうか? 河辺さん(以下敬称略): 現在、介護職について4年目で、40代半ばまで音楽業界でお仕事をしていました。これまでずっと音楽のお仕事に携わってきて、一歩立ち止まって考えるときがあり、音楽(生演奏)を通して何を表現したいのかを自分に問いかけるとともに、もっと身近な手の届く範囲で音楽を届けたいという気持ちが出てきました。 その場合、どのような方法があるのかを考えたときに、介護の現場には音楽を楽しんでくださる方がすぐそばにいらっしゃいます。なおかつ、認知症を患っている方などは、そのせいでコンサートや音楽会などに行けない、そういう立場の方にすぐに音楽を届けられると思ったんです。 どこかに演奏活動ができそうな介護現場ってないのかなというところがきっかけになります。 かいチャレスタッフ:もともと「介護」にはご興味があったのでしょうか。 河辺 : 例えば、40代半ばまでの音楽活動の中で、ボランティアで福祉施設や保育園など、そういった場所で演奏する機会というのがありました。ただ、実際に現場に入った時にどんなお仕事をしているのかについては全くイメージがなかったです。 かいチャレスタッフ:その後、どういう形で介護のお仕事を探されたのでしょうか? 自分が企画したことを実現できる介護の現場があるのかどうか、というところがポイントでした。弊社に関していうと、まず企画職としての募集でしたので「自分のアイデアはこうです、御社でこれができますか?」と提案を行い、それに対して「ぜひ、やってください」というお返事でした。とくに私の目的が音楽を拡げたいというところがあったので、そこが実現できることが前提で、介護のお仕事自体は、現場に入ってみて覚えればいいかなという気持ちで臨んでいました。 「通所介護」という言葉自体も知らなかったです。 (弊社には)通所介護、訪問介護、訪問看護ってあって、自分のやりたいことが通所介護の中でできることは、後から分かりました。 かいチャレスタッフ:現在のお仕事内容を具体的に教えていただけますか? 河辺 : 会社に入って最初は、通所介護の介護職としてお仕事を始めました。送迎の支援であったり、フロア勤務のお仕事、夜勤もやっていました。それが通常で、毎日お仕事をしていく中で、レクリエーションの一環として「月に1回以上のコンサートを開く」という企画を会社に示し、入社して3ヵ月目からスタートしました。それが気付けばもう、4年近くになります。毎月毎月が今に重なり、今ではコンサートも100回に近づいています。 そもそも、私の目的が音楽を届けたいというところがあり、それを会社側が汲み取ってくださり、弊社の通所介護の全3事業所でコンサートをしましょうという流れを作ってくださった。 それまでは所属していた事業所一つだけで、年間でいうと12回、今は3倍になっています。自分の演奏以外にも外から演奏家に来ていただいたり、とにかくどんどん拡げていくという方向にシフトしています。 現在は、演奏活動以外にも広報や人事に関わる部署に所属していて、SNS関係であったり、ホームページの運営も行っています。以前は事業所毎にホームページがあり、会社が大きくなってきたので統合した方が良いかもしれないという提案をして、今の会社のホームページにリニューアルをしました。 かいチャレスタッフ:本当にお仕事が多岐に渡っていて、河辺さんの才能が活きてますよね。介護の現場で、それまでのお仕事のノウハウが活きる場面ってあったりするのでしょうか? 河辺 : 弊社は、他と比べてわりと色々なチャレンジをしている方だと思います。現場でも、例えばiPadを導入して、ただ配布するのではなく、どのように活用したら、職員が快適になるだろうか。ファックスでやり取りしていたりするところとかもペーパーレスに改善できるんじゃないかなど、改善志向の方が多い会社なので、アイデアを出しやすいです。 かいチャレスタッフ:この業界に入ってみて、つまづいた部分や難しかった部分はありましたか? 河辺: 現場に入ってみて、まず戸惑ったのは想像以上に分刻みの1日だなと思いました。こんなに細かく1日が動いていることを目の当たりにして、これは大変だと感じました。 ただ、その大変さは一人でやるべき大変さではなく、チームでやることなんです。 チームがよりよく動くためにはどうしたら良いのかなど、改善策を考える楽しみはあります。考えたことが、うまくいった時は、みんなで喜びを分かち合える。今日は体力的にも余裕があり、仕事的にもうまく回っている時は、もっとご利用者様に喜んでもらえることや、庭にお散歩にお連れしようなど、そういうアイデアを自分でどんどん率先してできるので全てが面白いです。 もう一点は、思った以上に体力が必要だというこを感じました。 いわゆる介護現場ってキツイという話はよく聞くと思います。しかし、どういったキツさなのかを現場に入って見渡してみると、やはりご利用者様に何かあってはいけないということが一番だと思います。例えば、転んでしまい入院してしまうことなど。つまり、体力よりも気持ちを常に気をつける方向に持っていくことが難しい作業になります。常に気を張ってなければいけないという疲れがあります。 単純に、力が必要かどうかに関して言えば、そこは心配ないと思います力を分散させる身体の使い方は初任者研修でも学べますし、現場では先輩が教えてくれます。華奢な方でもやりようがあるんです。 かいチャレスタッフ:現場で独り立ちできたという実感が出てきたのはいつぐらいからでしょうか。 河辺:実感としてあるのは、初任者研修を受けた後が大きいと思います。やはり現場の知識もそうですけど、座学で得る知識というのも必要だと思います。知識が現場と初めてリンクして、「なるほど、これはこういうことだったのか」と全部が腑に落ちて、ようやく自信を持って自分でも介護のお仕事ができるようになりました。 かいチャレスタッフ:働きながら初任者研修の資格を取る難しさってありましたか? 河辺 : そうですね。初任者研修は会社に入ってからお休みの日を使い、大体3カ月間、週に一度勉強することが少し大変かなと思います。ただ、自分の中では早くお仕事を覚えて一人前になって、自分のやりたいことにもっと注力していきたいという気持ちがあったので、そこに対するキツさっていうのはなかったです。むしろ現場を経験しているからこそ、初任者研修の授業の内容が理解しやすかったです。現場を知らないで勉強をしていたら、「ここってどういうことだろう」と感じていたと思います。お仕事をしながらの方が体力的にはキツいかもしれないけれど、トータルで考えたら時間的には短く理解できるかと思います。 かいチャレスタッフ:スキルアップやキャリアアップを考えて介護職は自分に合っているかどうかを考えられている方もいると思います。そのあたりは、どう感じられますか? 河辺 : キャリアアップという点でいうといろんなキャリアがあると思います。例えば弊社の場合ですと、事業所の中では介護職員として働いた後に、リーダー職があったり、それより上は管理者という職があったりとかで、通常の介護業界というと、そういったステップがあると思うんですけれども、私の場合は、そういうステップではなくて、もっと音楽を拡げていきたいというキャリアアップを考えた場合に、自分のやりたいことをどんどん積み重ねていけるという点では、すごく魅力的な会社かなって思います。 かいチャレスタッフ:他の業界で働いている方が、河辺さんのように介護の業界で働くことについてどう思われますか? 河辺 : 介護の知識やスキルは、初任者研修を受けて思ったのですが、これって皆が持っていて良い知識やスキルなんです。だから、逆にそれを持った上で自分のできることを活かすことがが介護の現場ではやりやすいと感じています。 かいチャレスタッフ:現在の職に就いて、楽しいと感じる部分はありますか? 河辺:例えば、一日の中で「ありがとう」と言われる回数って何回ありますか? このお仕事では、なにかを一回お手伝いすれば「ありがとう」が返ってきますし、送迎でご家族様と会えば「ありがとう」って言われる。本当に日々感謝がダイレクトに伝わってくる。これって、なかなか無いお仕事ですよね。単なる建前で言っている訳ではなくて、本当に「ありがとう」っていう感謝が伝わってくる。「ありがとう」って温度があるじゃないですか。その温度が温かいというか。それは多分、現場に行くと本当に感じることじゃないかなと思います。 かいチャレスタッフ:これから将来、どういうことを実現していきたいですか? 河辺:今はコロナで、コンサート自体の回数は増やせるんですけれども地域に拡げることや、そういったことができないので、やはり地域の方や保育園のお子さんにも来ていただいて演奏を聴いてもらうことはしてみたいです。どんどん巻き込んでいけると音楽が拡がると思いますし、ご利用者様のご家族様を大きな会場に招待して、のど自慢大会みたいなことをやったり、その生バンドに職員が出演していたりしたら面白いなと思っています。 かいチャレスタッフ : 貴重なお話、ありがとうございました。 3. 異業種から介護職への転職を考えている方へ 今回のインタビューを受けてくださった、株式会社moreの河辺さんがお話していただいたように、異業種から介護の職場へ転職したことで、さらに活躍をしている方たちが多くいらっしゃいます。しかし、これから介護の現場で働いてみたいと求職中の方がつまづいてしまうポイントは「自分にマッチした職場をどう見つけるか」ということなのではないでしょうか。 —---- 自分にマッチした職場を見つける 自分の働きたい環境や条件とマッチする職場を見つける作業は、何も業界のことを知らない場合とても時間を要する作業だと思います。かいチャレでは、最大5つの事業所のインターンシップを受けることができ、知識や経験をつけると同時に、働く条件や、資格取得へのプロセス、実際の環境などを働きながら確認できるので、何も知らない状態で働きはじめるよりも、「思っていたお仕事や環境と違った」といったイメージによるギャップが起きにくいです。 もちろん、かいチャレのスタッフがお悩みをお聞きしてサポートをしていきますのでぜひ一度、かいチャレの説明会へお越し下さい(ZOOMで参加することも可能です) —---- 資格取得について 介護職に就きたいと考えている方の大半は、介護職員初任者研修の資格を取るかどうかを迷われている方がいっらしゃるのではないでしょうか。今回のインタビューを受けてくださった河辺さんや、実際に介護の現場で働いている方にお話を聞いてみると職場に入る前に資格を取得することは必ずしも必要がないということです。まずは、希望の職場が見つかったらその職場の人にどの段階で資格を取った方がよいかどうかを聞いてみることが一番のようです。 かいチャレでは、資格取得講座のプレゼントの特典があります。気になった方はぜひお問い合わせ下さい。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 4. 今回ご紹介した事業所情報(デイ・ライフ モア 世田谷用賀) 今回取材を行った、デイライフモア世田谷用賀を運営する株式会社moreは、通所介護・訪問介護・訪問看護の3事業を行っており、利用者様を中心に介護が必要な方へのトータルなサービスが受けられます。 未経験者OK 資格取得制度あり LGBT当事者在籍 年齢不問 各種手当あり 事業所名 デイ・ライフ モア世田谷用賀 事業所所在地 〒158-0096 世田谷区玉川台2-17-2 最寄り駅 東急田園都市線用賀駅より徒歩7分 募集職種 介護企画職・訪問介護職 事業所PR ●ルールで縛るのではなく、一人ひとりの個を見極めて 教育する文化を大切にしています。 ●育児・介護休業の取得100%!産休復帰率も100%! 働きやすさトップクラスです。 ●20を超えるユニークな福利厚生!(ファミリーサポー ト手当、提携保育園の利用補助金制度、社宅など) ●趣味や経験がお仕事としてのイベントも多数!(ハロウィン、ダンス、展覧会、演奏会など)
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介護業界で働く先輩にインタビュー「介護の現場に入って10ヶ月、今の気持ち」
Content(目次) 介護資格のステップについて 生活援助従事者研修とは? 介護事業所インタビュー 今回ご紹介した事業所情報(K-WORKER 神楽坂営業所) 今回は、株式会社 K-WORKER 神楽坂営業所に取材にお伺いしました。そこでインタビューをさせていただいたのは、この介護業界に入って10ヶ月になる堀井さん。堀井さんにお話を聞くと、「介護職員初任者研修」の資格を取る前と後では、現場への理解もだいぶ変わってくるとお話がありました。この資格が介護のお仕事においてどういった位置づけになるのか、これから介護業界を目指している方に参考になればと思います。 そして、堀井さんは、この10ヶ月の介護の現場の経験のお話を詳しく教えてくださったのでぜひインタビュー記事を読んでみてください。 1. 介護資格のステップについて 介護の代表的な資格はどんな種類のものがあるのでしょうか。大きく分けていくと介護資格は図のようなステップで分かれています。 まずは、ステップ1、生活援助従事者研修と介護職員初任者研修があります。こちらは、厚生労働省が認定する資格で介護職の基礎的な知識スキルを習得するための資格になります。つぎに、ステップ2の介護福祉士実務者研修ですが、こちらもステップ1と同様に国家資格ではありませんが、厚生労働省が認定する資格になります。介護の専門的な知識やスキルを学び、合格するとステップ3の国家資格である介護福祉士の受験資格が得られます。 介護福祉士は、介護資格の中で唯一の国家資格になり、福祉系の大学や専門学校や介護福祉士の養成施設などを卒業している場合などを除き、実務経験が3年以上であり、なおかつ、介護福祉士実務者研修の資格が受験資格として必要となります。 2. 生活援助従事者研修とは? 今回は、ステップ1の資格の生活援助従事者研修について詳しく見ていきたいと思います。 介護の基礎的な知識やスキルを身につけるための介護職人初任者研修を取得すると身体介護が可能となりますが、とくに訪問介護においては身体介護(入浴や食事介助、排泄介助など身体に触れる介護)だけがお仕事の内容だけではなく、生活援助(掃除、洗濯、調理、買物代行など)も行われます。 生活援助従事者研修は、どなたでも受講できる研修のひとつで、訪問介護の生活援助中心のサービスを提供する資格になります。研修のカリキュラムは59時間で、介護職員初任者研修の130時間と比較しても短時間で取得できます。また、生活援助従事者研修を取得すると、介護職員初任者研修のカリキュラムが一部免除になるといったところも、こちらの資格を取得するメリットになります。 ▼ 生活援助従事者研修のカリキュラム 生活援助従事者研修の科目 時間 1. 職務の理解 2時間 2. 介護における尊厳の保持・自立支援 6時間 3. 介護の基本 4時間 4. 介護・福祉サービスの理解と医療の連携 3時間 5. 介護におけるコミュニケーション技術 6時間 6. 老化と認知症の理解 9時間 7. 障害の理解 3時間 8. こころとからだのしくみと生活支援技術 24時間 9. 振り返り 2時間 週に1回の研修を受ける場合、約2ヶ月程度の受講期間になります。 こちらを修了すると、生活援助従事者として介護事業所の訪問介護員の一員として働くことができます。また、障害福祉サービス事業所(就労継続支援事業所)の家事代行 サービススタッフとしても活躍できます。 介護職に興味があっても体力に不安を抱える介護職未経験者の方や、キャリアップを目指していきたい方にはぜひ知っていただきたい資格です。 3. 介護事業所インタビュー「介護の現場に入って10ヶ月、今の気持ち」 ▲ 今回は、介護の業界にチャレンジして10ヶ月が経つ株式会社 K-WORKER 神楽坂営業所 堀井さんにお話をお聞きしました。 かいチャレスタッフ:この業界に入られて、どれぐらいの期間になりますでしょうか? 堀井さん : まだ10カ月ほどになります。 かいチャレスタッフ : 10カ月前にこちらに入られてお仕事されてるってことですね。この業界に入ったきっかけはありましたでしょうか? 堀井さん:前職で少子高齢化の時代が来ていることを深く学んでいたのですが、介護業界のようにその問題に深く入り込んだ仕事をしてきたわけではなく、こういった仕事をしたいなという気持ちはありました。 そこで、当社で働いている高校の友人から、この会社を紹介していただきました。 やはり介護の世界っていうのを何も知らなかったので、すぐには決められなかったのですが、何度か話したり自分で調べていくうちに「これだ」と思い介護の世界に入ることにしました。 かいチャレスタッフ:ちなみに前職はどんなお仕事をされていたんですか? 堀井さん : コンビニエンスストアチェーンに入り、2年間、店長業務の職務に就き、その後8年間オペレーション、フィールドカウンセラーという経営のアドバイザーを行っていました。 かいチャレスタッフ:まったくの異業種からということで、不安な点はありましたでしょうか。 堀井さん:はい。人のためになる仕事がしたいっていうのが、自分の中でありました。 それと、前職で高齢者の方に配達を行ったり、認知症の方が買い物に来て、その度に接客をしたりして。ああ、困っているんだなということを感じていて、お店でできなかったようなそれ以上のことができればいいなという思いがあり、それが強いのかもしれません。何よりも、やはり人のためになることしたいっていうのがありました。 かいチャレスタッフ:介護のお仕事をはじめてから、やりがいを感じられる瞬間はありましたでしょうか? 堀井さん:一番は普段の「ありがとう」ではない、それ以上の「ありがとう」をもらえることです。今までの接客を行っていた経験で得られた「ありがとう」ではなくて、本当の「ありがとう」を感じることが一番やりがいだと思います。 その分、努力しなくてはいけないというのも、今の自分のやりがいではあります。 かいチャレスタッフ:慣れないことに最初は大変だったと思うのですが、堀井さんはどう克服していったのでしょうか。 堀井さん:同行表(日々のお仕事をテキストベースで振り返るための書類)というものがあるんです。私は自分で書いたものを全部フォルダにまとめました。紙ベースで、何100枚になるんです。ユーザー様の情報をファイルにまとめて、手順や、その利用者さんのちょっとした性格だったりと、そういったことを6ヶ月以内にまとめていきました。そういった作業をすることで、振り返りができていたんだと思います。 かいチャレスタッフ:資格の取得とかキャリアアップなど、これから介護業界にチャレンジしようと考えている方は気になるところではあるかと思うのですが、堀井さんはどうでしたか? 堀井さん : まず初任者研修があります。これは費用がかかるんですけど、当社で負担していただき、その間も働かせてもらうことができました。その間、給料も払っていただいて、そのことにとても感謝してます。今は、次のステップである実務研修のために、しっかりと学ばせてもらっています。介護福祉士の資格を取得するには、3年間の実務経験が必要なのですが、能力や人間性の部分を資格の取得と同時に学んでいきたいと思っています。 かいチャレスタッフ:働きながら資格を取得するために勉強をすることで、現場に役立ったことはありますか? 堀井さん:まず、介護の言葉だけは知っていたのですが、この初任者研修を受けていない状態と受けた後では、私が思っていた介護と認識が別物でした。 まず初任者研修の資格を取ってから介護の仕事をするのとそうでない場合とは、だいぶ違うと思います。 かいチャレスタッフ:これから未経験で異業種から転職される方に何かアドバイスはありますでしょうか。 堀井さん : 本当に介護未経験であれば、最初の6か月が大事になってくると思います。非常に大変なんですけど、真剣に取り組んで努力する。また、それに耐えられるかが一番大事なのかなと思います。訪問介護なので道を覚えることだけでも、とても大変だったんです。 自転車でこの全然知らない土地の道を覚えるのも大変ですし、後は利用者様の要望やサービスの手順を覚えるのも最初は難しかったです。でも、6か月を乗り越えてほしい、それだけは伝えたいなと思います。 かいチャレスタッフ : 堀井さんはその6ヶ月をどうやって乗り越えていったんですか? 堀井さん:一番は本当に友人です、色々と相談に乗っていただきました。会社の先輩方もフォローしてくださったりしたので、周りの方にはだいぶ助けていただいたと思います。自分一人の力というよりは、運良く周りの方に助けていただいて耐えられたっていうのを感じます。 かいチャレスタッフ:介護の現場において、どういう人材が求められると思いますか? 堀井さん:笑顔で挨拶できる人、まずそれだと思います。自然に挨拶できる人って人間性がすごくいい人だと思います。挨拶を言われないとできない人じゃなくて、自分からしっかりできる人であれば、どこの利用者様のところに行っても好かれるし、事業所でも先輩から声かけやすいと思うんですよ。 かいチャレスタッフ:今、一日に何件ぐらいの利用者のご自宅に訪問するのでしょうか? 堀井さん : 平均だと6件程です。多い時には7件、8件あります。1件が長いと1時間程度、短いと30分程度になります。 かいチャレスタッフ : 10ヶ月ほどたって、大変な時期を乗り越えて心境に変化はありましたか? 堀井さん : そうですね、また利用者様に会いたくなるんです。少し心配なのかもしれないですけれども、やはり1度行って心通わせるじゃないですけど、信頼関係を築いていくうちにまた行きたくなるので、次の仕事も楽しいです。相手にもそう思っててくれたらいいなって思うんですけれど。 かいチャレスタッフ:堀井さんの今後の目標って何かあったりますでしょうか。 堀井さん : 私は今の会社で上を目指すじゃないですれけど、会社もまだまだ規模が大きくできればいいかなと思っています。介護の教育関係の仕事もやっていきたいなと今は感じています。そのために今学んでいる資格もしっかり取得して、新しく入ってきた人に色々教えていきたいなって思ってます。本当に介護に関しては教育の面がすごい難しいと思います。シチュエーションが多様すぎて簡略化したマニュアルができないんです。そのあたりを、何かうまく私が力になれればいいのかなと考えてはいます。 かいチャレスタッフ:かいチャレのインターンシップという制度についてはどう思いますでしょうか。 堀井さん:一度経験できるというのは、やはり大きいのかなとは思います。話すで聞くだけではなくて、経験するということはとても大事だと思います。 かいチャレスタッフ:堀井さんのお話、とても参考になりました。ありがとうございます。 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 4. 今回ご紹介した事業所情報(K-WORKER 神楽坂営業所) 今回取材を行わせていただいた、K-WORKER 神楽坂営業所。介護業界で働くことの魅力がとても伝わり、同時に働くスタッフの方へのケアもされていることが素晴らしく感じました。未経験から介護のお仕事をスタートした方は、73%もいらっしゃるそうです。 事業所名 K-WORKER 神楽坂営業所 事業所所在地 東京都新宿区早稲田鶴巻町535 翠彩ビル1F 種別 訪問介護・移動支援・居宅介護-障害福祉サービス- 最寄り駅 東京メトロ 東西線「早稲田駅」 徒歩3分 募集職種 訪問介護員(ホームヘルパー) 事業所PR ●訪問介護員数33名在籍 ・正社員93% ・未経験者から介護をスタートした者73% ・介護福祉士国家資格取得人員65% ・他業界からも多数転職...(飲食・IT・アパレル・放送・教育などなど...その他多数) 介護未経験の方でも、人を育てるノウハウ有。安心して現場で働けるサポートをします。実績に裏付けられています。 ●明確な評価制度があり、何を頑張れば良いか? 分かりやすい仕組みで評価しています。 ●介護をこれからスタートする方、またはキャリアアップを着実にしていきたい方は弊社がオススメです!!
インタビュー -
介護業界で働く先輩にインタビュー「介護はみんなの身近な課題」
1. 訪問介護のサービス提供責任者とは? Contents(目次) 訪問介護のサービス提供責任者とは? サービス提供責任者のお仕事 【インタビュー】おおきなき大田 介護のお仕事のキャリアアップ 介護事業所紹介 1. 訪問介護のサービス提供責任者とは? 「訪問介護」は下の1〜3のように、その行為に応じて3つの類型に区分されています。 1.身体介護 利用者の身体に直接接触して行われるサービス等(例:入浴介助、排せつ介助、食事介助 等) 2.生活援助 日常生活の援助であり本人の代行的に行われるサービス (例:調理、洗濯、掃除 等) 3.通院等乗降介助 通院等のための乗車又は降車の介助(乗車前・降車後の移動介 助等の一連のサービス行為を含む) これらサービスを提供するために必要な職員も定められています。具体的には、 訪問介護員等※1 常勤換算方法で2.5以上※2(※2 スタッフの数が足りているかどうかを計る指標:常勤職員の人数 + 非常勤で働く方の4週間の勤務時間 ÷ 常勤職員の勤務時間 ) サービス提供責任者 介護福祉士、実務者研修修了者、旧介護職員基礎研修修了者、旧1級課程修了者、3年以上介護等の業 務に従事した介護職員初任者研修課程修了者 ・訪問介護員等のうち、利用者の数40人に対して1人以上 (原則として常勤専従の者であるが一部常勤職員でも可。) 管理者 常勤で専ら管理業務に従事するもの ※「訪問介護員等」 介護福祉士、実務者研修修了者、介護職員初任者研修修了者、 旧介護職員基礎研修修了者、旧訪問介護員1級又は旧2級課程修了者をいう。 サービス提供責任者は「職種名・役割」であり、「サービス提供責任者(サ責)」という資格や研修があるわけではありません。 原則、訪問介護事業所の利用者の数が40人に対して常勤の方で1人以上をサービス提供責任者としなければならないと厚生労働省が基準を設けており、訪問介護事業所の業務を取りまとめ、利用者が、質の高いサービスを受けられるようにサポートすることが役割になります。 このサービス提供責任者は、事業所の利用者の人数に合わせて必要な人数が変わります。 利用者が40人以下なら1人、41人以上なら2人、と必要な人数が増えていきます。 なれるのは、介護福祉士、実務者研修修了者、(旧課程)ホームヘルパー1級課程修了者が条件となります。 2. サービス提供責任者のお仕事 では、サービス提供責任者の具体的なお仕事内容はどんなものがあるのでしょうか。主に以下の8つが挙げられます。 ① 訪問介護計画の作成 利用者の状況に合わせた「訪問介護サービスの計画書」を作成します。 ② 利用申込みの調整 サービスに関する相談や利用するために必要な手続きなどの調整を行います。 ③ 利用者の状態変化、サービスへの意向の定期的な把握 利用者の自宅を訪問しご本人とそのご家族と面談をし、利用者の希望や日常生活の課題、お宅の状況などを把握、ヒアリングをします。 ④ 居宅介護支援事業者との連携 利用者や家族とケアマネジャーが出席し、提供するサービスなどを話し合う場であるサービス担当者会議に出席し、提供する介護サービスについて情報共有をおこなったり、必要なサービスの提案や検討を行います。 ⑤ 訪問介護員に対しての具体的援助方法の指示及び情報伝達 ⑥ 訪問介護員の業務の実施状況の把握 提供している介護サービスに問題がないか、定期的に利用者の自宅を訪れて確認するモニタリング業務などを行います。 ⑦ 訪問介護員の業務管理 訪問介護員の勤怠管理、利用者さまに合った訪問介護員の選定を行います。 ⑧ 訪問介護員に対する研修、技術指導等 サービスの改善を検討したり、利用者への対応だけでなく、訪問介護員に何かあれば相談に応じ、適切なアドバイスを行います。 3. 介護事業所インタビュー ▲今回インタビューを受けていただいたのは、株式会社日本エルダリーケアサービスが運営する訪問介護事業、おおきなき大田の稲坂さん。 かいチャレスタッフ:いまはどんなお仕事をされていますか? 稲坂さん(以下敬称略):サービス提供責任者をしています。 具体的には、ケアマネジャーさん経由で新規の依頼があればその方のお宅に訪問し、どんなサービス、介助が必要かをカウンセリング、ヒアリングをします。 次に事業所内で利用者様に必要なサービスを担当者会議で検討し計画をたてます。 その後、何度か自分でご利用者様宅を訪問し実際にサービスを提供し現場やご利用者様に必要な内容を確認し、事業所のスタッフの中から担当者を選定して引き継ぐ仕事をしています。 その他、スタッフのシフト管理もしています。 かいチャレスタッフ: いまのお仕事を始めるきっかけは何かありましたか? 稲坂:以前は清掃会社に勤めて飲食店の清掃を担当していたのですが、 コロナの影響によって清掃現場の数が激減したタイミングでいまの事業所で管理者をしている幼馴染から誘われたこと、姉も介護の仕事をしていてもともと介護のお仕事に興味もあったこともあり、面接へ伺ったのがきっかけです。 かいチャレスタッフ:働き始めてからはどんな流れで仕事を覚えていきましたか? 稲坂:まずは、先輩の現場へ同行し、仕事の流れを見学するところからでした。 次に先輩の担当する現場で実際に補助的な業務を一緒にさせてもらい、慣れてきた段階で責任者から独り立ちできるかどうか確認が入り、自分自身で独り立ちできると確信を持てたときに、利用者の担当を任せて頂きました。 かいチャレスタッフ:いまはサービス提供責任者の役職をされていますが、どんな経緯で今の役職になられたんでしょうか 稲坂: 私の場合は、まずは面接後に事業所さんに介護職員初任者研修のお誘い、手配をしていただき、1か月ほど学校に通いました。 今は、リモートで授業を受けられるクラスもあるそうですが、私はコロナの出始めだったので通いでした。 その後にも、会社から介護福祉士実務者研修の受講要件に該当するので受講してみては、とお誘いがあり、この介護福祉士実務者研修を修了するとサービス提供責任者にもなれるとのこともあり、受講させてもらいました。 介護職員初任者研修の授業の中でも、資格取得や現場での経験に応じてキャリアアップが図れる点は聞いていて、その後実際に現場で働き始めてみて、もっと学びたい、資格取得やキャリアアップをしていきたいという思いはありました。 かいチャレスタッフ: サービス提供責任者って難しそうなお仕事だなと思うんですが実際にはいかがでしょうか? 稲坂:日々難しいことばかりですが、大変さは現場のヘルパーさんとそれほど変わりはないです。利用者さんのことを考えて、どんなサービスが必要か、どうすれば利用者さんの為になるか、どんなスタッフならこの利用者さんと合うかなど、利用者さんに合わせる点は一緒です。 ただ、責任を負う重圧に応えるだけの器量がまだ私に備わってないので、上司である施設長(管理者)に補助、フォローして頂いてやれていると思います。 かいチャレスタッフ:介護業界にはいろんなサービスがあると思いますが、訪問介護のよいところはありますか? 稲坂:ほかの通所や入所を経験していないので語弊があるかもしれませんが、訪問介護は私としては「真髄」だなと思っています。その人らしい生活をするためのお手伝いをすること、それに尽きるということです。 利用者様はご自宅で生活してきた、本当だったらずっと自分の家で末永く安心して暮らしたい、という一番の希望に近いところが訪問介護だと思っています。利用者さんの一番理想にかなっているお仕事をさせてもらってる点は真髄かな、と思っています。 ほかにも、家族だったら介護は大変だけど、私たちだったら苦労を思わないで介助ができる。 家族が介助するのはすごく大変なことだと現場に出ていて本当に実感があります。 1年365日のうち、ご家族に代わってちょっとの合間をお手伝いできて、ご家族を助けられるところも良いところだと思います。 かいチャレスタッフ:稲坂さんの思い、お話を聞いているとなんだか私も働いてみたくなります。介護のお仕事って本当に未経験でも大丈夫なんですか? 稲坂:私は訪問介護しか経験がないですが、身体介助はおむつの交換、入浴の介助は体を支える必要があり事故のないようにという点からまったく経験なく資格もない方となると難しいですが、 そこは段階を踏まえて学ばせてもらえて、先輩や上司の仕事っぷりを見て見様見真似でやってみて、研修などで学んだことと実際の現場が違うことだらけ、ということを身をもって体験しながら現場毎、利用者さん毎に慣れていけば大丈夫だと思います。 かいチャレスタッフ:これから未経験だけどやってみようと思っている方へアドバイスはありますか? 稲坂:どんな仕事をしていても介護って、皆さんの身近な課題で皆さんが味わうことだから、知っておいた方が絶対にいい。 将来の仕事にしようと思わなくても知っておくにはすごくいい業界。 専業主婦やちっちゃい子がいるお母さんでも短時間だけシフトで働けたり、皆さんの生活の形態に合わせて働けますし、私も親がいつ何時介護しなければならないことになるかもしれない。 そんな身近なテーマ、課題をお給料をもらいながら経験して学べるところが良いと思います。 かいチャレスタッフ:素敵なお話ありがとうございます。 4. 介護のお仕事のキャリアアップ 稲坂さんのお話にもあった介護業界のキャリアアップは、主に3つの方法があります。 ・新たな資格取得を目指す(介護職員初任者研修や実務者研修) ・より高度な資格を取得する ・サービス提供責任者、管理者 厚生労働省の介護職員を対象とした令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果よると、平均給与が資格の有無によって変わることがわかります。 保有資格 平均給与 介護職員初任者研修 30万1,210円 実務者研修 30万3,230円 介護福祉士 32万9,250円 資格なし 27万5,920円 ▼ インタビューは動画でもご視聴できます 5. 事業所紹介 ▲(左)株式会社日本エルダリーケアサービス 事業本部人材採用部 部長 山田さん 山田さんからの介護職を希望する未経験者へのアドバイス 介護はよく、在宅介護や施設介護を一括りにされてしまう側面があるのですが、実は明確に違っています。 自分の家族が介護サービスを利用する立場に立ってみるとよく分かるのですが、ご家族のほとんどの方が施設ではなく在宅で暮らしていってほしいと願っているのではないでしょうか。 施設で暮らしているご利用者様は、基本的には「在宅で暮らせなくなってしまった人」が多く、逆に、在宅で暮らしている人は「在宅で暮らせている人」が多いということになります。 もちろん、在宅介護のご利用者様の中にも、認知症が重たくなってしまい、ご家族の名前や顔が分からないという状態の方もいらっしゃいます。それでも身体機能は家で暮らせている状態だから、このまま在宅で暮らせてあげたいという思いを持っている方のケアを私達ができることは、やりがいにも繋がると思います。 とくに、介護職未経験者の方には、このことを知っていただければと思います。 シフト制 各種手当あり 年齢不問 時間相談可 未経験OK 資格制度あり 事業所名 おおきなき大田 事業所所在地 〒144-0045 東京都大田区南六郷2-20-2 コアパレス・K貸店舗A 1階 最寄り駅 京浜急行本線 雑色駅 徒歩10分 企業url http://www.elderly.jp/ 事業所PR 働きやすい会社で長く働きたい方 ▶職員の約30%が勤続10年以上、職員の約50%が勤続5年以上。 働きやすい環境を整えた弊社の勤続年数は業界平均1.5倍です。 どんどん成長していきたい方 ▶現場経験後、勤務年数に関わらずキャリアアップが可能です。 積極的に声を挙げる職員を応援します。 プライベートを大事にしたい方 ▶訪問・通所ともに夜勤がないので、オンオフをしっかり切り替えられます。 生活リズムを崩さずライフワークバランスを充実させることができます。
インタビュー -
介護業界で働く先輩にインタビュー「コミュニケーションの大切さ」
Content(目次) 訪問介護(ホームヘルプ)とは? 未経験者が受講できる研修について 【インタビュー】中野ふれあいサービス 訪問介護員は東京都にどれぐらいいるの? 介護事業所紹介 1.訪問介護(ホームヘルプ)とは? 利用者さんの自宅にホームヘルパーが訪問するサービスで、住み慣れた自宅でサービスを受けたいと思っている方にとっては、生活スタイルを変えることなくサービスが受けられる点に特徴がある訪問介護になります。 介護サービスの形態は大きく3つに分類でき、訪問の他には通所(デイサービスなど)や入所(有料老人ホームなど)があります。 介護業界と⾔っても、そのサービスの種類は様々で厚⽣労働省のホームページに記載されている介護保険で利⽤できるサービスは、26種類54サービスもあるそうです。 訪問介護員のお仕事内容 自力での生活が難しく、日常生活を送る為に人の介助を必要とする(要介護1~5の認定を受けた方)⾼齢者や、障害⽀援区分の認定を受けている障害のある方のご自宅へ訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問し、⾷事‧排泄‧⼊浴などの介護(⾝体介護/身体に直接触れて行う介護)や、掃除‧洗濯‧買い物‧調理などの⽣活の⽀援(⽣活援助/日常生活の家事など)をします。 訪問介護事業所では、身体介護は無資格で行うことはできないので、介護職員初任者研修課程(在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修)以上の受講、修了された方もしくはそれ以上の資格を持っていなければ訪問介護事業所では身体介護は行うことができません。 生活援助は、無資格で行うことができます。生活の支援なら何でもできると思われがちですが、介護保険内でできるものとできないものがあったりします。 生活援助として介護保険内でできないこと ‧直接利⽤者の援助に該当しないサービス (例)利⽤者さんの家族のための家事や来客の対応など ‧⽇常⽣活の援助の範囲を超えるサービス (例)草むしり、ペットの世話、⼤掃除、窓のガラス磨き、正⽉の準備 など なお、上記のような介護保険外のサービスは、利用者さんが掛かった実費を全額負担することになりますが事業所によっては費用は掛かりますが対応しているところもあります。 昨今在宅の⾼齢者のための介護保険サービスの利⽤が増加する中で、 訪問介護員さんは在宅介護サービスの中⼼的担い⼿となって活動しています。 多くの訪問介護員さんは、 介護保険制度、障害者総合⽀援法の指定訪問介護事業所に雇⽤されており、働き方は常勤、⾮常勤があります。 サービスエリアは余り広くなく自転車での移動が基本である為、自分の住まいの近くや生活圏、地元に近い事業所で働いている方が多い印象です。また、シフト制で短時間勤務も可能なので、主婦の方など隙間の時間で働きたい、ダブルワークしたい方も仕事を見つけやすい環境であると思います。 2. 未経験者が受講できる研修について 身体介護ができるようになるには「介護職員初任者研修課程」を修了する必要がありますがこの研修は⾃治体や社会福祉協議会、企業などで⾏われていて未経験でも誰でも受講が可能です。 土日や夜間などに受講できるコースがあったりと仕事をしながら研修を受けられ、週1回通ったとして、おおよそ4か月くらい、早ければ1か月で取得できます。 他にも無資格であっても3年以上の実務経験を積むことで受講できる「実務者研修」というものもありこちらの受講は上位資格である介護福祉士の受験資格となっている点、事業所でサービス責任者となれる点で初任者研修との違いがあります。初任者研修より学ぶことが多く修了までの時間が掛かる点から初任者研修を受けてから受講する方が多いかもしれません。 3.【インタビュー】中野ふれあいサービス ▲ 今回インタビューを受けていただいたのは、訪問介護事業、生活援助、介護タクシー、ふれあいサービス(付添い・見守り・買物代行サービス)を行う、東京都中野区の中野ふれあいサービスの杉本明子さん。 かいチャレスタッフ:介護業界でのお仕事はどんなお仕事からスタートだったのでしょうか? 杉本さん:はじめは利用者さんが60人〜70人ぐらいいる有料老人ホームからでした。新人への仕事の教え方などはそれぞれの事業所によって違うんですけれど、「まずはこれを覚えましょう」と言われたことそれだけをやっていました。次に、また「これを覚えましょう」と言われたら、それだけをやっていくという感じで、最初はこの点と点がどうつながるのかが全くわからなくかったです。それでも、徐々に仕事を覚えていくと、動き方が分かるようになってきました。3ヵ月、4ヵ月はかかったんじゃないかと思います。とにかく、先輩や他のスタッフの動きを観察して覚えていきました。 スタッフの中には、仕事以外でもすごく心遣いができる方もいて、そういう人のことはまねしていきました。「私もこういう風にやっていこう」みたいな感じで。 かいチャレスタッフ:仕事を覚えていく中で、楽しさみたいなものはありましたか? 杉本さん:楽しいというよりも、一生懸命さが勝ってしまっていた感じです(笑) それでも、充実感はあったと思います。楽しいと感じるまでの余裕はなかったんですけれど、今日を無事にすごせたなとか、やれたなとかそういう思いはありました。誰も見ていないところで失敗したときなどは、上司に「こういうことを失敗しました」と言うと、叱られるのではなく、逆にいろいろとアドバイスをいただいたので、失敗したときはまずは相談しにいくようにもしていました。 —— まずは利用者と仲良くなることが大切 かいチャレスタッフ:杉本さんの現在のお仕事内容をお聞かせください。 杉本さん:ここ(中野ふれあいサービス)に入ってまだ、1ヵ月ぐらいで実際の担当のお仕事は無いんです。今は、利用者さんへのあいさつ回りや頼まれたお仕事の内容があるんですが、まずはコミュニケーションを取って利用者さんと仲良くなってくださいと言われました。 なぜかというと、やはり利用者さんが私に話しかけやすいと、いろいろコミュニケーションが取れるようになってくるんです。困ったことや質問を言っていただける環境を作ることが非常に大切なんです。 かいチャレスタッフ:私もとてもお話していて話しやすいですし、杉本さんのお人柄なのかなと思うんですが。 杉本さん:実は、今でも本当に得意じゃなくていつもどこかで緊張してるし、一所懸命しゃべらなきゃって期待に応えなきゃという思いがあって、もうちょっと自然になりたいくらいなんです。 —— 気がついたら自分が皆さんにいただいている 杉本さん:もともと人と接するのが苦手で、その自分の苦手分野を改革してくれたのはこの介護のお仕事だと思っています。 他人と接する上で、自分の好き嫌いや考え方を置いて、その方が主役というか、その方のために何をしたら喜んでくれるのかを考えるということは、事務員だった時代にはなくて、気がついたら自分が皆さんにいただいている、与えられているということに気がつきました。 かいチャレスタッフ:介護のお仕事をはじめるタイミングとして、年齢は関係があるのでしょうか? 杉本さん:もちろん、すべての会社が60歳以上の人を受け入れてくれるというわけではないでしょうけれど、今は人材不足の問題もあって、(年齢に関係が無く)何歳でも比較的お仕事はあるんではないでしょうか。 例えば、普通に正社員雇用だと働く側の体力的な問題も大きいと思います、シフトで日勤、夜勤、早番、遅番とかは無理しない方がいいのではないかと思います。 まずは、日勤だけからスタートできる事業所を選んでみるとか。 あと、姉が70歳になるんですけれど介護職なんですが、二十数年やってきていて、姉を見ていると何歳でもやろうと思えばできるんだと思います。 かいチャレスタッフ:介護職員初任者研修課程は受けておいてよかったと思いますか? 杉本さん:受けておいてよかったです。多少なりともちょっとでも知識があれば、現場に入った時に安心感がありました。 現場によって状況が違うこともあるかもしれませんが、未経験だが頑張ってみようという方はトライした方がよいと思います。 かいチャレスタッフ:お仕事を持続させるためにしていることはありますか? 杉本さん:50代の頃はあまり気にならなかったんですが、60代に入ってからでしょうか。長く働きたいと思ったのもあったので、自分の身体をまず整えなければと思い、夜勤はやめようと決めました。 なるべく日勤帯で働いて、長く続けられるということを意識しています。 かいチャレスタッフ:未経験でこれから、介護業界にチャレンジしてみたい人に何かアドバイスはありますでしょうか? 杉本さん:人間関係でいうと、利用者さんに対しても働くスタッフに対しても、挨拶と観察が大切なような気がします。挨拶は、目を見て話すようにしたり、にっこり笑顔で接するようにしたりすると相手は受け入れてくれると思います。観察というのは、私も最初は不安で不安でたまらなかったですけれど、時期が来るとだんだんと働き方が見えてくるのでそれまで耐えることも必要かもしれませんが、他人がどうしているのかをよく観察して、よいことを真似していくことだと思います。 失敗したことは自分で抱え込まずに、すぐに上司に話してしまうのがいいと思います。 かいチャレスタッフ:素敵なお話、ありがとうございました。 4.訪問介護員は東京都にどれぐらいいるの? 平成27年の国勢調査によると在宅介護員、 在宅ケアワーカー、 訪問介護サービス員、 ホームヘルパーなど訪問介護職についている⼈は東京都には28,850⼈いらっしゃるようです。 現在、訪問介護職の有効求⼈倍率はなんと22.64倍。 明らかに働き手不足であることがわかる反面、他業種より採用に繋がりやすい点が見て取れますし、 事業所にインタビューで訪問していると、本当に異業種からの転職者が多いことを実感しています。 ・就業者数:28,850人(出典:平成27年国勢調査 ・平均年齢:41.9歳(出典:令和3年賃金構造基本統計調査) ・賃金(年収)は374.7万円(出典:令和3年賃金構造基本統計調査) ・有効求人倍率は22.64(ハローワーク求人統計データ | 令和3年) 平均年齢が41.9歳とありますので、インタビューをお受けいただいた杉本さんのおっしゃるとおり、年齢が高いからといって チャレンジができないということはまったくないと言ってよさそうです。 働き方としては、正規の社員、従業員が42.2%、パートタイマーが57.8%を占めています。 自分に合った働き方を実践できるといった意味でも、未経験の人にとっては安心なのではないでしょうか。 5.介護事業所紹介 未経験者大歓迎 資格取得制度あり 女性活躍 年齢不問 事業所名 中野ふれいあいサービス 事業所所在地 〒164-0012 東京都中野区本町1-2-12 最寄り駅 東京メトロ丸の内線 中野坂上駅より徒歩7分都営大江戶線 ⻄新宿五丁目駅より徒歩5分 企業url https://n-arcx.com/ 事業所PR ●完全個人経営、超地域密着型 利用者さんや地域の方々との距離が近く、ふれあいを大切にする事業所です! ●資格取得支援制度あり! 受験費用の一部負担など、資格取得を積極的にサポート! 介護福祉士などの資格を目指して仕事と勉強を両立しやすい環境です! ●自己申告制のシフト制勤務 週に1日、1日3時間勤務など、自由な働き方ができます♪ ●従業員数はアルバイトを含めて7名! 20代〜50代まで、様々な年代のスタッフがいます。 少人数で意 見を言いやすく、成⻑できる職場です! ●利用者様に喜んでいただけるサービスが充実 他の事業所にはない保険適用外のサービスもたくさんあり、こんなサービスがあったら利用者さんに喜んでもらえるかも!と意見を出し合いながら楽しく働いています♪
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